夏の京都・涼なる緑の詩仙堂・丈山寺
詩仙堂・小有洞(しょういどう)の門から参道を眺める PENTAX K-7+SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM 拡大
ちょうど,SIGMA「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」を借りることができたので,PENTX K-7と一緒に,関西方面に旅行に行ってきました。
レンズの概要については,こちら。
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まずは,京都編その1
史跡 詩仙堂丈山寺です。
徳川家康に仕え大坂夏の陣で功名を立てた,江戸時代の武士,石川丈山は,33歳で文人へと転身。隷書,漢詩の大家となり,59歳の時(1641年・寛永18年)に,詩仙堂を造営。丈山は,日本の煎茶の開祖でもあります。中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙の間があることから,「詩仙堂」と呼ばれていますが,現在は,曹洞宗のお寺となっています。
上の写真の小有洞は,ちょうどお昼前くらいだったのですが,門に太陽の光が当たり,その向こうの参道は木漏れ日のみで暗いというちょっと露出の難しい条件でした。結局,Aモードの絞り開放で,中央部重点測光,露出補正を-1.3 EVで撮影しました。
門をくぐると,竹林に囲まれた,参道となる十数段の石段が続きます。
↓
石段を登り切ると少し曲がったところに,もう一つの門が。
老梅関の門拡大
玄関の右脇には,雲形の窓が作られています。
拡大
建物の中は,撮影禁止となっています。嘯月楼のお部屋から,百花を配したという百花塢の眺め。5月頃のサツキの季節にはみごとな景色が眺められるそうです。
中国の詩人三十六人の絵と詩の額が,意外と狭い詩仙堂の欄間の四周に掲げられています。
書院の畳に座って,この庭を眺めているだけで,悠久の時の流れにどっぷりと浸かり,世俗を離れて書に親しみ,詩歌を楽しんだ丈山の心境に,少しだけ近づけたような気持ちになります。熱い夏の京都に来ていることすら,忘れてしまいそうな没入感があります。
建物を出て,庭へと続く道を歩きます。拡大
ここは,森ですか?というくらい,うっそうと生い茂る(手入れは,もちろんされています)草木と苔のむした地面。拡大
詩仙堂は,正確には凹凸窠 (おうとつか) といいます。凹凸窠とは,でこぼこの土地に建てられた住居の意味です。建物や庭園は,山の斜面に沿って作られています。
さんさんと降り注ぐ太陽の光も遮られて,「涼」を楽しむことができます。拡大
添水 (そうず。僧都とも) とも呼ばれる「ししおどし」。静寂な庭に,時折響くカコーン!という音がアクセントになり,耳にも涼しさを届けてくれます。拡大
ししおどしは,もともとは,農夫が猪や雀,鹿などをおどすために考えたものとのこと。
詩仙堂の庭園で,いちばん引き込まれたのが,このエリア。
これは,ぜひ拡大して,ご覧になって下さい。
木の根と幹の曲がり具合,緑と影のトーン,この一枚は,今回の旅行の中でもかなりのお気に入りになりました。SIGMA 「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」の大口径の明るいレンズならではの描写力ではないかと思います。
詩仙堂へは,京都駅からは,バスが便利です。 京都市バスの5・北8・65系統。京都バス18・55系統で,「一乗寺下り松町 (いちじょうじさがりまつちょう) 」で下車,東へ約300m坂道を登ると詩仙堂があります。一日バス券のエリア外になるので,追加料金が発生しますが,京都の有名なポイントを見慣れた人がちょっと時間ができたときに訪れるのには,なかなか趣のある場所ではないかと思います。
次は,「京都の美味しいもの」編です。お楽しみに!
というわけで,
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コメント
こんばんは!
京都欠乏症にかかっていたところに
HAMACHIさんのすばらしい写真と記事を拝見し、
とどめはJR東海のあのCM…。
参りました。
続編、楽しみにしております♪
投稿: ebapi | 2010.08.25 00:11
ebapiさん,コメントありがとうございます。
「京都欠乏症」ってのがあるんですか?
あ,僕も2年も行ってなかったから,行きたくなったのかも。ってことは,症状が出始めている?
このコマーシャル見ると,四季それぞれで訪れてみたくなりますよね。
投稿: HAMACHI! | 2010.08.25 07:52