US OPEN 2010 史上7人目の生涯グランドスラム達成！ラファエル・ナダル

2週間にわたる激戦の中，男子シングルス決勝のアーサーアッシュスタジアムに立ったのは，セルビアの「ノール」（Nole）こと，ノヴァク・ジョコビッチと，スペインの「ラファ」こと，ラファエル・ナダルの二人。

ナダル優勢かと思いきや，ジョコビッチのすさまじい早さのカウンターレシーブや，ワイドに決めるサーブ，予測できないドロップショットなど，観客を魅了するプレーの数々。

ジョコビッチは，2006年に初めて全米オープンで第20のシード権を獲得し，2008年全豪オープンの準決勝でフェデラーを破って，決勝ではツォンガを破って，グランドスラム初優勝。昨年2009年の全米オープンでは，準決勝でフェデラーに負けたジョコビッチは，今年の全米で雪辱を果たした形。でも，あの試合も接戦でした。

ナダルは，ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今年の全豪を途中棄権したあと，2カ月の休養をせざるを得ない状況の中，全仏では全試合ストレート勝ちと復調を見せ，ウィンブルドンでも2度目の優勝

現在世界ランキング1位のナダルを相手に，息を呑んでボール行方を見守るしかない，いつまで続くんだろう？と思わせるような長いラリーは，ほんとに見応えがありました。

雨で1日順延，試合途中にも雨で一時中断と，屋根のないスタジアムを多くの人が呪ったことでありましょうが，さすがは，全米オープン最終試合。決勝にふさわしい熱戦を，しっかりと堪能することができました。

結果は，ナダルが，ジョコビッチ を6-4,5-7,6-4,6-2で破り，アガシ，フェデラーに続いて男子7人目のキャリア（生涯）・グランドスラム（四大大会全制覇）を達成（7人のうち2人は，年間グランドスラム達成者）

おめでとう！ラファ！

女子シングルスは，ディフェンディング・チャンピオンで第２シードでベルギーのクライシュテルスが第７シードのＶズヴォナレワ（ロシア）を，6-2, 6-1のストレートで破り，ヴィーナス・ウィリアムズ以来の大会連覇。

車いすの部は，国枝慎吾が，対戦相手のフランス選手が棄権のため，２年連続３度目の優勝！
すごいなぁ！おめでとうございます！！

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