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PENTAX K-5のカスタムイメージとクロスプロセスで遊んでみたよ。実写レビュー<その2>

みんぽす/WillVii経由でデジタル一眼レフカメラの「PENTAX K-5」をお借りしています。

前回は,実写インプレッションでした。

今回は,カスタムイメージについてみていきます。

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PENTAX K-5には,「鮮やか」,「ナチュラル」,「人物」,「風景」,「雅(MIYABI)」,「ほのか」,「モノトーン」,「リバーサルフィルム」,「銀残し」という,色味,コントラスト,シャープネスなどを変えて,特徴的なモードで撮影ができる機能がついています。

たしかK10Dから,「カスタムイメージ」はあったのですが,K10Dでは,「鮮やか」と「ナチュラル」だけだったような…で,K20Dで,「人物」,「風景」,「雅(MIYABI)」,「モノトーン」と6種類に増えて,K-7では,「ほのか」が追加され,645Dの垂涎の機能だった「リバーサルフィルム」が,途中から,K-7のファームウェアのアップデートで追加されました。

僕自身は,K-7では,「鮮やか」と「リバーサルフィルム」を使うことが多いのですが,K-5は,「ナチュラル」がK-7とはだいぶ傾向が変わっているようなので,カスタムイメージをカスタムして使うようになったりもするのかな?などと考えつつ,夜の新宿で,何枚か撮ってみました。

IMGP1012 custom image function "Natural" ナチュラル
PENTAX K-5 + smc PENTAX-FA 43mm F1.9Limited 誇張のない自然な仕上がり。「ナチュラル」 ホワイトバランス(オート) ISO 400拡大

IMGP1011 Bright 鮮やか
「鮮やか」色のりが良くメリハリのきいた画像。記憶色を再現 拡大 K-7より,若干マゼンタが強い?

IMGP1013 custom image function "Portrait" 人物
夜景だけど「人物」モード(人間の肌を健康的な色合いに仕上げる)で 拡大

IMGP1014 custom image function "Landscape" 風景
「風景」空の青さや木々の緑をより鮮やかに。高い鮮鋭度。 拡大

IMGP1015 custom image function "Vibrant" 雅
「雅(MIYABI)」 青を藍に,赤を朱に。和のテイストと渋みを加えた鮮やかさ。拡大 K-7より,ほんのちょっとだけ黄色が強くなってる?

IMGP1016 custom image function "Muted" ほのか
「ほのか」 彩度は控え目,でも色の芯はしっかり残る。拡大

IMGP1017 custom image function "Bleach Bypass" 銀残し
「銀残し」 低彩度,高コントラスト。粒状感のある古い写真プリントをシミュレート。拡大

IMGP1018 custom image function "Reversal Film" リバーサルフィルム
「リバーサルフィルム」 高彩度と高コントラスト。インパクトのある仕上がり。拡大

IMGP1019 custom image function "Monochrome" モノトーン
「モノトーン」 階調豊かな再現性。フィルターは8種類から選べます。拡大

すべてのカスタムイメージが,このシーンを撮るのに適切だとは思わないのですが,まぁ,比較の写真として見てくださいな。「風景」が「鮮やか」よりも鮮やかだったりするところもあったり,好みとシーンによって使いこなせるようになると楽しいですね。

IMGP1052
カスタムイメージは「ほのか」で撮って,デジタルフィルターで「赤」を抽出,さらに光に☆をつけてみました…なんてことも,けっこう簡単にできちゃいます。出来上がりを想像しつつ,組み合わせを考えるのも面白いですね。

で,色味を変えると言えば,「クロスプロセス」です。
K-7の下位機種になるK-xで初めて採用された機能ですが,かなりこれが面白い!(→K-xのレビュー
もともと,上司にヒミツでつけられた機能だったのが,最終的に認められて…という経緯があったのですが,K-5でも,K-rでも堂々とメインの機能として認められていますね。
クロスプロセスというのは,ポジ(スライド用)で撮影したフィルムをわざとネガフィルム用(プリント用)の現像液で現像して,色合いやコントラストを故意に変化させるフィルムカメラでの現像方法です。それをデジタル的にシミュレートしたのが,「クロスプロセス」モード。乱数を使ってパラメータを決定しているので,偶然性を楽しむための機能ではあるのですが,お気に入りの色味は,登録しておけます。

ま,能書はこれくらいにして,クロスプロセスで撮った写真をいくつか。

IMGP1093 cross process mode
PENTAX K-5 + smc PENTAX-DA 16-45mm F4 ED AL
なんというか,ファンタジック…。拡大

IMGP1089 cross process mode
かなりどぎついSFチックな雰囲気?拡大
これ撮っていると,色の変化,写真の味わいがころころと変わって,楽しいのなんのって!

IMGP1103 cross process mode
映画のワンシーンのようですね。拡大 DA 16-45mmの特徴でもある光芒が出るように,ちょっと絞ってみました。

IMGP1104 cross process mode
ちょっとラスティ(サビ)な感じ?拡大

IMGP1105 cross process mode
クロスプロセスモードは,被写体の材質を誇張するような効果もありそうです。拡大

とういうわけで,次は,K-7ユーザーには,目の毒になりそうなISO感度と画像の仕上がり具合をみていきます…と思ったけど,その前に「ミニチュアモード」でコネタです。

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コメント

こんばんは!
K-5リポート、楽しくかつ禁欲的に拝見しております。
K-7への愛情を絶やさないようにしないといけないのですが、浮気心は正直ありまして。
それくらいK-5の出来栄えは魅力的ですね。

投稿: eba@o | 2010.11.11 01:46

ebapiさん?あれ,eba@oさん?コメントありがとうございます!
K-7ユーザーにとっては,発売からまだ1年しか経ってないところで,買い換えるか,買い増しか,かなり悩むところです。というか,K-5では,K-7でできることは全てできちゃって,それ+高感度,高画質というわけで,ほんとに困ってます(笑)。

投稿: HAMACHI! | 2010.11.13 07:55

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