「SIGMA SD1」のプリントを見てきたよ!
さて,SIGMAは,レンズメーカーではありますが,レンズだけ作っているわけではなくて,カメラメーカーでもあります。
現行製品として,コンパクトデジタルカメラにAPS-Cサイズのセンサーを組み込んだ,DP1x,DP2s,デジタル一眼レフカメラのSD15があります。
DP1x
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」のモノフェローズイベントに参加して書かれています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局)
古くは,フィルムカメラでM42マウントのSIGMA Mark I(1975年),KマウントのSIGMA Sa-1(1984年),SAマウントで1993年のシグマSA-300から2002年のシグマSA-7Nまで,銀塩フィルム用の一眼レフカメラやコンパクトカメラも作っています。
SIGMAのデジタルカメラで特徴的なのは,なんといっても「Foveon」センサー。
この撮像素子は,RGB全色を3層で取り込むことができる画期的なフルカラーイメージセンサーで,シリコンの異なる深さに配置されている3つの層が,センサー表面に近い方から順に青(B),緑(G),赤(R)の光を波長の違いで取り込み,画像を生成するというもの。
他社のカメラで使われているセンサーは,1層構造のベイヤーセンサーと呼ばれているもので,人間の目が反応しやすい緑の素子が50%,青と赤が25%ずつ隣り合わせに並んでいて,赤の素子では緑と青が検知できないため理論的には色の欠けが出るので補正を加えて,画像を生成しています。カラーフィルターがピクセルセンサーの一つの層にモザイク状に配置されているので,偽色が出るという欠点があります。つまり,本当はRGB全色が取り込めていないというわけ。
Foveonセンサーでは,原理的に偽色が発生しない為,ローパスフィルターを必要とせず,光と色の情報を余すことなく取り込むことができるので,立体的で臨場感のある画像が得られるという仕組み。現在のところ,Foveon X3 イメージセンサーはピクセルごとに,赤,緑,青の光を取り込む唯一のイメージセンサーです。
このFoveonはもともとアメリカの会社で作られていたものですが,2008年にSIGMAが買収して子会社となっています。つまり,センサーも内製化できるようになったというわけ。
そして,2010年の9月にドイツのフォトキナで発表されたのが,フラッグシップモデルとなるSIGMA SD1。
このカメラには,センサーサイズ24×16mmの新開発X3ダイレクトイメージセンサーが搭載され,有効画素数は,4,600万画素(4,800×3,200×3層)を実現したというもの。
今回のセミナーでは,このSD1で撮影した画像をプリントしたものを直接見せてもらうことができました。
それがこちらです。
↓
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このリアルさ…。
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女性の肌のキメ,荒れもしっかり。産毛が立って見えます。
拡大
プリントなのに,なぜか立体的に見えるって…。
ため息が出ちゃうでしょ。
シグマSD1,座して待て!
というわけで,
ぜひ,このレビューを「みんぽす」で評価してください。
(「みんぽす」の使い方)
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