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シグマの超広角ズームレンズ「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」で,光都東京・LIGHTOPIA 2010を撮ってみた。

2006年から,ミレナリオの後を継ぐカタチで細々と始まった光都東京・LIGHTOPIA(ライトピア)
いろいろ文句を言いつつも,続けてもらっているので,おかげさまで,毎年違うカメラやレンズで撮らせてもらうことができてます。

2006年

2007年

2008年

2009年

で,今年も初日に行ってきましたよ。


前の年の様子を知っていると,「ありゃぁ,エコってのは,予算削減のことなんだな」と思っちゃいますが,でもやらないよりはマシだし,こうやって写真のネタを提供していただいているのは,ありがたいことだと思えるようになって来ました。

さて,デジタル専用の超広角ズーム超広角ズームレンズ「SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」を,先日のイベントでお借りして,今年のライトピア(12月21日〜)で,早速試してきました。デジイチは,いつものPENTAX K-7。

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」のモノフェローズイベントに参加して書かれています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局) みんぽす

広角ズームのパイオニアであるシグマが満を持して出してきた「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」は,APS-Cサイズデジタル一眼レフカメラ用交換レンズで世界初の8mmをカバーしたデジタル専用超広角ズームレンズです。魚眼レンズではありません。

アンビエント・キャンドルパーク(和田倉噴水公園)12月26日まで
Ambient Candle Park 2010 IMGP0043
ライトボックス 拡大 オリジナルファイル
35mm版換算で12mm!広い!

Ambient Candle Park 2010 IMGP0046
ライトボックス 拡大 オリジナルファイル

望遠端(といっても依然として広角だけど)の16mm(35mm換算で24mm)だと,こんな感じ。

三脚は持ってこなかったので,手持ちです。シャッタースピードを稼ぐためにISOはオート。上の2枚はISO800で撮れていました。フォーカスは,真ん中の噴水に合わせています。「HSM」搭載レンズなので,AFのストレスを感じることはありません。

ちなみにISO200で撮ると,他のシーンですが,こんな感じ。
Ambient Candle Park 2010 IMGP0023
ライトボックス 拡大 
広角端で絞り開放のF4.5で0.8秒。だいぶノイズが少なくなって,すっきりくっきりですね。ああ,K-5だったら…。
というか,三脚持って来いよ,ですね。

僕は,ペンタックスの純正レンズで「DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED[IF]」を持っているのですが,これよりも広い8mmって,想像できなかったのですが,実際に撮ってみると,「超広角」の意味がガーンときますね。
ファインダーをのぞいているだけで,超広角の強烈なパースペクティブにクラクラします。

Kouryu 2010 IMGP0010
光のアート・インスタレーション「光流(こうりゅう)」(〜12月29日まで) ライトボックス 拡大
11mm(35mm換算で16mm) ISO 800 1/6秒

でも,こういった一面のキャンドルとかイルミネーションとかには,けっこう合いますね。さすがに8mmだと,対象が絞りきれずにちょっと難しいけど(笑)。

Ambient Candle Park 2010 IMGP0074
8mm ライトボックス

Ambient Candle Park 2010 IMGP0071
16mm ライトボックス

広角レンズは,狭い場所を広く見えるように写すこともできます。この辺も広角レンズの面白いところ。
建築物などを被写体として頻繁にとるヒトには,あまり歪曲も目立たないし,周辺部まで解像感を保っているので,便利なカメラですね。

「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」を使っていて気がついたのですが,PENTAX K-7との組み合わせだと,8mmで撮影したときのEXIF情報が0mmになっちゃってます。なんとなく気持ち悪いです。

Ambient Candle Park 2010 IMGP0103
16mm ライトボックス

Ambient Candle Park 2010
8mm ライトボックス

もともと,PENTAX初のデジイチistD*を買ったときに,16-45mmを買ったくらいなので,広角大好きなんですよ。で,このSIGMAの8-16mmは,画面に詰め込んでも詰め込んでも,まだ余るってくらい,広い。
構図と被写体の配置をいろいろと考えなくちゃいけませんね。

で,だったら,縦位置ならどうよ!
ってのが,こちら。

Flower Fantasia 2010 IMGP0131
フラワーファンタジア(〜12月29日まで) ライトボックス 拡大
丸ビルのてっぺんから地面まで,何の問題もなく写ってくれます。

ちなみに35mm程度といわれているiPhone3GSで同じ場所から撮ると
Iphone3gs35mm
こんな感じになります。

Flower Fantasia 2010 IMGP0143
8mm ライトボックス

新丸ビルと丸ビルの間のエリアが公開空地として整理されて,東京駅から皇居までずっと見渡せるようになりました。

Flower Fantasia 2010 IMGP0155
8mm ライトボックス
今までのフラワーファンタジアは,丸の内仲通りを使っていたのですが,ここで集中して見られるのは,いいですね。

被写界深度は,超広角であることもあって,わりと深めなので,さくさく撮れます。
が,ちょっと絞った方が,周辺まで画が引き締まるような気もします。

広角で撮る時は,一歩前に出ろとよく言われます。
広い範囲を写したいときに広角レンズを使うのは便利なのですが,どうしても画に締まりが無くなるのと,何を伝えたいのかがわかりにくくなってしまうからです。
だから,例えば,
Flower Fantasia 2010 IMGP0161
ライトボックス
8mmのときは,「縦位置」で,

Flower Fantasia 2010 IMGP0164
ライトボックス
16mmの時は,「横位置」で,なんて使い分けも被写体を中央付近においても,見る人の視線と撮影者の意図がぶれにくいので,イケるかもしれませんね。

センサーからの最短撮影距離は240mm。レンズの全長は105.7mm。なので,周りの情景を写しこみつつ,かなり被写体に寄れます。
見た目の距離感とファインダー越しの距離感がかなり違うので,被写体とごっつんこしないようにご注意を。

そうそう,撮りたいものが大きくて,柵に囲まれてない場合は,ケータイや一般的なコンパクトデジタルカメラで撮る人たちよりも,かなり前に出て撮ることになりますので,「早くそこどけ!」って言われないように,ちょっと気をつけて下さいね。最近気の短いヒトたちが街でも発言力を持ってきているので,くれぐれもご注意を。
さっと撮って,さっと逃げる。
これが,基本です(笑)。

コンパクトデジタルカメラでは,まずここまでの画角は得られないので,デジイチが初めてのヒトでも,楽しく扱えるレンズではないかと思います。広角が欲しくてフィッシュアイを使うよりも,「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」の方が,被写体や構図に悩むことが少ない分,使い勝手は良好だと思います。現在6万円台半ばですが,スペックと写りを考えるとかなりコストパフォーマンスの良いレンズだと思います。

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というわけで,
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