歩留まりが向上するデジタル一眼レフカメラPENTAX K-5 実写レビューその8<まとめ>
高感度が使いたくなるPENTAX K-5 実写レビュー<その1>
PENTAX K-5のカスタムイメージとクロスプロセスで遊んでみたよ。実写レビュー<その2>
PENTAX K-5のミニチュアモードは,K-7より進化していた。実写レビュー<その3>
ペンタックス・K-5 ISO感度別画像サンプル 実写レビュー<その4>
東京ドームシティ"Super Light City 2010" PENTAX K-5 夜景実践編 実写レビュー<その5>
狙った瞬間に撮れる気持ちよさ。PENTAX K-5 実写レビュー<その6>
使える!PENTAX K-5のデジタルフィルタ,いろいろ。実写レビュー<その7>
そして,今回が,いよいよ<まとめ>です。
画像はすべて「撮って出し」のjpegファイルです。
PENTAX K-5 + FA 43mm limited ライトボックス
これまでも書いてきましたが,K-5の画質,もういうことはありません。
APS-Cサイズの撮像センサーを積んだデジタル一眼レフの中でもピカイチなのではないかと。
まぁ,ペンタックスユーザーだからというのはもちろんありますが,K-10D,K-20Dのユーザーであれば,買い換えて十分満足されることは間違いないと思います。
smc PENTAX-DA 16-45mm F4 ED AL ライトボックス
とくに暗いところでのノイズのなさ,解像度の高さには,舌を巻きます。間違いなくK-7より,失敗写真が少なくなりますね。撮ってみようかと思わせるカメラです。コンパクトさ,操作性については,K-7と同等なので,使っていて違和感はありませんでした。ちょっと大人しくなったシャッター音も好み。
上の写真はISO3200です。この位までなら,常用できるのではないでしょうか。もちろん,手ブレを起こしにくい状況なら,ISO400や800辺りで使えば,より高画質にはなりますが,ウェブで見せたり,サービス版程度でプリントするなら,あまり低感度にこだわらなくても良さそうです。
拡張されたダイナミックレンジも,暗いところから明るいところまで,破綻することなく,かなり使えます。
多重露出で遊んでみた一枚 ライトボックス
ゴミ(ステイン?)問題も,買ってみて出たら,ちゃんと対応してもらえる(最近のは検査態勢がより厳しくなっているみたい)のだから,それほど騒ぐこともないんじゃないかと思いますよ。
K-7のノイズ問題も,僕自身はまったく知りませんでした。というか,気にしなかったんですが,騒いでくれた人がいたおかげで,K-5のクリアな画質ができあがったと思えば,PENTAXにとっても,K-5ユーザーにとっても良かったのではないかと思います。
↓
35mm マクロlimited ライトボックス
夜景撮りには,ほんとに気持ちよく撮れるカメラです。
ただし,一回だけ,全くオートフォーカスが上手くいかないときがありました。
それが,この写真。
拡大
いや35mmマクロを遠景になんか使うなよ,という話もありますが,このときは,持って行ったサブのコンパクトデジタルカメラに活躍してもらって,事なきを得ました。暗くて遠い被写体には,もしかして弱いのかな?と思いました。
試しに足下を撮ってみたら,
とてもクリアに写るので,あれはなんだったんでしょうね。
K-5では,コマ間の微妙な構図のズレをカメラが補正する自動位置調整機能(若干画角が狭くなります)が新たに装備されて,手持ちによるHDR撮影が可能になりました。上の写真もそうですが,最大に拡大して細部を確認しても,本当によく写っていることがわかります。エクストラファインシャープネスの使い方,使いどころは,短期間でしたので,よくわからずじまいでしたが,手ぶれ補正機能にもかなり助けてもらいました。
PENTAX K-5には,「鮮やか」,「ナチュラル」,「人物」,「風景」,「雅(MIYABI)」,「ほのか」,「モノトーン」,「リバーサルフィルム」,「銀残し」という,色味,コントラスト,シャープネスなどを変えて,特徴的なモードで撮影ができる機能がついています。渋くも撮れるし,ポップにも撮れる。さらに,デジタルフィルターと組み合わせること,フィルターの重ねがけで,かなりいろいろと遊べるカメラでもあります。
ライトボックス
K-5を手に入れられたのであれば,ぜひリミテッドレンズと組み合わせて使われるといいと思います。初めてペンタックスのカメラを買う方は,レンズキットを使われる方も多いかと思いますが,自分の腕が良くなったんじゃないかと思えるほど,差を感じることができます。35mmのマクロレンズは,最近はずいぶんと値頃感も出てきたので,僕的にはかなりオススメのレンズのひとつ。
K-5は,被写体の質感までも,とてもよく再現してくれるカメラだと思います。
K-5をしばらく使っていて,まだ,K-7も使い切っていないことに気がつきました。なので,まだK-5を買っていませんが,K-7ユーザーは,K-5に買い換えるかどうかまだ悩んでいる人も多いと思います。K−5は,高感度でも問題なく撮れること,連写も7コマ/秒高速とあって,今まで撮れなかった瞬間やシーンをも捉えることができるので,間違いなく歩留まりが向上するカメラです。今まで撮るのに躊躇していたような難しい被写体も,簡単にキレイに撮ってくれます。今まで撮れなかったような暗い所で,綺麗に撮れるところが,K-7に対するK-5のアドバンテージですね。あ,ライブビューのサクサク感も!ただ,機能的にも画質的にも,かなり被るところが多いので,PENTAX(HOYA)に余力があれば,K-7を下取りしてK-5にしてくれるようなアップグレードパスを用意してくれると,飛びつくんですけれどね。そろそろ価格も落ち着いてきたようですし。
まぁ,とにかく,こんなに気に入って,これだけ集中して使ったカメラは過去なかったと思います。あんまり気に入ったので,手元を離れるにあたって,こんなものも作ってみました。
この2枚は,もうK-5を返してしまってから撮ったので,他のカメラで撮った写真です。念のため。
モノフェローズ向けのセミナーには参加できませんでしたが,「トークライブ」の時に,ペンタックスのAさんにお話をしたことが,意外と早く実現されたので(もうその時には決まっていたのかもしれませんけれど),感謝しています。PENTAXとWillViiのスタッフのみなさん,ありがとうございます。またぜひ貸し出しも含めて,ペンタックスのイベントを企画してください。
8回にわたる実写レポート(発表時からの記事を入れると10回かな),読んでいただきありがとうございます。
というわけで,
ぜひ,このレビューを「みんぽす」で評価してください。
(「みんぽす」の使い方)
●有効約1628万画素(高速タイプ)・PRIMEII
●最新高速AF(フォーカス・レリーズ・コマ速優先切替)
●7コマ/秒高速連続撮影
●フルHD動画
●大型高精細3型約92.1万ドット液晶
●防塵防滴/-10℃動作保証
●高感度ISO80-51200
●カスタムイメージ「リバーサルフィルム」「銀残し」搭載
●構図微調整
●自動水平補正
●電子水準器(あおり追加
●自動位置ずれ補正HDR
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