スプラッタ系?!SFアクションムービー「GANTZ」
公開からちょっと時間が経ってしまいましたが,けっこうロングランでやってますね,「GANTZ」。すでに4月23日から,パート2「Perfect Answer」の公開が待っている状態。そのままつながっちゃうのかな。
ホントは,一週間前に観に行こうかと思ってのですが,地震でそれどころではなくなってしまいました。
この連休,遠出を控える人が多いのか,ユナイテッド・シネマ豊洲は,意外と混んでましたよ。
家族が,嵐の大ファンなので,なぜか原作本も3冊ころがっていたので,1冊読んでみました。
集英社 (2011-01-18)
激しいアクション,若い男の子を喜ばすエロテイスト,ユニークな世界観,圧倒的な力とスピードを発揮するスーツと細部まで作り込まれたパワフルな武器,ちょっぴり笑えるところなどなど,かなり魅力的な原作で,1000ページ読むのも,あっという間でした。
さて,映画の方は…,
「あらすじ」
就職活動中の大学生・玄野計(二宮和也)は、地下鉄のホームで幼馴染の加藤勝(松山ケンイチ)を見かける。正義感の強い加藤は、線路上に転落した酔っ払いを助けようとするが、手を貸した玄野と共に進入してきた電車に轢かれてしまう。次の瞬間、二人は見慣れぬマンションの一室にいた。そこには同じように死んだはずの人々が集められ、リビングの中央にはGANTZ<ガンツ>と呼ばれる謎の大きな黒い球が異様な存在感を誇っていた。出ることの許されないその部屋で、GANTZ<ガンツ>は死んだはずの人々に生き残るためのミッションを与える。それは“星人と戦い、そして殺すこと”だった。
(by goo映画)
10年以上続いている連載なので,それを2時間にまとめるのは,かなり大変だとは思いますが,原作のテイストを活かしつつ,はしょったり,混ぜたりしていますね。原作では,玄野,加藤,岸本,小島は高校生で,西は中学生という設定でしたが,映画では玄野と小島は私立大学の学生,加藤は中卒の働くアルバイター,岸本はOL,西は高校生に変更されています。原作をまだ読んでないヒトは,そのまま行く方がいいかも。
松山ケンイチと二宮和也というキャスティングだけでも,かなりヒトが呼べる映画だとは思います。冗長に思えるシーンは,彼らのファンのためなのでしょうね。
でも,もうちょっと圧縮できればスピード感がアップしてよかったのに。
逆に,登場人物,特に玄野の心理描写はもう少し丁寧に描いた方がよかったと思います。
誤解を恐れずに言うなら,日本版のMIBかな。
一度なくした命を,いつの間にか地球(日本?)に潜入してきている星人を倒すことを使命として,再度命を与えられ,訳もわからず生きるか死ぬかの戦いを強いられ,でも,それがまた自分の「役割」として,目覚めていく…というストーリーではあるのですが,まぁ,血や肉や腕や頭が吹き飛ぶ描写は,あまり万人向けではないかもしれません。知っていて行くなら,わりと暗いシーンが多いので,鮮明には見えないようにしているから,大丈夫かも。
ネギ星人と弱っちい名前のわりには,意外と強かったり,田中星人は,田中星児のパロディだったり(ラジカセから流れる曲も彼の曲だし),そのあたりの妙なギャップも面白いですね。
特撮は,違和感ありませんよ。よくできてます。ただ,大きな敵が出てくるシーンは,設定がお寺から博物館に変わっていて,下半分が建物で隠されているので,予算を圧縮するためかなとか余計なことを考えながら見てしまったり,スキャニングされて姿が消えていくシーンは,毎回じゃなくて,音だけだったりと,所々で,「もうちょっとサービスしてよ」と思ったりも。
最後に予告編がついているので,「え?死んだんじゃないの?!」とか,「これは,誰よ?」とか,さらにモヤモヤしちゃうのは,テレビ的かなぁ。
ハラハラドキドキの131分。
すでに家にいろいろと関連資料(!)がたくさんあったので,パンフレットは購入しませんでした。
65点。
オリジナル展開の「PERFECT ANSWER」に期待!
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