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鰻の老舗が積み重ねてきたもの。南千住「尾花」

ウナギには,目がありません。
いや,僕の話です。

毎日ウナギの蒲焼きでもいいくらい,ウナギ,大好きです。

で,最近は,仕事で北千住をよく使うので,帰りにちょっと足を伸ばして,久しぶりにウナギの名店「尾花」に行ってきました。過去の記事

先日小田原・箱根に行った帰りのロマンスカーで,「ウナギ」の話題になってから,頭からウナギが離れなくなってしまったのもありました。

北千住から,一駅だからちょっと歩いてみようと思ったら,間に川があることを忘れていて,30分ほど歩くことになってしまいました。まぁ,ちょうどいい具合にお腹をすかせることができたので,ま,いっか。

Obanaentrance

お店を入ると,右側にお稲荷さん。
3人ほど待っているお客さんがいました。
さすがに夏の土用の丑の日の行列のようなことはありません。

並んでいる順に,店内へと案内されます。

Obana
RICOH GXR A12 50mm

1人で来ているお客さんは,僕くらいなもの。
大広間の一番奥のテーブルに。

鰻重は3000円,3500円,4000円の三種類。
ウナギのお店って,料金の違いは,大きさの違いというのは,常識なんでしょうけれど,たぶん「違いはなんですか?」という質問が毎日くり返されているはずなのに,メニューには,料金のみの表示。ちょっと突き放されている感じを受けるのは,僕だけでしょうか。

今回は,3500円の鰻重と肝吸い350円を注文。
「追加はできませんよ」と念を押されて,待つこと30分ほど。

数人でこのお店に来るときは,うざくや焼き鳥でビール…なんてのが,待ち時間の定番なのだと思いますが,今日は,鰻重のみで,我慢,我慢。

待っている間は,店員さんがたまにお茶を入れに来てくれるくらいで,こういう老舗の名店は,放っとかれ具合も,僕にはちょうどいいんです。
僕がお店に入った時間が遅かったためか,お客さんもだんだん少なくなっていき,ウナギが出てくるまでにラストオーダーの確認。いや,まだ何も食べてないんですけれど(笑)。

「間もなく参ります」と出てきたのが,
pickled vegetables
この漬け物。
実に,フォトジェニックではありませんか。
キュウリにちょんとついたお醤油。見た目と味のバランス,計算されているんだろうなぁと思います。

で,さらに待つこと数分。

やってきました,本日の鰻重。

Grilled eel on rice (unaju) @Obana

お重で出てくるのかと思ったら,鰻丼みたいな感じですね。どうやら料金によって容器も変わるようです。
この照り具合,たまりません。
ご飯は少なめ,甘すぎないたれ,ウナギはふっくらやわらかで,熱々。

丼なので,一気にガツガツ行きたいところですが,職人さんが丹精を込めて作り上げた一品ですから,ゆったりと頂きます。

kimosui
肝吸いも,鰻重の味を邪魔することなく薄口でシンプルなもの。

食べていて思ったのですが,すべて計算されているんだろうなと。

店員さんの動き,職人さんの技,鰻重の味付け(後からたれの追加なんてできませんから),焼きと蒸らし…。
ラーメン屋にあるような「ブレ」なんて一切ないんでしょうね。
いつ行っても,同じ感激が味わえるように,このお店が積み重ねてきた経験に基づく,綿密な計算。

すべてがちょうどいいようになっているんですよね。

多少観光地化していることは否めませんが,相変わらず,尾花は,すごいなぁと思いました。

ごちそうさまでした。

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コメント

今晩は
僕はうなぎが大好物です
けどうなぎの皮が大嫌いです
だから箸で皮を取っています

僕は変人ですか?
教えてください

投稿: やまもっち | 2011.06.03 19:17

鰻たべたくなるな~
今度行ってみます!

投稿: Neko | 2011.06.05 17:09

やまもっちさん,変人ではないですよ。
でも,全部食べる僕としては,もったいないとは思います。

Nekoさん,ぜひぜひ。
でも,埼玉にはもっとたくさん名店があるような気も…。
小島屋とかも,大満足なお店かも。

投稿: HAMACHI! | 2011.06.05 22:05

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