世界最小・最軽量なデジタル一眼PENTAX Q開発機による実写レビュー屋外編とまとめ
世界一小さくて軽い,レンズ交換式のデジタルカメラ,PENTAX Qのみんぽす・モノフェローズにカスタマイズされた体験イベントに行ってきました。
→驚きの開発秘話は,こちら
→PENTAX Qで撮影した物撮りサンプル写真は,こちら
→発表時の記事
→新宿の体験イベントのインプレッション
本記事に掲載された写真は,現在のところまだ,PENTAX Qの画質評価をする段階ではありません。実写画像は,WillVii株式会社みんぽす運営事務局側で,IrfanView 32 日本語版で,ピクセル縮小 80%,JPEG 画質 95,re-sample 処理(2-pass 圧縮)したもので,いわゆる「撮って出しJPEG」ではありませんのでご留意下さい。撮影したカメラ名は,それぞれの写真の下につけてあります。画質や操作性,機能は,これから発売までの間に,かなりブラッシュアップしていきます。詳細な評価記事やオリジナル写真の作例は,しかるべき時期に公式に出てくると思われます
「さささん」
Blog「ささとれれ。のブログ」
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「土岐真衣子さん」
Blog『どぢまいこぅ』
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モデルさんお二人には,暑いのにもかかわらず,終始にこやかで,モノフェローズのみんなを癒してくれました。ペンタックスの屋上は,ほんとリゾートかと(笑。ありがとうございます。
PENTAX Qのファームウェアは, Ver 0.30でした。 あんまり現時点では評価の対象にしちゃまずいかなと思いつつも,最大に拡大したときの,土岐さんの左目のまつげに注目して下さいませ。これ,1/2.3インチセンサーのコンパクトデジタルカメラの写りを遙かに越えていますよね。明るい高性能単焦点レンズ「01 STANDARD PRIME」と最適化されつつある画像処理エンジンのなせる技なのでしょうか。
↓
続いて,モードダイヤルをBC(ボケコントロール)に合わせて撮影。
PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME
ボケ…というよりは,合焦している以外の部分(の選択のされ方が多少不自然ですが)を,ソフトフォーカスにした感じでしょうか。
PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME
これなんかは,かなり意図した通りに,イメージができあがっています。
夢の中でもいいから,こんな風に微笑みかけてほしいですよね(すみません。かなり私情が入ってます)。
「BC」モードは,ピント位置や被写体との距離などをカメラが判断し,前後をぼかした写真に仕上げます。
できれば,将来的に背面液晶でタッチフォーカス,タッチレリーズができるようになって,指定した部分以外をぼかせるようになると,撮影者の満足度も高くなるんだけどな。
ペンタックスは,随分昔からコンパクトの方では,タッチ式の液晶使っているんですよ。お話を聞いたところでは,多少厚みが出てしまうようですけれど,ライブビューで撮影する時は,一眼レフでもミラーレスでも,タッチ式の方が,フレーミングとフォーカスのバランスを取りやすいと思っています。ぜひ,検討して下さい。
決定的な瞬間を逃したくないときは,連写ですね。
パラソルの下でのショット,影でのショットと,明暗差が大きくカメラにとっては,やや厳しい条件だったのか,全体に暗めに仕上がりました。一応,あまり暗くなりすぎるのがイヤだったので,露出補正を+0.7 EV,AFを顔認識に設定していたのですが,ダイナミックレンジの拡大や,スポットでの露出に切り替えた方が良かったのかな。
こっちのほうが,適正露出に近い感じかな。
たぶんこの辺は,発売までになんとかなるのかも。
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM
この日は,あんまり天気が良すぎて,僕らもそうですが,モデルさんも,目を開けているのがツラい状況でした。レフ板もスタッフの方があててくれていたのですが,どうしても,顔に強い陰影ができてしまいます。直射日光の当たる環境でも,ポートレートをサクサク撮れるようになりたいなぁ…。じゃなきゃ,カメラに頼るか…。
エフェクトで,デジタルレフ板モードなんてあるといいですよね。
現時点でのレンズのラインナップから選ぶとしたらポートレート向きなのは,
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOMの組み合わせかな。最短撮影距離は30cm。
さて,02 STANDARD ZOOMは,35mm判換算で27.5-83mm相当の標準ズームレンズでF2.8-4.5。
広角から中望遠をカバーしてくれます。
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM 広角端27.5mm
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM 望遠端83mm
100mm〜300mm相当の望遠ズームもSTANDARDシリーズで欲しいですね。
欲を言えば,500mm位までのが!
スポーツ観戦用に28-500mmなんて,出ないかな。(←これだから素人は…という声が聞こえてきそう)
いや,Kシリーズのデジタル一眼レフ用にでも,出たら欲しいですよ。
そして,こちらがミニチュアモード。
Kのミニチュアモードよりも,よりミニチュアに見えるような気がします。
ちょうどいいアングルだったのかもしれませんけれどね。
デジタルフィルターには,撮影時にかけられるものと,再生時にかけられるものがあります。
ミニチュアモードは,再生時のみになります。
このオリジナル画像に対して,再生時にデジタルフィルターをかけてみたものをいくつか。
デジタルフィルターだけでも,トイカメラのような効果を楽しむことはできるのですが,レンズを交換すると,さらにバリエーションが広がります。
魚の目は,面白いねー!
ペットの顔に,寄り寄りでも,相当楽しめそうです。
そうそう,若代さんが力を入れた「スマートエフェクト」もちょっとだけ試してみました。
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM
Auto110モードです。コントラストと彩度を強くして,ちょっとレトロな仕上がりの写真にします。
デジタルフィルターやスマートエフェクトは,オフィシャルサイトでシミュレーターが用意されています。
ただ,これだけ,PENTAX Qが,デジタル一眼レフ以上のデジタルフィルターやエフェクトの設定ができると,使いこなせるようになるまでが大変そうです。ターゲットとするユーザーは,ここまで入り込んでくれるかなぁ…。と,余計な心配も。自由度が高い設定は,かえって混乱の元にもなりそうなので,エフェクト系はもう少し使いやすく統合しつつ,せっかくのクイックダイヤルが活かせるようにした方がいいなと思いました。
ペンタックスのスタッフは,ユーザーの生の声を,すべてダイレクトに聞いているそうです。
誰かがまとめたデータを見ているのではなくて,たとえばアンケート用紙だったら,そのアンケート用紙そのものを見ているそうです。時間がいくらあっても足りなそうですが,こんなにユーザーの方を向いているメーカー,ありませんよね。だから,今回のモノフェローズ向けセミナーも,こんな形で実現したのではないかと思います。
何かあれば,カスタマーサービスにいつでもご連絡下さい。とのこと。
みなさんの声は,確実に,ペンタックスの中の人に届きます。
ただ,心配なのは,声の大きいヒトの意見ばかり届いちゃって,変な方向に行ってしまわないかなぁということ。だって,ペンタックスの人たち,かなりマニアックなヒトが多そうなので(笑)。
声なき声を拾えるような仕組みもあったらいいのにとは,思いました。
意見を言ってくれるようなヒトは,実際には少数派ですからね。みんながそう思ってるかどうかは別の話。
で,たぶんブロガーも(笑)。
でも,ほんとペンタックスの人たちは,フレンドリーで,自分の製品に誇りを持っているのが伝わってきます。例えば,十分光のある条件で低感度だったら,K-5よりK-7の方がいいですよとか,前川さん,言っちゃうんだもん。ほんと,ざっくばらんで肩肘の張らない,楽しくて将来も期待できそうなお話がたくさん聞けました。
この記事はペンタックスファンのブロガー目線で書かれた,現時点でのインプレッションです。
大手メディアを差し置いて…というつもりは全くありませんが,開発途中の機材で撮影し画像公開をするという,このような機会を与えてくれてたペンタックスとWillViiのスタッフのみなさんに深く感謝します。
ご理解とご支援いただき,ありがとうございます。
『 PENTAX Q 発売記念キャンペーン 』やってます。
発売日前日まで,キャンペーン期間中に対象商品を予約したヒトに,もれなくPENTAX Q のロゴ入りラッピングクロスをプレゼント。
PENTAX Qは,PENTAX-01 STANDARD PRIMEがついているレンズキットが8月31日発売です。
PENTAX-01 STANDARD PRIME,PENTAX-02 STANDARD ZOOMのダブルレンズキットは,9月中旬とのこと。
というわけで,
ぜひ,このレビューを「みんぽす」で評価してください。
(「みんぽす」の使い方)
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