« 「Qマウント」を長持ちマウントに!PENTAX Q 開発秘話と実写画像 | トップページ | 世界最小・最軽量なデジタル一眼PENTAX Q開発機による実写レビュー屋外編とまとめ »

小さい一眼「PENTAX Q」で撮ってみた。試作機バージョン実写レビュー室内編

PENTAX Q skeleton white-02
PENTAX K-7 35mm

PENTAXから発表された世界一軽量で小さいデジタル一眼カメラを,永田町の事業部で,お話を聞きつつ,実際に撮影して,撮った画像を圧縮した上で,持ち帰ることを許してもらいました。

驚きの開発秘話は,こちら

PENTAX Q Monofellows review

14451-275-231913

本記事に掲載された写真は,現在のところまだ,PENTAX Qの画質評価をする段階ではありません。実写画像は,WillVii株式会社みんぽす運営事務局側で,IrfanView 32 日本語版で,ピクセル縮小 80%,JPEG 画質 95,re-sample 処理(2-pass 圧縮)したもので,いわゆる「撮って出しJPEG」ではありませんのでご留意下さい。

撮影したカメラ名は,それぞれの写真の下につけてあります。画質や操作性,機能は,これから発売までの間に,かなりブラッシュアップしていきます。本記事についても,現時点でのインプレッションであることをお含み置き下さい。

PENTAX Q size comparison
PENTAX K-7
自前のiPhoneとOptio WG-1 GPS と Qとのサイズ比較。
こうなると,胸ポケットにスルッと入れられるパンケーキレンズも欲しいですね。

というわけで,PENTAXが,Qで目指したのは,圧倒的に小型で軽量な一眼カメラ。しかも,レンズ交換と撮影の楽しさ,そして画質の良さをないがしろにしないこと。

PENTAXの一眼レフカメラK-5やK-rにも採用されているボディ内手ぶれ補正機能,超音波ダストリムーバル,PENTAXお得意の高感度でノイズレスな特性も,こんなに小さなQに,ちゃんと搭載されています。

PENTAX Q skeleton white
PENTAX K-7 35mm

このスケルトンな「Q」,実はちゃんと機能します。
なんだかシースルーで中にぎっしり詰まったメカや基板を見ると,わくわくしてきませんか?
写りに問題なければ,内部に必要の無いLEDをチカチカさせる機能を追加した上で,ぜひ,カラバリの一環として出して欲しいなと。

一眼の楽しさは,画質がコンパクトデジタルカメラよりも優れていること,レンズ交換ができることの他に,「撮影設定を自由に変更できる」こと,「個性的な写真が撮れる」ことが,一眼カメラ購入検討者へのアンケートから,ペンタックスへと伝わってきました。

そこで,Qに新たに採用されたのが,「スマートエフェクト」とそれをコントロールする「クイックダイヤル」。
スマートエフェクトは,ライブビューを見ながら瞬時に写真のキャラクターを変える事ができる機能です。

PENTAXの一眼レフに搭載されている,鮮やか,ナチュラル,人物,風景,雅,ほのか,銀残し,リバーサルフィルム,モノトーン,クロスプロセスに,さらにポップチューンが加わったカスタムイメージに加えて,「スマートエフェクト」では,極彩,ソリッドモノカラー,Auto110,クロスプロセス,さくらほのか,ドラマチックアート,ハードモノクローム,水彩画,あでみやび,という効果が楽しめるようになっています。
そして,デジタルフィルターが,トイカメラ,ハイコントラスト,シェーディング,スリム,HDR,ネガポジ反転,色抽出,カラー,水彩画,ポスタリゼーション,フィッシュアイ,再生時のデジタルフィルターに,モノトーン,レトロ,ソフト,デッサン,ミニチュア,フレーム,トゥインクル,ベースメイクが追加されるので,もうホントに写真を,気の済むまでいじり倒せます。

デジタルフィルターを邪道だとして嫌うヒトも,フィルムからカメラに親しんでいるヒトの中にはたくさんいらっしゃるのですが,まぁ,そんな頭の硬いヒトは,ほっといて,写真を楽しんじゃいましょうよ。
でも,露出の多彩なシーンモードまで加えると,たぶん1年間使い続けても,使わないエフェクトがありそうですね(笑)。

で,そんな説明もなく(時間が無いので),それぞれにレンズ付きのQが渡され,撮影タイムとなりました。

まず,僕は「物撮りの小部屋」へ。

IMGP0265
PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME
「01 STANDARD PRIME」は,焦点距離が,8.5mm(35mm判換算 47mm相当)で,レンズの明るさがF1.9という,スナップや風景撮影に便利で高性能な単焦点レンズです。
ここには出せませんが,こっそりMTF曲線も見せてもらいました。周辺までしっかり解像しているのは,なんとなくわかりました。ま,実際の写真の写りはMTF曲線だけでは決まらないようですけれど。

IMGP0264
PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME

前ボケも十分だし,「BC(ボケコントロール)」要らないんじゃない?ってくらい,01番は,キレよく,ふわっとボケてくれます。レンズの厚みは,22.6mm。まずまずの薄さです。最短撮影距離は,センサー面から20cm。でも,やっぱり10cm位まで近づける単焦点マクロレンズも欲しいですね。それも35ミリフィルムカメラ換算で50mmと100mm程度の2本。

IMGP0267
PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME

もうちょっと被写体に近づきたかったので,
IMGP0272
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM にレンズを付け替えてみました。
02 STANDARD ZOOMは,ポートレートをはじめ,遠くの風景や近くの小物まで,さまざまな被写体に対応できる標準3倍ズームで,焦点距離は,5~15mm(35mm判換算 27.5mm~83mm相当)で,開放絞りは,F2.8~F4.5。

この辺りで,トイレンズの方も,試してみましょう。

IMGP0279
PENTAX Q + 03 FISH EYE 
ワイドすぎて,舞台裏まで見えてしまいました。

IMGP0274
PENTAX Q + 04 TOY LENS WIDE

IMGP0282
PENTAX Q + 05 TOY LENS TELEPHOTO

3,4,5の「ユニークレンズシリーズ」は,レンズの価格も抑えられていて,安っぽいのかなと思ったら,そんなことはなくて,写りもまずまずではないですか。このレンズ達を使えば,個性的な写真を撮れるようになりますね。ただし,このレンズ達は,マニュアルフォーカス・レンズシャッターなし・絞り固定となります。

PENTAX Q popup flash
Optio WG-1 GPS

内蔵ストロボは,こんな感じにポップアップします。ユニークですね。ポップアップさせなくてもフラッシュさせることは可能なのですが,02 STANDARD ZOOMを一番伸ばしたときに,レンズの影が写ってしまう「ケラレ」が出てしまうので,その時だけは,ポップアップさせた方がいいようです。

さて,室内での「物撮り」は,これくらいにして,暑いですが外に出てみましょう。
IMGP0368
PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME
永田町のこのあたりに来ると屋上の「PENTAXロゴ」のついた看板,目につきますよね。
間近に見ることができて,ちょっと感動。

モデルさんお二人も,暑い屋上で待っていてくれました!

IMGP0384
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM
「土岐真衣子さん」
Blog『どぢまいこぅ
Twitter

IMGP0374
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM
「さささん」
Blog「ささとれれ。のブログ
Twitter

ちょっと長くなってきたので,今日はこの辺で。
明日は,いろいろと設定を変えて撮ったものをご覧に入れられると思います

PENTAX Qは,レンズキットが8月31日発売です。
どちらの色にしますか?

Yahoo!ブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録

このエントリーをはてなブックマークに追加

というわけで,
ぜひ,このレビューを「みんぽす」で評価してください。
「みんぽす」の使い方

14451-275-231913

購入後のレポートは,こちらから

- 「まわりぶろぐ」トップページに戻る -

PENTAX Q ダブルレンズキットの価格・在庫・ショップ検索(楽天)
「PENTAX Q」の価格・在庫・ショップ検索(楽天)
PENTAX デジタル一眼カメラ Q レンズキット ホワイト PENTAXQLKWH(amazon)
PENTAX デジタル一眼カメラ Q レンズキット ブラック PENTAXQLKBK(amazon)

PENTAX デジタル一眼カメラ Q ダブルレンズキット ホワイト PENTAXQWLKWH(amazon)
PENTAX デジタル一眼カメラ Q ダブルレンズキット ブラック PENTAXQWLKBK(amazon)

|

« 「Qマウント」を長持ちマウントに!PENTAX Q 開発秘話と実写画像 | トップページ | 世界最小・最軽量なデジタル一眼PENTAX Q開発機による実写レビュー屋外編とまとめ »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

PENTAX」カテゴリの記事

PENTAX Q」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小さい一眼「PENTAX Q」で撮ってみた。試作機バージョン実写レビュー室内編:

« 「Qマウント」を長持ちマウントに!PENTAX Q 開発秘話と実写画像 | トップページ | 世界最小・最軽量なデジタル一眼PENTAX Q開発機による実写レビュー屋外編とまとめ »