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子どもが主人公でも手を抜かない良質のエンターテイメント。「SUPER8/スーパーエイト」

予告編だけのイメージで,観に行ってきました。「SUPER8/スーパーエイト」。

Super8

「何か」が出てくるんだろうなというところまでは,予告編でわかります。
子ども達が活躍するところは,「グーニーズ」や「スタンド・バイ・ミー」(え?古い?!)あたりの雰囲気かな,でも得体の知れないものが出てくるであろうところは,ちょっとスティーブン・キング的だったり,でも,夜,「何か」と出会うところは,「未知との遭遇」,「ET]あたりに近いのかな…なんて思いながら,劇場内へ。

設定は,1979年だそうです。
主人公達が集まったときにノリノリで歌う「My Sharona」も,1979年のスマッシュヒット。
えー?!そんな昔なんだ。
たぶん,この時代に,青春時代を過ごしたおじさん,おばさんは,甘酸っぱい気持ちでこの映画を見られると思います。中高生でも楽しめる映画ですが,けっして少年少女向けのおこちゃま映画ってわけでもありません。
思い起こしてみると,僕もこの年に,アメリカで1カ月夏を過ごしていました。なので,まさに,あんな感じの住宅街を見ると,今でも心がほっこりします。

と思いきや,ホラーテイストなところもあるので,心臓が2回くらいびくっとしますよ。
ご注意を。

「Super-8」というのは,コダック社の8ミリフィルムの規格。
ええ,そういえばあの頃,僕も同級生達と映画作ってましたよ。で,コンテストに応募したりして…。
どこいっちゃったかな,あのフィルム…(遠い目)。

オハイオの小さな町で保安官の父と暮らす少年ジョー(ジョエル・コートニー)は、ある夜、仲間たち5人と家を抜け出し、8ミリ映画の撮影に出かける。だが、その撮影中に偶然、米軍の貨物列車の大事故に遭遇。アメリカが絶対に秘密にしなければいけない、“何か”を撮影してしまう。それは実は、アメリカ政府の指示によって秘密軍事施設“エリア51”から“何か”を輸送する途中だったのだ。少年たちが事故現場に落とした8ミリフィルムの空き箱を発見した米軍は、極秘情報が何者かに目撃されたと判断して町中の捜索を開始する。やがて、町では不可解な出来事が連続して発生。犬たちが一斉に消え、9人が行方不明……。さらに、事故現場から持ち帰った白い謎のキューブが不思議な動きを始め、全てを目撃した少年たちは、真実を探しに行くことを決断する……。 あらすじ(by goo映画)

夜中に家をこっそり抜け出して…とか,自転車こいで疾走…とか,親の言うことに反発して…とか,ロミオとジュリエット…とか,子どもの頃のちょっとした冒険や経験,ワクワクしますよね。
映画としては,SFアドベンチャー+ホラーなのですが,親子の物語だったり,友情の物語だったり,恋の物語だったり,その他の部分もまったく手を抜いていません。説教臭くないのもいいですね。

監督・脚本・製作はJ・J・エイブラムス。スティーヴン・スピルバーグがプロデューサーとして参加しています。

主人公のジョー・ラム役のジョエル・コートニー,ヒロインでアリス・デイナード役のエル・ファニング,どちらも若いながら,しっかりした演技力を持つ俳優さんですね。エル・ファニングは,少女っぽくみえたり,自主製作映画の撮影中は,卓越した表情を見せる大人だったり,ゾンビメイクでは笑いをとりつつジョーへの愛情をちらりと見せたりと,将来もとても楽しみです。萌えるツンデレぶりにご注目を。え?13歳?!お姉さんがあのダコタ・ファニングなんですね。

この後,ハリポタやトランスフォーマー,カーズなど,夏休みの大作が続く前に,見ておいても損はない映画です。
一人でも,カップルでもオススメ。

で,この映画くらい,エンドロールのクレジットが見られないであろう映画はないでしょうね。
かなり笑えます。必見。終わるまで立っちゃダメよ。
ほんわかした気持ちで,シアターを出ました。

パンフレットは,ちょっと迷ったけど,エイリアンが出てこなかったらDVDのために買ってたかも(←なんだそれ?!)。

85点。

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