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「イェッペ・ハイン・360゜」金沢21世紀美術館に行ってきました。

先週末,ちょっと思い立って,金沢21世紀美術館に行ってきました。

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PENTAX K-7 + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM


以前から,気になっていた美術館ではあったのですが,8月31日まで開催しているイェッペ・ハインのユーモアあふれるインスタレーション作品「360゜」が,「この美術館で」見られるという機会を逃すのが,ちょっともったいない気がして,出かけてきました。

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この美術館は,館内は,基本的に写真撮影禁止。
これに関しては,とてもスタッフの方がピリピリしているのを感じます。

なので,この記事では,この展覧会の作品を写したものはありません。

イェッペ・ハインは,デンマークの若手クリエーターで,観客の動きに反応するアートや,空間がぐらつくような体験,観客同士の間にコミュニケーションを生み出す,ユーモラスで茶目っ気のある作品を制作しています。

彼は,金沢21世紀美術のコンセプトや建築にかなり惹かれて,今回の展示を決めたとのこと。
今回の360゜も,参加体験型の展覧会です。

その場にいながらにして,見えないはずの部分が見える「回転するピラミッドII」,
自転車をこぐとサーカス小屋のようなパビリオンを形取った電球のラインが開くけれど,こいでいるヒトは,それが見えない「光のパビリオン」(まさに,観客同士の間にコミュニケーションを生み出す作品),
知らなければ作品であることすら気がつかない「見えない動く壁」,そしてこの壁と同じ部屋に展示されているシンプルだけど奥が深い「回転する正方形II」,
赤外線送受装置を使って広い部屋に見えない日替わりの壁を作った「見えない迷宮」,
観客が近づくとネオン管の光の変化が止まり現代アートへのちょっとアイロニーな「変化するネオン彫刻」,
白く広い部屋に置かれた「籠と鏡」,その壁には「360°ギャラリー、 金沢21世紀美術館」の写真,
しばらく見ているとどっちが動いているのか誰がどこにいるのかわからなくなる「回転する迷宮」,
金沢21世紀美術館のスタッフが鏡を使ってアルファベットとメッセージを作り出した「映してください/ 考えてください、 金沢21世紀美術館」

コミュニケーションや,「囚われ」について,刺激される展示でした
たしかに,この「金沢21世紀美術」でやることに意義のある展覧会ですね。

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同時に開催されている「Inner Voices - 内なる声」は,塩田千春さんの作品が圧巻。
まぁ,どう感じるかは別として。
僕自身,新潟越後のトリエンナーレで,彼女の作品を観てから,ずっと気になっているアーティストの1人です。

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レアンドロ・エルリッヒのスィミングプール。

これがこの美術館で,たぶん,一番有名な展示。
プールのように見えて,プールではありません。
中に泳いでない人たちがたくさん。

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円形の美術館の建物のほぼ中央にこのプールは置かれています。
実際は,透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけなのです。

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でも,凝ってるなぁ…と思ったのは,中に入ったとき。

ちゃんとプールらしく,手前と奥で深さが違うんですよ。

で,僕的に嬉しかったのは,「ブルー・プラネット・スカイ」
ジェームズ・タレルの作品です。
やっぱり天井に四角い穴が(笑)。

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この日は,生憎の空模様だったので,青空は観られず。
またの機会に,ね。

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「イェッペ・ハイン 360°」は,8月31日まで。

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