報道の自由度と「国境なき記者団」
「報道の自由度 日本、22位に後退」(msn 産経ニュース)国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は25日、世界179カ国・地域を対象にした「報道の自由度ランキング(Press Freedom Index)」を発表した。
日本は前年の11位から22位に後退した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で過剰な報道規制が行われ、「報道の多元性が制限された」としている。
「国境なき記者団(Reporters Sans Frontières,Reporters Without Borders」は,WikiLeaksに対する各国の圧力や攻撃に対して非難声明を出したり,世界で報道活動に関連して殺害されたジャーナリストの数を発表したりと,最近ニュースでもよく見かけるようになってきました。
国境なき記者団は,言論や報道の自由の擁護を目的とした,ジャーナリストによる非政府組織で,その活動が始まったのが1985年のパリ。日本の記者クラブ制度を,外国人ジャーナリストやフリージャーナリストによる情報のアクセスが妨げられており,「排他的で報道の自由を阻害している」と強く批判していることでも知られています。
今回の『世界報道自由ランキング』は,2002年から始まったので,今回が10年目。
今年も一位の国は,フィンランドとノルウェイ。3位はエストニアとオランダ。5位オーストリアと,ヨーロッパ諸国が続きます。
自由の国,アメリカは?というと47位。ウォール街の占拠の件でだいぶランクを落としたようです。
オーストラリアは,30位,イギリスは,28位。
最下位の179位は,エリトリア,北朝鮮は,178位,中国は,174位。
「lost contact with reality」という言葉が,この『世界報道自由ランキング』で出てきていますが,日本は,意外と報道の自由度がある方なんだなぁ…と思うか,まだまだ本当のことを知る状況にはないんだなぁ…と思うか,ま,相対的に見れば,ランクは落ちたとは言え,インターネットが自由に使える分,知ろうと思えば,ある程度情報を探すことはできるので,まだマシなのかもしれません。もちろん,日常生活に必要な情報やニュースを報道から知ることは多いのですが,メディアの偏向,規制があることがわかっていれば,インターネットを併用することで,ある程度バランスをとることができるのではないかと思います。
海外のニュースを読むのは,ちょっと大変というヒトは,意外とFlickrが便利です。
キーワードを入れれば,そのニュースが編集される前の「生」に近い写真が見られたりします。
受動的に一般的な報道だけを鵜呑みにするのは,偏向があることすら気がつけなかったりするので,報道されなかった事柄を探したり,報道機関によるニュースの差から,「報道」の「裏」が読めるようになると,いいですね。
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