GPSログをとりながら,ダヴ湖サーキットを一周してみた。Canon PowerShot S100実写
さて,腹ごなしの散歩もできたことですし,いよいよ本番の「クレイドル山/セント・クレア湖国立公園」内へ立ち入ってみましょう。
ホテルからは,ちょっと戻るカタチになるのですが,ビジターセンターに寄って,入園パスを購入します。
大人$16.50 子どもは半額の$8:25。2人の大人と3人までの子どものファミリーパスは$41.25
2カ月有効のパスなども用意されています。
ビジターセンターには,もう一つ”Explore Cradle"というガイド付きのツアーバスも出ています。所要時間は1時間半。
ただし,通常の入園パスには,ダヴ湖までのシャトルバスの料金も含まれているので,英語が特別上手なヒトでなければ,"Explore Cradle"に参加するメリットはないと思います。が,一応料金は大人$15,子ども$10。
実際に,シャトルバスの行きの運転手さんは,見どころとかもおしゃべりしながら,運転してくれるので,通常のパスで十分だったように思います。ビジターセンターから,シャトルバスは,10分おき程度でバンバン出ています。が,行列ができていて,お客さんの数も多いのと,バスもそれ程大きなバスではないので,3台ほどやりすごして,僕らも乗ることができました。
パスといっても,もらえるのは,レシートだけ。
これをバスの運転手さんに見せればOK。割り切ってますね。まぁ,ゴミも余分に出なくていいし。
車でダブ湖まで行くことも可能なのだけれど、なるべくそうしてくれとロッジの案内にも書いてあるので、無駄にガソリンを使うこともしないで、指示に従うことに。
7.5kmほどの距離なのだけれど、実際、ダブ湖までの道は狭いところも多く、車がすれ違うのもちょっと難しい場所があったりして、個人的な車で、国立公園の真ん中まで行くのは、たしかにちょっとはばかられる感じ。
車で入園は絶対ダメではないのだけれど、ダブ湖前の駐車場もそれほど広くないので、まぁ、おとなしくシャトルで行くのがおすすめ。
この旅行でかなり多くの写真を撮っているCanonのPowerShot S100には,位置情報をGPSである程度正確に記録できる機能が付いています。デジタル写真の一部に位置情報が記録されるのと,それとは別に定期的に位置情報を記録して,跡で地図とマッチさせて,上の地図のように軌跡を表示させることができます。これをバスに乗るところからオンにして,ダヴ湖に向かいました。
で,もしこのブログをお読みの方が,同じようにダヴ湖に行きたいと思われる方がいらっしゃったら,いちばん重要なことをお伝えしておきます。
シャトルバスの停留場所とは反対のところにある,「トイレ」に行っておくこと。
ダヴ湖一周トレイルの途中に,トイレは一切ありません。
ダブ湖にたどり着くと、ニョキニョキっと2つの山頂をもつクレイドルマウンテンがはっきりと、湖の向こうに美しくそびえ立ちます。
1日しっかりと使えば、山頂まで行くことも可能なようなのだけれど、そういう装備も経験もないので、見るだけ。
やっと,ちゃんと拝めました。
今朝は曇りで小雨もちらつくような寒い曇天で、ロッジから垣間見るクレイドルマウンテンはトップが雲で隠れるほどだったのだけれど、日頃の行いのせいか(笑)、なんとダブ湖までたどり着いたら、青空が!
うれしいっ!
ただし,気温はけっこう低めなので,薄い上着と内側にセーター,その下にシャツ2枚と,重装備。結果的にやや汗ばみましたが,これでちょうど良かったようです。山の天気は変わりやすいので、合羽も持参しました。
こうなると,軽いカメラがありがたいのですが,まぁ,軽い気持ちで臨んだ僕は,背中のリュックに一眼レフと,もう一台コンパクトをポケットに忍ばせています(笑)。
PowerShot S100の写真は,湖畔を1周して72枚とりました。写真にマウスカーソルを合わせると○○/72と表示が出るようになっています。この数字で,どの程度進んだかがわかります。
ダブ湖(Dove Lake)から、クレイドルマウンテンへの登山をはじめとする、いろいろなトレイルが用意されています。
僕らが挑んだのは,ダヴ湖一周サーキット("Dove Lake Circuit")。
で,Dove Lake Circuitの入り口の看板にも書かれているのですが,「時計回りに進め」。
まぁ,最初に上の写真のような,眺めのいいところ"Glacier Rock"があるので,ここできびすを返して帰る人もいるからかもしれませんが,クレイドルマウンテンに向かって,左側から進むのがいいと思います。逆方向から歩き始めるヒトも,もちろんいます。多少印象は変わるかもしれませんね。
スタート地点から11分ほどで,たどり着いたのがGlacier Rock。
たしかに眺めは最高です。
「クレイドルマウンテンを見ずして、タスマニアに行ったというなかれ。」
という言葉があるそうです。
クレイドルマウンテンの前にたたずむダブ湖も含めて、この景色は、タスマニアの象徴的存在。
この国立公園は,正式には、Cradle Mt-Lake St.Clair National Parkという名称。
セントクレア湖は,ここからかなり離れたところにあります。
ダヴ湖に突き出た岩の上に登れるようになっているのですが,柵なんてないので,転落注意の看板です。
このGlacier Rock(グレーシャー・ロック)に登る前には,鉄格子の扉があって,一応,警告にはなっているようです。
ここまで登るツアーコースもあります。
が,一日がかりで,体力もそれなりに必要です。
Circuit(周遊路)には,このようにボードウォークがあるところ,砂利道のところ,岩肌が階段になっているところ,いろいろあります。冬には,雪が降るので,そのためか,ボードの上に針金の滑り止めの網も張られています。
クレイドルマウンテンに一番近づいたポイントから,山頂を見あげるの図
ちょっと一休みできるポイントも数カ所に準備されています。
が,お茶屋さんみたいなところはありませんよ。
トイレもちょうど真ん中なんですが,ありません。
せっかくなのでCanon PowerShot S100のフルHD動画でも,ぐるっと見渡してみました(編集あり)。
アボリジニの言葉で「赤い花」を意味する「ワラタ」という植物の花。
緑や茶色以外の色彩を見かけると,刺激的ですね。
57/72
けっこう高低差も激しくて,特に後半のルートに登りのキツいところが多いような気がします。
まぁ,登山ではないので,子どもたちでも元気よく歩いて行ける程度です。
Lake lillaと言います。クレイドルマウンテンに向かって右側にひっそりとたたずんでいます。
この日は,けっこう風が強く,波も打ち寄せている感じでした。
そんな中,カヌーをこいでいるヒトなんかも見かけました。
お天気が最後まで崩れることなく、歩ききることができたのはありがたかったですね。
湖面が鏡のようになる日もあるようです。
これは,運ですね。
Canon PowerShot S100には,パノラマ写真をアシストする機能が付いています。
最初の一枚
2枚目。このパノラマの「スティッチアシスト」のモードにするとファイル名の最初に"ST"が付くので,あとからファイルを探すことは簡単です。
3枚目。で,ファイル名の3文字目がアルファベットのAから始まるようになっています。
スティッチの方向も,右からと左からが選べます。
4枚目。
残念ながら,ソニーや富士フイルムのデジタルカメラの様に,カメラ内でパノラマを合成してくれる機能は付いていません。どれだけ遅れているんでしょうね。キヤノンのフラッグシップのコンパクトで,これは,ちょっと寂しい。
パノラマを作成するのは,PCかMacの専用ソフトから,これらのファイルを流し込んで合成します。
使い方は,そんなに難しくはありませんが,つなぎ目の処理が今一つなところもあります。
このソフトを使って,パノラマを合成して,さらにフォトショップでレタッチをして完成したのが,こちら。
できれば,この写真をクリックするか,拡大して見てくださいね。一応,このくらいのサイズなら,破綻がないように画像処理したつもりです。
シャトルバスの終わる時間があるので、午後遅い時間スタートだと、ちょっと厳しいかも。朝、夕の空の色が変わるときのクレイドルマウンテンの写真を撮ってみたいものです。ダブ湖一周するだけで、まぁまぁ大変で、それに加えて写真を撮るとなると、最初は大丈夫でも後半バテてくるので、同じペースで写真を撮ることができなくなります。自然や風景を撮る写真家さんは、体力も相当必要だなと思いました。
健脚のヒトで,たぶん1周1時間。上り下りのある6kmのコースなので通常2時間はかかるようです。
僕らは,2時間半かかりました。
ただ、ダブ湖一周も、歩くことが目的になってしまうと、楽しくないので、やはりこのユニークな景色を楽しみながら歩くためには、カメラで写真を撮るくらいの余裕がないと、覚えているのは、足下の岩だったり、砂だったり…なんてことになりそうなので、カメラを持ちながら歩くのがいいかなと思います。
大事なことなので,もう一回言いますが,
このダブ湖一周ウォークは、途中、トイレが全くないので、トライする際にはトイレに行っておくことはもちろん、その前の食事の水分も取りすぎないように注意した方がいいかも。
ええ、体験談です。
さて,最初に書いたように,PowerShot S100には,移動ルートをマップ上で確認可能なGPSロガー機能が付いています。
写真を撮るのとは別に,定期的に測位し続けてくれるので,地上絵を描くなんて楽しみ方もできるかも。
地図と,ロガーと,撮った写真をポップアップさせてみることができるのは,ちょっと楽しいかな。
Map Utilityの画面です。最大に拡大
ちょっとデータが飛んじゃっているところがありますが,概ね,こんな感じで歩きました。
撮影したポイントが赤くGoogleマップ上に表示されます。なので,写真もたくさん撮ると,「ああ,ここからの景色は,たしかにこんな風だった」と,地図+衛星写真を組み合わせて俯瞰することができるので,とても新鮮。
カメラの電源はOFFにしていても,ロガーの機能は起きているので,電池の消耗はそれなりに激しくなるので,長く記録をとりたいときは,予備電池は必須です。
というわけで,続きます。
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コメント
ダンナに教えたら、絶対登る!っていうだろうな。>クレイドルマウンテン
行きたくなってきたよ、タスマニア。
投稿: やすぞう | 2012.01.10 08:09
やすぞうさん,うれしいコメントありがとうございます!
ご主人の反応も知りたいです。そそのかしてみて下さい。
なんにもないですが,こんな感じの大自然と,たっぷりの美味しい空気と水があります。タスマニア,ぜひ行ってみて下さいな。
投稿: HAMACHI! | 2012.01.10 13:02