スイートでスクエアなトリミング。

アスペクト比は，通常，4:3か，3:2か，1:1，たまに16:9で撮ることがあります。

先日開催されたスイーツのフォトワークショップで，記事には，自分の撮った写真をサンプルとして出しましたが，これをトリミングしたらどうなるかという実験。

ええ，写真家の人は，ほとんどみなさん，「トリミングした写真なんてダメ」といいますよね。
僕も，正方形で撮ると決めているときは，最初からスクエアフォーマットで撮ります。

が，もし，さらに画面の要らないところを省いて，正方形にしたら…というトライアル。
実は，ここのところ，instagramの方で，ああでもない，こうでもないと，試行錯誤していました。

例えば，最初のこれは？

RICOH GXR A12 50mm

どうでしょう…。
これは，より見せたいもの(ゼリーの透明感）に近づけたような気がします。

Flickrに上げた写真から，1024 x 680の大きさの画像を選んで，612 × 612でトリミングしています。

次は，

うーん…。
これは微妙か…。
余白は少なくなっていいかなと思うのですけれど，
ブランドロゴに焦点を合わせてしまっているので，それが強調される結果に…。

次行きます，次。

これは，まずまずかなぁ…
大判焼きの質感（っていうの？）と，光の加減が，うまくいったように見えます。

最後は，こちら。

これも，マーブルチョコレートの「道」が明確になって，余計なものが省かれたようで，スッキリとした絵になりました。

スイーツは，丸みを帯びたモノが多いので，それを正方形でトリミングすることで，よりぐっと近づいた緊張感とともに主題がはっきりする効果がありそうですね。

まさに自画自賛ですが（笑），
後からのトリミング，仕方なくやることも，あると思うんですよね。

ウェブやブログに使う写真なら，スクエアは，ちょっとオシャレで新鮮だし，3:2の写真に比べると，横幅が決まっているときには，面積を大きく使うことができるので，使い方によっては，効果的ですね。
縦の奥行き感，横のワイド感というのが，スクエアフォーマットだと抑制される分は，GXR A12 50mmユニットのボケでカバー（笑）。

レンズの「イメージサークル」を考えると，長方形のフォーマットより，正方形のフォーマットの方が無理していないのかもね。いや，これは，最初からスクエアで撮る場合の話。

そういえば，CDのジャケット（これも，いつかはなくなっていくのかな）は，スクエアフォーマットですね。

長方形に撮ったものをどこの位置でトリミングするかは，好き好きなんだけど，焦点の合った位置が省かれるとただのボケた写真になっちゃうので，ご注意を。

ちょうどいいので，今月のGR BLOGのトラックバック企画「Sweet」にトラックバックします。直球で勝負ですが，少しでも甘さが伝わるといいんだけど…。

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