« CP+2012 に行くメリットは何?というヒトに。 | トップページ | エリオットアーウィット・トークショー。PENTAX K-01に触ってきた。 »

SIGMAの3倍返し。「SD1 Merrill」,フルモデルチェンジの「DP1 Merrill」,「DP2 Merrill」

昨年5月にシグマのフラッグシップモデルのデジタル一眼レフカメラ「SD1」の発売日と価格が発表されたときに,価格にビックリするやらがっかりするやら,やるせない気持ちを抱えたまま,きっとこのままでは終わらないはず,と思っていました。

いつかは「SIGMA SD1」(まわりぶろぐ)

そして,その後,SD1で撮る機会に恵まれ,RAW撮りの楽しさに,「いつかは…」の思いは募るばかり(笑)。

SIGMA SD1 front 01

で,製品発表ラッシュのCP+2012が始まる前日に,シグマから驚愕のアナウンスが…。

4,600万画素(4800×3200×3層)Foveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム“Merrill”)を搭載した最新の高精細、高画質デジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」が発表されました。

触ってきました!

しかも価格は,1/3程度のようですよ。


SIGMA SD1 Merrillの価格・在庫・ショップ検索(楽天)
SD1 Merrill Body(amazon)
SD1 Merrill 17-50/2.8 キット(amazon)


Mr. Sigma President Yamaki
「SD1は,他メーカーのミドルクラスに比べ,十分に競争力のある価格」に設定したかった山木社長の言葉が実現する日が来ましたね。みんなが思っていたよりもずっと早かったんじゃないかな。

SIGMA SD1に搭載されているFoveon X3ダイレクトイメージセンサーの高い性能はそのままに製造方法の見直しを行い,ジェネレーションネーム“Merrill”の開発に成功したとのこと。
従来の「SIGMA SD1」の機能,性能,仕様はそのままに発表されたのが,新たなフラッグシップカメラ「SIGMA SD1 Merrill」。

Merrillは,Foveonセンサーの原理を開発したエンジニアのひとりで写真家でもある,故ディック・メリル : Dick Merrill (1949‐2008)の名前から来ています。カメラのバージョンナンバーに,人の名前が入っているっていうのは,なかなかありませんよね。

すでにSD1を購入して素晴らしい写真をFlickrなどで見せてくれている人たちがたくさんいます。
そういった方のために,40万円相当のシグマポイントを進呈するという大盤振る舞い。
これなら,すでに購入しているユーザーも納得ですよね。

で,驚いたのは,それだけではありません。
DP1x,DP2xの後継機種,「DP1 Merrill」,「DP2 Merrill」も同時に発表されました。

まぁ,時期的には,これまでも新しいDPシリーズの発表がCP+に合わせてあったのですが,今度のDPは,すごいですよ。名前からも想像できるかと思いますが,「SD1 Merrill」のセンサーと同じ,有効画素数46メガピクセル,
23.5×15.7mmのフルカラーFoveon X3 Merrillセンサーそのものがものが,DP1,DP2に搭載されてしまったんですから。DP1x,DP2xに搭載されているセンサーのサイズは20.7×13.8mmで有効約1,406万画素。

当然のことながら,センサー能力を最大限に引き出すために高性能レンズが,専用設計で開発されました。
さらに,オートフォーカスが苦手な被写体やフォーカスロックが行えない場合にマニュアルフォーカス撮影に切り替える事が可能になり,レンズにフォーカスリングがつきました。
視認性が今ひとつだった背面液晶モニターも,大型の3.0型96万画素TFT液晶モニタを採用。

サイズと重量は,「DP1 Merrill」が,幅121.5mm×高さ66.7mm×奥行64.3mm,重さ340g,「DP2 Merrill」が,幅121.5mm×高さ66.7mm×奥行59.2mm、重さ330g。

DP1xのサイズと重量は,幅:113.3mm×高さ:59.5mm×奥行:50.3mmで,250g
DP2xのサイズと重量は,幅:113.3mm×高さ:59.5mm×奥行:56.1mmで,260g

DP1の使用レンズは,16.6mm F4 (35mmカメラ換算:28mm相当の画角)で,レンズ構成は,5群6枚
DP1 Merrillの使用レンズは,35mmカメラ換算で28mm相当の画角は変わらず,レンズ構成が8群 9枚で,開放F値が2.8と明るくなっています。

DP2の使用レンズは,24.2mm F2.8 (35mmカメラ換算:41mm相当の画角)で,レンズ構成は6群7枚
DP2 Merrillは,45mm相当の画角で,レンズ構成は6群 8枚で,やはり開放F値が2.8。

DP2シリーズの画角は,これまで35mm判換算で41mm相当でしたが,DP2 Merrillでは45mm相当になっています。これまで以上に,DP2,DP1のキャラクターの違いがはっきりしましたね。

これまでのDPシリーズよりも大きなFoveonセンサーが入った分,大きく重くなりましたが,あの素晴らしい画質がこのコンパクトなカメラで得られるのなら,大歓迎です。
で,SD1と比べて,DP1,DP2ではセンサーとレンズが固定されているメリットが最大限に発揮されるので,場合によっては,SD1よりもすごいのが撮れちゃったりして…。

SD1は,価格が約1/3に。SD1だけじゃなくて,DP1もDP2も同時発表という3倍(当社比)うれしいアナウンス。
ヒトによっては,他のメーカーの新製品のアナウンスが霞んで見えたのではないでしょうか。

DP2 Merrillのプロトタイプ機を触ってきました!

- 「まわりぶろぐ」トップページに戻る -

|

« CP+2012 に行くメリットは何?というヒトに。 | トップページ | エリオットアーウィット・トークショー。PENTAX K-01に触ってきた。 »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

DP2s」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: SIGMAの3倍返し。「SD1 Merrill」,フルモデルチェンジの「DP1 Merrill」,「DP2 Merrill」:

« CP+2012 に行くメリットは何?というヒトに。 | トップページ | エリオットアーウィット・トークショー。PENTAX K-01に触ってきた。 »