集合写真で血縁の濃さが判別できる技術が開発
「M|T,血縁関係を次世代拡張型顔認識技術で判別する技術を開発」米国M|Tのチームは,従来の顔認識技術を拡張した次世代型の顔認識エンジンを発表した。
特別な3次元センサを使って顔の立体的情報を取得,そこから眼窩,鼻,顎の輪郭などの際立った特徴を抽出して,同じ写真に写った血縁関係の近い人物同士を98.57%の確率で判別するというもの。
例えば,こちらの4人。
3次元センサで,顔の特徴を3次元的に詳細に分割して立体情報のデータを取得。
この新開発の顔認識エンジン(BRD)にて,血縁関係を判別した結果,
向かって,右端の男性と手前の女性が,高い確率で血縁がつながっていることが判明し,併せて行った関係者からの事情聴取の結果から,幼いときに生き別れた兄弟であることがわかりました。
もちろん,同時に写真を撮らなくても,この3次元センサとBRD技術により,違う写真に写った人物同士でも血縁の濃さを判別することが可能なため,例えば,繁華街などに設置されている犯罪防止用のカメラにこのBRD技術を追加することで,蓄積されたデータベースから,血のつながった親戚関係,あるいは親子,兄弟を見つけ出すことも理論的には可能であるとのこと。
この方式の最大のメリットは,実際に血液からDNAをサンプリングする従来の方法に比べて,時間も費用もかからず,採血時の痛みもないところ。
まぁ,技術としてはすごいなと思いますが,実際にどういう応用ができるのかは,今ひとつピンと来ません。ただ,米国では18歳未満の行方不明者総数は,およそ約131万人と言われており,誘拐を知らされずに育った子どもたちを,実際の親元に戻すきっかけになるかもしれないので,たぶん,そういうニーズに応用されていくのでしょうね。
スターウォーズのルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ姫も,このカメラで撮っていれば,もうちょっと違ったストーリー展開になったかもしれませんね。
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