「正真正銘の」モノクロ写真が撮れるデジタルカメラ「ライカMモノクローム」
「ライカMモノクローム(Leica M Monochrome )」は,モノクロ撮影専用の35mmフルサイズの撮像素子を搭載したレンジファインダーデジタルカメラです。
何がスゴイって,まず,値段がすごい。
90万円。
「モノクロしか撮れないのに90万円なんて,払えるかっ!」
っていう人が多いと思うけど,
「モノクロだけのために90万円,割りきりがステキ!」
って人のためのカメラなわけです。
「ライカM9-P」だって,80万円くらいするので,ライカとしては特別高いカメラというわけでもありません(笑)。
で,センサーがすごい。
ローパスフィルターは非搭載で,有効1,800万画素のフルサイズセンサー。
一般的なカラーで撮影できるデジタルカメラに搭載されているセンサーは,ベイヤー型センサーと呼ばれ,1つの層に,緑,青,赤のそれぞれに反応する素子がモザイク状に配置されていて,緑の素子では赤と青が取り込めず,赤の素子では緑と青が,青の素子では緑と赤が取り込めないため,それぞれの素子で全ての色に対応していなくて,論理的には色の欠けが出るのでカメラ内で補正を加えて,画像を生成しています(かなり端折ってます)。
この「ライカMモノクローム(Leica M Monochrome )」では,撮像素子が「色を見る」ことはせずに各画素が輝度(光の明るさ)のみを忠実に記録し,色を認識する撮像素子を搭載したデジタルカメラよりもはるかにシャープでアーティスティックな写真を探求できるように開発されたとのこと。
実写データは,こちら。
すごいなぁ。
画像は,とてもシャープ。階調はとても滑らか。ダイナミックレンジも広そうですね。
高感度でも,被写体の質感が立体的に思えるほど再現されています。
「普通のデジカメでも,モノクロームの写真は撮影できるよ!」とおっしゃるかもしれませんが,あれは疑似モノクロ。最初から白黒の明るさのみを記録するように作られた「ライカMモノクローム」とはワケが違います。
JPEGとDNG形式によるRAW撮影が可能。撮影感度はISO320(160)~ISO10000。
液晶モニターは約23万ドットの2.5型TFTというのが似つかわしくない感じがするのですが,きっとそんなことを言っちゃダメなんでしょうね。なにしろ「LEICA」なんですから。
ライカM モノクロームには,デジタル画像の編集,管理,出力のための付属ソフトとして,Adobe Photoshop Lightroomがついています。また,モノクロ画像編集用ソフトとして,リアルタイムにプレビューしながら暗室作業を再現する専用ツールSilver Efex Pro 2のフルバージョンも付属。高品質なモノクロ写真を作成することができます。
一度使ってみたいカメラです。
ライカMモノクロームは,2012年8月発売予定。
ま,現実的な線では,
APS-Cコンパクトの「X2」かな(笑)。
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