ソニー・Cyber-Shot に，プレミアムコンパクト「DSC-RX100」登場！

通常のコンデジに搭載されている撮像素子より面積比で約4倍大きい1インチセンサーと，35mm判換算で28-100mmで開放F値1.8-4.9の「カールツァイス バリオ・ゾナーT*」3.6倍ズームを搭載した，サイバーショットシリーズのフラッグシップとも呼べる「DSC-RX100」が6月15日に発売されます。

→早速，触ってきました。

ソニー Cyber-Shot DSC-RX100 の最安値・在庫・ショップ検索（楽天）
SONYデジタルスチルカメラ　DSC-RX100（amazon)

コンパクトデジタルカメラの撮像素子は，一般的なモノで1/2.3型，少し高級なデジカメになるとちょっと大きくなって，1/1.7型。で，DSC-RX100は，有効約2020万画素の1型（13.2×8.8mm）。

1型といえば，Nikon 1が，1型のセンサーを搭載していますね。画素数は，有効1010万画素で撮像素子内に位相差AF用のセンサーを搭載してますが，同じソニー製のセンサーでしょうか。

＜追記＞
Nikon 1のセンサーはAptina Imaging社製であると，Bさんから教えて頂きました。
ありがとうございます！

Nikon１がレンズ交換式のミラーレス（と呼ぶなというモデルですが）タイプなのに比べて，DSC-RX100は，レンズが取り外しできないコンデジ型。でも，必要十分な28-100mmのズームレンズがついています。
さらには，このレンズの広角端でのレンズの明るさが，F1.8とコンデジとしては非常に明るいのも特長。
で，「カールツァイス」レンズ（他のサイバーショットにもついていますが，DSC-RX100は「バリオ・ゾナーT＊」）であること。

この辺にくすぐられるヒトは多いでしょうね。

特に一眼レフの画質に慣れてしまっている人は，サブのコンデジも，どうしても良く写る高級コンパクト機でないと満足できないことが多いので，価格はちょっと高めでも，スペックで納得して手に入れるヒトが多いのではないかと思います。

とすると，ライバル機は，Nikon１や，コンデジだとCanon PowerShot S100，G1X，FUJIFILM X10あたりになるのかな。

外形サイズは，101.6×58.1×35.9mmで，重量が約240g（バッテリー、メモリーカード含む）。
Nikon１は，113×76×43.5mm，PowerShot S100が，98.9×59.8×26.7mm，
PowerShot G1Xが，116.7×80.5×64.7mm，FUJIFILM X10は，117mm×69.6mm×56.8mm
レンズが収納されてもフルフラットにはならないので，ポケットの中ではちょっとかさばるかな。
でも，十分コンパクトだし，レンズが明るくて撮像素子が大きくなれば，ある程度しかたないですからね。

Canon PowerShot S100ユーザーとしては，オートホワイトバランスが優秀なら，かなりグラグラしそうです。検証してみたいなぁ。

サンプル画像が，また，クリアで抜けの良い，ちょっとモデルさん泣かせになりそうなくらい，緻密な写りで，びっくりしました。これは，コンデジの写りではないですよね。ボケの具合もキレイですし。

液晶モニターは，最新式の3型で白画素入りの122.9万ドットと高精細なのが，またそそられます。サイバーショットお得意のピクチャーエフェクトももちろんのこと，一眼にも搭載されている，写真の仕上がりをコントロールできる「クリエイティブスタイル」も設定できるようになっています。
便利な「スイングパノラマ」，最近のソニーのイチオシファンクションで，バランスのとれた人物写真の構図をお任せで切り出してくれる「オートポートレートフレーミング」も利用可能です。

レンズ部はコントロールリングで，各種マニュアル操作が可能になり，カメラを操る楽しみも味わえるように考えられています。

動画記録は，プログレッシブ方式のフルハイビジョン（AVCHD 1920×1080　60p）で撮影可能。
プレミアムコンパクトのスペックは，こうあるべきだというものを全部積んできたような，「DSC-RX100」。
出し惜しみしてないよね。だから，ほんとのところ，他社のコンデジと比較もしにくい。

これで，明るいレンズ，大きなセンサーのコンデジを出していないのは，カシオだけかな。

→ファーストインプレッションは，こちらからどうぞ。

- 「まわりぶろぐ」トップページに戻る -