マレーは来年勝てばいいよ。芝の王者フェデラー，ウィンブルドン2012を制す。

イギリスで開催された，テニスのウィンブルドン選手権の最終日。
オールイングランド・クラブでの，男子シングルス決勝の組み合わせは，３年ぶりの優勝を目指す第３シードのロジャー・フェデラー（スイス）と，グランドスラム初制覇を狙う第４シードのアンディ・マリー（イギリス）が対戦。

フェデラーが，4-6，7-5，6-3， 6-4の逆転で勝利。

これでフェデラーは，ピート・サンプラスに並ぶ史上最多通算７度目のウィンブルドン優勝。
しかも，これで世界ランキング1位に返り咲きました。

アンディ・マレーは，地元での優勝，果たしたかったでしょうね。
久しぶりに…，ってフレッド・ペリー以来となる76年ぶり？の英国人のウィンブルドン優勝者が出るかもしれないということで，イギリスは大興奮だったようですが，フェデラーはもうすぐ31歳。マレーはまだ25歳。来年は，きっと，マレーが，イギリスに77年ぶりのウィンブルドン優勝者として戻ってきますよ。

それにしても，すごい試合でした。
マレーは，メンタルの強さを，フェデラーから学んだのではないでしょうか。
フェデラーは，試合中の調子がいまひとつの時も顔色を変えることなく，王者の風格を観客に見せてくれていました。
フェデラーは，17度目のメジャー制覇。
あと２，３回は，グランドスラムで前人未踏の記録を作って欲しいなと思います。

ウィンブルドンの「ヘンマン・ヒル」が，いつのまにか「マレー・マウンド」に変わっていて，ちょっとビックリ。
成績的には，もうさすがにマレーが，ヘンマンを追い抜いているとは思いますが，ヘンマンの存在も，イギリス人にとっては，重要だったんですね。

女子シングルスは，第６シードのセリーナ・ウィリアムズ（アメリカ）が，第３シードのアグネスカ・ラドワンスカ（ポーランド）を，6-1， 5-7， 6-2で撃破，セリーナは，お姉さんのヴィーナスと並ぶ，シングルスで５回目の優勝者となりました。病気からの復帰後で，セリーナもうれしかったことでしょう。
観ている方は，なんとかラドワンスカの知力と戦略とワザで，セリーナに勝って欲しいなと思いましたが，力（パワー）の差を見せつけられる試合でした。女子もまだパワーテニス健在ですね。

さ，この後は，すぐにオリンピックです。
日本勢にもさらに頑張ってもらいたいですね。

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