オールニューな「NEX-5R」で,家族のセルフポートレートが楽しくなる!
10月30日にソニーから,NEX-5シリーズの新しいデジタル一眼「NEX-5R」が発表になりました。
そのNEX-5Rを,モノフェローズ向けに,発売前に試してもらった上に,貸し出しちゃおうっていう,これまた太っ腹な(というか恨まれそうな)イベント+セミナーが開かれました。
NEX-5/NEX-3が発表されたときにも,実は,イベントに呼んでいただいていたのですが,この時も画像を持ち帰ることができるという,大盤振る舞いでした。
あれから2年,NEX-5, NEX-5N, NEX-5Rと,どのように進化したのか,同時に発表されたNEX-6と一緒に予習をして,イベントに臨みました。
見た目は,NEX-5の形なので,あまり変化がないように見えますが,基本性能を着実に向上させて,全て中身は新開発とのこと。
主なポイントは,
1.APS-Cサイズ1,610万画素のExmor APS HD CMOSセンサー
2.ファストハイブリッドAF
3.330枚撮影可能
4.ミニマムボディと小型化されたレンズ
5.自分撮り対応180度チルト可動式液晶
6.Wi-Fi機能搭載で,写真の共有,鑑賞,保存が簡単に
7.PlayMemories Camera Appsで,進化するカメラに
と,まぁ,こんな具合。
NEX-5Rには,デジタル一眼レフカメラのミドルレンジに搭載されているのと同じサイズのAPS-Cサイズのイメージセンサーが搭載されています。パナソニックやオリンパスのマイクロフォーサーズ規格のセンサーよりも大型で,センサーの一画素あたりで受けることができる光の量はより多くなるので,暗いところで有利(高感度)に,また階調(トーン)も滑らかに,さらにより大きく柔らかなボケを楽しむことができるというメリットがあります。
「ハイブリッドAF」とは,一眼レフで採用されている高速な位相差AFと,コンパクトカメラやミラーレスで採用されている正確なコントラストAFのいいとこ取りをしたAFシステムです。
このため,NEX-5RとNEX-6では,秒10コマ,しかもオートフォーカスが追いついて,10コマという連写も可能になっています。もう,これくらい撮れれば,運動会も貴重なワンショットを逃すことはなさそうですね。
NEX-5/NEX-3発表時には,AF追従なしで7コマだったことを考えると,かなりの進歩です。
で,キットレンズとして付いてくるE 16-50mm F3.5-5.6 OSSは,従来のキットのズームレンズE 18-55mm F3.5-5.6 OSSに比べて,長さで約50%,重さで約60%にまで小型化。
ワイド端は,28mm相当から24mm相当に広角化されました。
E 16-50mm F3.5-5.6 OSSは,電動化されて,動画撮影時にもスムーズなズーミングができるようになりました。
この写真の下が,従来のレンズキットです。ずいぶん,薄くなりましたね。
で,このNEX-5Rの「ウリ」が,自分撮り対応180度チルト可動式液晶です。
液晶を起こして,構図を確認して,シャッターボタンを押すと,液晶を起こしたことをカメラが認識して,「3秒」の自分撮り専用セルフタイマーが起動して,画面にカウントダウン表示されて,自動的にシャッターが切れるという,よく考えられている仕組み。
なんで3秒待つかというと,シャッターを押した瞬間は,どうしてもブレるので,それを避けるためだそうです。
3秒間の間に,顔を作ることもできるし,これは,便利。
そして,最近のスマホでは当たり前になった,SNSへの写真のアップロード。このNEX-5Rには,WiFi機能が搭載されているので,NEX-5Rで撮影下写真を,すぐにスマートフォンへコピーして,そこからスマートフォン経由でSNSにアップロードするという連携が簡単にできるようになっています。
その他,目玉機能のトリは,カメラにダウンロードできるアプリ(PlayMemories Camera Apps)を使うことで,
集合写真を撮るときなどは,画像をリアルタイムに確認して,カメラのシャッターを自分の席や位置で切ることができる上に,撮った画像をカメラのところまで行かずに,タブレットやスマートフォンなどの大きな画面で確認できるので,撮りなおしも簡単。
いやぁ,これは,大発明だと思います!!
偉い!!
これは,楽しいですよね。
その他にも,追加のピクチャーエフェクトをダウンロードできたり,ブラケット撮影の種類を増やせたり,マルチショットNRやダイレクトアップロード機能やフォトレタッチ機能,シネマフォトやタイムラプスなど,今までは,かなり頑張らないとできなかった機能を,カメラ内で実現してくれるのは,素晴らしい!の一言。いや,一言じゃ足りないくらいですけど,スゴイ!
とまぁ,デジタルエフェクトなど楽しい昨日を満載したコンデジライクなことが,一眼でもできるって,意外と大変なことなのですが,レンズ交換ができるミラーレス一眼が,より楽しめるように,コンパクトなボディでWi-Fiもつなげて,自分撮りもできて,AFも早くて,直感的に操作できて,カメラがアプリで進化するというNEX-5R/NEX-6。
このNEX-5Rで,さっそく自分撮りやポートレートを試せるようにと,モデルさんが来てくれています。
ここからの実写レビューの画像は,NEX-5Rによる撮って出しのフル画像なのですが,まだ発売日まで時間があるために,最終のものとは異なる場合があるのと,最後の追い込みをやっている最中なので,EXIF情報を削除してあります。ご了承下さい。
写真をクリックすると,最大のオリジナルファイルまでたどり着くことができるようになっています。
僕が,レンズじゃなくて,180度チルトした液晶の方を見ちゃってます。
まだ,慣れてないですね。
モデルさん達は,完璧です。さすが。
そう,一緒にうつる人の左に来るときは,左手でシャッターを押すことになるので,それもちょっと慣れが必要なのと,うっかり落としたりしないように,ストラップをしっかり左手首に巻き付けておくようにと,オブザーバーの桃井先生のひとこと。
こんなふうに,アクロバティックな体制で上手く撮れると,うれしいですね,Kiyoさん。
真剣な眼差しの紗々さんは,今回,モデルさんではなくて,モノフェローズブロガーさんとして参加。
撮っても,撮られても素敵です。
で,普通に二人で自分撮りをすると,
どうしても,腕が伸びて,写真としては,ちょっと不自然です。
立ち位置をちょっと変えてみたり…で,なんとか,不自然さが取り除けたかな。
写真のモデルさんは,佐藤まんごろうさん。
俳優さんのようです。
自然体が,どこでもできるというのは,訓練のたまものなんでしょうね。
季節の帽子なんぞをかぶってみました。
最初に比べると,だいぶ位置撮りがわかってきたようです。
ってくらい,まぁ,液晶に自分が見えているので,三脚がなくても2,3人なら,撮り直しをすることなく,自分撮り,自分たち撮り,ファミリーポートレートが簡単に撮れるようなります。
ちょっとこだわりたくなるので,ああでもない,こうでもない…と液晶画面に写った自分たちを見ながら,けっこう盛り上がって楽しくなってきます。
目線は,カメラのレンズ,ではなくて,パートナーと見つめ合ったまま,セルフポートレート。
左手にはカメラを持っていますが,おかげさまで,それを感じさせないくらい,良い雰囲気に仕上がりました。
こちらのモデルさんは,女優でご活躍の嶋尾 明奈さん。
いやぁ,この写真,照れましたよ,ホントのところ(笑)。
上品なママさんも,きっちり演じられていたのでしょうけれど,僕には,全く本物に見えました。
ありがとうございます。
再び子供のモデルさんと一緒に,「パパが二人?!」のシチュエーションでしょうか?
頑張れば,4人もいけそうです。より広角になった「E 16-50mm F3.5-5.6 OSS」だからですね。
そうそう,NEX-5R/NEX-6には,αシリーズからまず採用された,自動でプロのような構図で撮影できる「オートポートレートフレーミング」機能が,たしかNEX-F3から付いています。これは,まず全体の写真を撮って,それから,プロのような構図で,画像を切り出してくれる機能です。
切り出した画像なのに,まだまだ画質が荒れることなく綺麗ですね。
APS-Cサイズ1600万画素センサーの余裕でしょうか。
そうそう,最近のNEXシリーズには,「美肌」モードが付いているので,女性を撮る時は,「ON」にするのを忘れずに!
ここからは,僕自身が普通に撮った画像です。
ライティングがしっかりしていると,ここまで綺麗に,撮れるんですね。
せっかくなので,NEX-5Rのピクチャーエフェクトも試してみましょう。
これは,トイフォトモード
とまぁ,こんな具合。
特に,大きく悩むこともなく,ここまで撮れるようになりました。
せっかくなので,もう少しモデルさんを撮影させてもらいましょう。
ほとんど,ここまでキットレンズ「E 16-50mm F3.5-5.6 OSS」で撮っているのですが,前ボケも綺麗にでていて,さすが一眼。
たしか,この瞬間は,ホッピー「黒」の話題で盛り上がっていたような…(笑)。
キットレンズのE 16-50mm F3.5-5.6 OSSには,手ぶれ補正も付いているので,あまり慌てなければ,とっさの「乾杯!」にも,ついていけます。
一緒に,E 30mm F3.5 Macroも借りることができたので,モノ撮りにも挑戦。
比較で,僕がいつも使っているRICOH GXR A12 50mm マクロユニットで撮ってみました。
と,こんな感じであっという間の2時間。
わりとカメラ任せで撮ってみたのですが,カメラにまだ慣れてなくても,それなりにしっかり撮れてしまうのは,すごいなと思いました。
小さく,速く,美しく。一眼の楽しさを何もあきらめない,小型・軽量デジタル一眼カメラ「NEX-5R」は,11月16日に発売。
2週間ほど「NEX-5R」を貸していただけるそうなので,「NEX-6」との差分は,その間に記事にします。
お楽しみに。
カメラにダウンロードして使うアプリの紹介動画がとてもステキなので,こちらで紹介しておきます。
NEX-5Rの現在の価格・在庫・ショップ検索(楽天)
ソニー デジタル一眼カメラ α NEX-5Rボディ ブラック NEX-5R/B(amazon)
デジタル一眼カメラ「NEX-5RL」ズームレンズキットNEX-5RL ブラック/シルバー/ホワイト
(ソニーストア)
NEX-6の価格・在庫・ショップ検索(楽天)
デジタル一眼カメラ「NEX-6L」ズームレンズキットNEX-6L ブラック
(ソニーストア)
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というわけで,
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コメント
『オートフォーカスが追いついて,10コマという連写も可能になっています。もう,これくらい撮れれば,運動会も貴重なワンショットを逃すことはなさそうですね。』
てっ、文章はボクに対するダイレクトメッセージかと思いました(笑)
投稿: tomorrow2480 | 2012.11.05 14:16
tomorrow2480さん,コメントありがとうございます!
あれぇ〜,なんでバレちゃうかなぁ(笑)
どんな風に撮られるかが,撮影する前にわかるので,女性にも,子供にもウケの良いカメラですよ。 tomorrow2480さんの撮影スタイルにもバッチリですよね。何よりも,お父さんが一緒に写真に入ることができるのが,嬉しいポイント。
ぜひ!
投稿: HAMACHI! | 2012.11.06 08:13