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ほんのひと手間。マニュアルでホワイトバランスを設定する方法

お料理の写真をよく撮るので,自分で席を選べるときは,なるべくテーブルにライトが当たっているか,窓際で光りが入ってくるような席を選ぶようにしています。

デジタルカメラは,ライトや光の光源になる「色味」を自動的に判断して,写真全体の色を適切に,あるいは自然に見えるように調整してくれる「オートホワイトバランス」という機能がついていますが,白熱電球や蛍光灯,太陽光などは,比較的撮影者の意図する通りに仕上げてくれるものの,たまに,ある種の光源や環境に対しては,迷ったり,適切に設定してくれないときがあります。

DSCF1295

オートホワイトバランスは,どのメーカーでも同じというわけではなくて,多少,光源の色味の活かし方に差があります。「白」を「白」と表現するか,少し温かみのある色を加えるか,など,そのあたりもメーカーの方針の違いが多少あるようですが,昔のデジタルカメラに比べれば,今のデジタルカメラは相当優秀にホワイトバランスを調整してくれるようになりました。

例えば,こんな写真。

DSCF1405
クラムチャウダースープですが,黄色が強く出てしまって,なんだかよくわかりません。

こういうときは,ちょうどお皿の色が「白」なので,撮影メニューから「ホワイトバランス」を選んで,ホワイトバランスを設定する「カスタムホワイトバランス」という項目を選びます。

そこで,お皿の白い部分を(ピントが合わなくてもOK)切り取るようにシャッターボタンを押すと,

DSCF1407

あら,不思議。

お皿の色が白くなって,スープの色が,自然になってきました。

まだ,ちょっと全体が暗めなので,ここで露出補正機能を使って,「+」方向に明るさを調整してあげます。

DSCF1408
すると,こんな感じに。

最初の写真とは,大違いですよね。
これなら,食欲も刺激されます。

お皿に白い部分がなければ,
DSCF1686
ナプキンは,わりとどこでも置いてあると思います。
これを狙って,カスタムホワイトバランスを設定してみましょう。

DSCF1706
こんな写真が,

DSCF1707
こんな風に美味しそうになります。

わりと,LEDライトで,ホワイトバランスが狂うことが多いように思います。

DSCF1411
電球のように見えても,中身がLEDのものも増えてきているので,見ても判断できないこともありますが,こんな感じで,「色味」が大きく異なる場合は,「カスタムホワイトバランス」で,「白いもの」を撮ることで,適切な「色味」に戻すことができます。「18パーセントグレー」の紙を用意する方法もあるのですが,この方法でだいたい上手くいくようです。

万能なオートホワイトバランスというのは,まだ無いのですが,そのうちLED光源というメニューが,カメラ内に増えるかもしれませんね。

マニュアルでホワイトバランスを調整する,なんて言うとちょっとひるむかもしれませんが,もう,ほんのひと手間なんです。ぜひ,お試しを。

この記事では,FUJIFILM XF1を使いました。
カスタムホワイトバランスの設定も簡単にできるコンパクトデジタルカメラです。

<つづく>


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