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大学入試センター試験が始まります。

全国の840の大学や短大が参加,57万人の受験生が挑む,平成25年度の「大学入試センター試験」が,1月19日,20日の2日間の日程で行われます。


Hokkaido University Mr.Nitobe

大学入試センター試験の会場数は,707とのこと。
志願者の数は,1万8千人増えて,57万3344人。昨年より3.2%増加しているそうです。

世の中のニュースは,だいたい受験生目線で語られるので,今日はちょっと会場係の目線で,ちょっと書いてみます。

試験は,いつも冬なので,雪や寒さの厳しい地域では,交通への影響もでたり,会場を担当する各大学の職員の人たちは,どれだけちゃんと準備しても天候によっては当日の対応が大変です。もちろん,試験中は,受験生の皆さんが,滞りなく試験に集中できるように細心の注意と配慮,会場の部屋では厳しい中にも温かい眼差しで見守っています。

自分の大学に,十分なスペースがとれないところは,予備校などに会場を借りて,試験を行うので,いつもと勝手の違う場所に戸惑いを覚えつつも,かえってその方が新鮮で,緊張感もあるので良かったりという部分もあるかもしれません。

試験監督は,2,3人ひと組で,一部屋を担当しますが,実際の大学の先生方がやります。事務方のヒトももちろんいますが,実働部隊は,だいたい,講師以下の先生たちが駆り出されます。当日は,受験生よりもずっと早く会場入りして,会場責任者の偉い先生のつまらない訓示を聞かされたりしつつ(ピリピリしているわりには役に立たないからね),段取りを頭の中で確認したりしているわけです。

なので,けっこうセンター試験って,「手作り」感たっぷりなんですよね。受験会場の「プロ」がやっているわけじゃありません。
試験はうまく行われて当たり前なのですが,この「当たり前」がかなりプレッシャーにもなるわけで,もちろん,受験生に支障が出るようなトラブルはあってはいけないのですが,受験生のみなさん,受験生の親御さんは,もし余裕があれば,会場を運営しているスタッフも相当頑張ってることをわかって欲しいなと思ったりも。

いや,まぁ,そんなことは,試験が終わってからでも一瞬思い出してもらえばいい話なんです。主役は受験生ですから。

というわけで,今年も,センター試験,二次試験と,受験生のみなさんが,整った環境の中,自分の実力を十二分に発揮できますように。

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