Eye-Fiじゃないほうが，よかったな。RICOH GR発表。

というわけで，Twitterのタイムラインではもうすでに完全燃焼した気がしているのですが，本日，ペンタックスリコーイメージングから，GRシリーズの最新作「GR」が発表されました。

誰？このナレーター選んだヒト？

ま，それはさておき，ここのところ，2年ごとに発表されているRICOH GRは，Ⅴ（５）まで来ることなく，集大成としての「GR」というネーミングになりました。

「GR DIGITAL IV」の後継機だけど，"DIGITAL"と，ナンバリングがなくなりました。
iPadみたいですね。次のネーミングが楽しみです。
PETNAX Q→Q10みたいに，GR10とかになるのでしょうか…？

ま，このコンパクトさです。
PENTAXとRICOHのコンパクト機の良さが，協業により「GR」で結集した形なのでしょう。
RICOHだけだったら，もしかしたら，ココまでコンパクトにできなかったかもしれないし，PENTAXは，GRのブランドに勝てるコンデジはなかった。いや，OptioSは，名機だったと思うけど，コンセプトが最終的にぼやけちゃったし。

一目見て「GR」とわかるボディ。
スペックは，28mm相当のF2.8のGRレンズとAPS-Cサイズのローパスフィルターレスセンサー。
新画像処理エンジンGR ENGINE V。感度はISO25600まで設定可。
最短撮影距離はレンズ前10cm。
沈胴式でレンズバリア付きの，今まで通りのスナップシューター。
2段分のNDフィルター内蔵。
PENTAXユーザーには，馴染みのある「TAv(シャッター＆絞り優先AE)」モードを追加。

今回も，社内で，PENTAXの人たちも巻き込んで，「GRらしさとは…」ということをとことん突き詰めたのではないでしょうか。感性と瞬発力に応えてくれるカメラ。ちょっと広角な28mmの画角。道具としての扱いやすさ，ストレスフリーなカメラ。

ウワサはされていたけど，まさかAPS-Cサイズ1600万画素のセンサーが，35mmフィルムのシリーズ初号機「GR1」と同サイズ（約117.0（幅）×61.0（高）×34.7（厚）mm　245g）に収まるなんて，誰も想像してなかったと思うよ。
GXRのA12 28mm＋ボディの大きさが，ギリギリじゃないかと思ってました。
NikonからCOOLPIX A(約111.0×64.3×40.3mm 299g)が28mm単焦点でAPS-Cサイズセンサーを搭載してきて，すげー！ってなったけど，ペンタックスリコーイメージング，さらにすげ〜！！

僕は思うんですけどね，今までRICOHの人たちは，自己欺瞞があったんじゃないかって。
RICOHといえば，GR。でも，ホントのところで，画質はA12とA16のGXRの方が，「写しとる」という点においては優れていたのに，それをちゃんと言えなかったんじゃないかと。もちろん，GRDが妥協していたということではありませんよ。で，今度は，APS-Cサイズの1600万画素のセンサーをGRに積んできた。
GXRには，APS-Cサイズのセンサーは，あっても1200万画素どまり（今のところ）。
やっと，RICOHブランドで最高の画質が！って言えるようになったんじゃないかって。あ，もう，「RICOH」すら，ついてませんね。「GR」だそうです。

この勢いで，GXRにも，このGRのスペックのユニットを作ってもらないでしょうかね。
ついでに新しいボディも。で，Eye-Fiは，個人的にとても相性が悪いのと，使い勝手が今ひとつなので，カメラ側にWi-Fiをつけて下さい。いやぁ，GRは後2年間もEye-Fiの呪縛から逃れられないなんて，悲しすぎます。液晶はティルトしてくれると，年配者に優しいカメラになります。GXRも，ぜひ，延命を。
GXRユーザーひとりひとりも，いつまでも大切にしてくださいませ（笑）。

で，コンパクトなボディに大きなセンサーを入れられる技術は，ぜひPENTAXブランドの「Q」シリーズにも。

いろいろと，つながりそうで，楽しみです。

GRが体験できるトークライブが，東京と大阪で開催されます。

先着５千名にショルダーバッグプレゼントも，発売前日までにGRを予約したユーザーには，もれなくレッドカラーの限定レンズリングってのも，そそられます。

→トーク・ライブに行ってきました

＜参考＞
ペンタックスリコー、APS-C世界最小の28mmコンパクト「GR」　TAvモードやEye-Fi選択プッシュ送信も（デジカメWatch）

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