“α”で撮った写真の世界を4K対応〈ブラビア〉で楽しむ トークショー
銀座ソニービルで昨日開催された,写真家 小澤忠恭さんが,デジタル一眼カメラ“α”や“サイバーショット”RX1で撮影した写真を,新しい4K対応液晶テレビ〈ブラビア〉X9200Aシリーズで,解説されながら,息を呑むような美しい写真を鑑賞できるという,スペシャルなトークショーに行ってきました。
写真をプリントで見るのと,4K対応テレビで見るのと,パソコンで見るのと,全部違うんですね。
写真家の側からすると,どう見せるか?どう伝えるか?
写真を楽しんでもらいたい。4K対応の液晶ブラビアだから,伝えられるものがある。
小澤忠恭さんは,ご自身のことを「エンターテイナー」だとおっしゃっていました。
ほんとに,グイグイと写真とお話に引きつけられます。
「写真はプリントしなくちゃ」ってお話があります。
「残す」ということでは,確かにそうだと思うのですが,「見せる」という手段としては,プリントでなければいけないという時代じゃなくなってきています。大きく伸ばしたプリントはそれなりに費用もかかるけど,将来,写真ギャラリーに4Kテレビを何台も置いて,見せるというのもアリなのでは。あ,フィルムがダメとかそういう話でもありません。
それこそたくさんの,“α99”で撮影した「凛(LINN)」さん,銀座の歌舞伎座の外と内側,歌舞伎俳優,鎌倉のRX1でのスナップ写真などを見せて頂きました。
僕らが,写真家の方から,お話を聞きたいのは,やはり,「どう撮ったか」,「どんな意図で撮ったか」,「写真を作り上げていく過程」あたりが,最も知りたいところ。先日小澤さんにお話を伺ったときは,「言葉にすると,本当のところとは違ってくることがある」「言葉にできないから写真に撮る」とおっしゃっていましたが,それでも,素晴らしいクオリティの写真を前に,その写真を撮られたときのことを詳細にお聞きすることができるのは,とてもプレミアムなこと。
もちろん,4K対応テレビがすぐ買えるわけでも,写真がすぐに上手になるわけではありませんが,僕らが写真を撮るときの心構えというか,感じたことを写真にする力というか,頭の中にあるイメージを写真に仕上げていく時に,じわっと,このトークショーでお聞きしたお話が,繋がっていくような気がしました。
LINNさんの瞳に映るアイキャッチの位置が,両側だったのには,そんな意味があったとは…とかね。
いや,鳥肌が立ちましたよ。
以下,ガツンと来たキーワードです。
4Kだから見せられる,なくしたくない日常と距離感。写真が小さくなってないか?
待ち撮り
4Kだから,彩度を落とす
いや,そんな堅苦しい難しい話だったわけではなくて,常に笑いが絶えない楽しいトークショーでした。
狭いスペースでのお話だったのが,もったいないくらいで,観客もあふれているほど。
でも,4Kのモニターで見るための適切な距離を考えてのことなのかもしれません。
YouTubeに関連した写真がありました。
この後,名古屋と大阪で,小澤忠恭さんのトークショーがあります。予約は不要です。
写真を撮られるヒトは,ぜひ。
<名古屋>
日時:2013年6月29日(土) 11時30分~/14時~/16時~
<大阪>
日時:2013年6月30日(日) 11時30分~/14時~/16時~
| 固定リンク
「携帯・デジカメ」カテゴリの記事
- 骨伝導方式の聴覚補助器「ETEREO H+」短期インプレッション(2018.05.05)
- 【楽天市場】「クレール・オンラインショップ」からの注文内容確認メールにご注意を!(2018.03.22)
- 晴海線(晴海~豊洲) 開通!2度と撮れない写真を撮ってきた(2018.03.11)
- 「学ぶ」が支える健康習慣。「健康第一」・「学ぶ」タスク 【 PR 】(2018.03.13)
- EPSON PULSENSE PS-600Bの調子が…(2018.02.23)
コメント