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記憶が呼び起こされる!「サンダーバード博 ~世紀の特撮が描くボクらの未来~」

Miraikan Thunderbird Expo 2013 Tokyo

日本科学未来館の1階企画展示ゾーンで,9月23日(月・祝)まで開催されている,「サンダーバード博 ~世紀の特撮が描くボクらの未来~」に行ってきました。

夏休み前の7月10日から開催されていたんですね。
日本科学未来館って,まだ,1,2回しか行ったことがなかったのですが,こういうそそられるイベントや企画展をときどきやっているような気がします。

Thunderbird Expo 2013 Tokyo

今回は,サンダーバード
リアルタイムで見ていたような気もするのですが,もう,すっかり忘れてしまっています。

Lady Penelope, Alan Tracy Thunderbird Expo 2013 Tokyo
レディ・ペネロープと,アラン・トレーシー。

ペネロープさん,本名は,「Lady Penelope Creighton-Ward」のようですね。
生まれは,2039年の12月24日。
って,まだ生まれてないじゃないですか!

そうそう,サンダーバードは,未来の話でした。
放送時は,遠い未来のお話だったのですが,もう,近未来な感じですね。

国際救助隊(IR)の専属諜報員で,貴族。彼女の邸宅が国際救助隊のロンドン支部でした。
パーカーさんの運転するピンクのロールスロイス。
いろいろと謎ですね。

アラン・トレーシーは,トレーシー家の5男。
サンダーバードは,世界中で起こる災害や事故などを,国際救助隊(IR;International Rescue)がスーパーメカを駆使して,危機に瀕した人々をレスキューするというお話。悪役も出てきます。

見ての通り,人形劇なのですが,この操り人形(マリオネット),人間の1/3くらいの大きさがあります。すごいのは,「リップシンクロシステム」が,放送開始当時(1965年)から,このマリオネットの頭部に入れて,あらかじめ録音された声優のセリフと口の動きをシンクロさせるようになっていたこと。

Thunderbird #1 Thunderbird Expo 2013 Tokyo
サンダーバードの魅力は,特撮とメカ。
これは,サンダーバード1号。
ホバリングで細かい動きも可能な超音速有人原子力ロケットです。
メインパイロットは,トレーシー家の長男スコット・トレーシー。

日本で始めてサンダーバードのテレビ放送があったのは,1966年だったそうです。

Thunderbird #1 background roller system 01Thunderbird Expo 2013 Tokyo
特撮の技術のひとつ,「背景ロール」が展示されていました。
これは,背景が止まっているところ。

Thunderbird #1 background roller system 02 Thunderbird Expo 2013 Tokyo
こちらは,背景ロールが横スクロールしているところ。カメラのシャッタースピードを少し遅くしてみました。
テレビでは,サンダーバード1号が,ちゃんと飛んでいるように見えます。

あ,この「サンダーバード博」,映像以外は,基本的に静止画写真は撮り放題です。
太っ腹ですね。

ここに展示されているサンダーバードのメカたちは,当時の放送に使われたモノも若干ありますが,日本国内のコアなファンや造形作家さんたちが製作したモノだったりします。
いや,よくできてますよ。

Thunderbird #2 Thunderbird Expo 2013 Tokyo
1番人気のサンダーバード2号
超音速有人原子力輸送機です。換装可能なコンテナポッドが特徴ですね。
パイロットは三男のバージル・トレーシー。

Thunderbird #2 green color difference Thunderbird Expo 2013 Tokyo
放送の前期と後期で,だんだんと2号の「緑色」が変化しているのだそうです。
全然,知りませんでした。

2号が発進する滑走路の脇にあるヤシの木が倒れて,カタパルトが現れて,ロケットの熱を受ける壁が出て…。
うーん,だんだん思い出してきたぞ!

Tracy island base Thunderbird Expo 2013 Tokyo
プールがロケット発射場の屋根になってる設定なんて,今見ても,ワクワクしますね。

そうそう,トレーシー家のお父さん「ジェフ・トレーシー」は,大富豪で,国際救助隊の総司令。もちろん,国際救助隊を設立したヒト。
トレーシー兄弟が「はい,パパ」って言うのも,ちょっと懐かしいですね。
いつでも家族,仲よさそうです。

バーチャルに,基地の中を歩き回れる展示もありましたよ!

Thunderbird #3 Thunderbird Expo 2013 Tokyo
サンダーバード3号
単段式有人原子力ロケットで,メインパイロットは,3男のアラン・トレーシー。

大気圏外救助活動専用機で,宇宙ステーションのサンダーバード5号への物資輸送と乗員交代などに使われています。

で,これがそのサンダーバード5号
Thunderbird #5 Thunderbird Expo 2013 Tokyo
サンダーバード3号とドッキングできる原子力有人人工衛星とされています。
地上のあらゆる通信を傍受して,SOSや救難通信のみをフィルタリングできるオートチョイスマシンが装備され,を地上での救助要請をキャッチすして,指令を送ります。

最後は,サンダーバード4号
Thunderbird #5 Thunderbird Expo 2013 Tokyo
サンダーバード2号のコンテナポッドに積まれ,水中で活躍します。
メインパイロットは,トレーシー家4男ゴードン・トレーシー。
見えているのは,電磁吸着パッド,小型万能ミサイル発射管,さらには多機能マニピュレーターなどを装備して,サンダーバードのメカの中では最も小型なのに,これが活躍する場面が多かった様な気がします。


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写真は,たくさん撮ってきたのですが,これから行かれるヒトのために,このくらいにしておきますね。
会場で,実際の特撮風景などを見ながら,ぜひ,ワクワクしてください。

Miraikan Thunderbird Expo 2013 Tokyo
常設店も,サンダーバード博のチケットで見られるのですが,時間が足りず(笑)。
前回来たときもそうだったような…。

未来の暮らしも描かれている「サンダーバード」。この「サンダーバード博 ~世紀の特撮が描くボクらの未来~」は,サブタイトルにもあるように,日本の科学技術を,夢のようだったこのサンダーバードのテクノロジーと重ねるという工夫も。が,まだ,ちょっと消化し切れていない感じは否めません。もっとサンダーバードの世界観を活かすような展示になっていれば,良かったのにと思いました。

とはいえ,全体としてのサンダーバード博は,いきなりテンションが上がる3Dムービーやちょっとしたアトラクションなどもあり,お子さんと一緒にいっても楽しめるイベントにはなってますが,やっぱり,「おっさんホイホイ」ですよね。みなさん,一つ一つの展示を,穴が開くくらいよく見てました。写真もたくさん撮ってましたね。GXRユーザーさんもいて,これまた,ちょっとびっくり。

最初は,サンダーバード,覚えているかちょっと不安だったのですが,展示や映像を見ているうちに,「そうそう!これこれ!」って,どんだけ脳の奥深くに記憶が眠ってたんでしょうね。終わる頃には,すっかりサンダーバードのテレビをワクワクドキドキしながら,また,ちょっぴり西洋の香りに憧れを抱きながら,見ていた記憶が呼び起こされました。4号を見ていて,思い出したんですが,同じ「ジェリー・アンダーソン」プロデュースの潜水艦「スティングレー」のオモチャ,持っていたような…(笑)。

「サンダーバード博 ~世紀の特撮が描くボクらの未来~」は,2013年9月23日までです。
隣接する場所で開催されている「お台場合衆国」とかと組み合わせると,たぶん時間が足りなくなります。
時間に余裕を持って,お出かけ下さい。

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会場内でも販売されています!会場限定版には全長30cmを越えるサンダーバード2号のペーパークラフトがついて200円増しの1700円。

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