2013年のハロウィンを振り返る。
今年もあと少し。
ちょっとだけ,2013年のハロウィンを振り返ってみます。
先日も,日本の代表的コスチュームメーカーのルービーズ・ジャパンの方々とハロウィンについてお話しする機会をいただいたのですが,今年のキーワードは,「グループ」,「エコ」,「ローカル」だったようです。
未だ,「ハロウィンは定着したか」なんて書いているメディアは,よほど,外に出たことがないんでしょうね。まぁ,毎年思うことなのですが,ハロウィン,拡大しつつ,日本にすっかり馴染みました。
以前は,「ハロウィン・ジャパン・インフォ」のメインコンテンツは,ハロウィンってなに?というページだったのですが,アクセス数は,ジャックオーランタンの作り方の方が,多くなってきています。たぶん,そういう日本のハロウィンもそういうステージになったんだなと思います。
日本のハロウィンの経済効果は,年々上昇していて,そのうちに,バレンタインはもちろんのこと,クリスマスを追い越すのではないかという予測もあります。
ネット通販大手の楽天市場では9月のハロウィン関連売り上げが2012年の1.7倍、11年の3倍に達した。とか,
2013年のハロウィン市場は1000億円を超える見通し。
「ホワイトデー(約640億円)を既に超え、バレンタインデー(約1300億円)に迫る勢い」だそうです。
アメリカの全米小売協会(National Retail Federation)による調査では,2013年の推定消費額は一人当たり約75ドルで,アメリカ全体で約70億ドル(約7000億円)にのぼると予想しています。日本のハロウィンと比べて,文字通り桁が違いますね。
日本では,大人向けの仮装グッズが伸びているようです。
ルービーズ・ジャパンの製品も,その傾向がでているようで,実際に,ハロウィンの夜の渋谷などの繁華街を見ても,グループでハロウィンを楽しむ流れになってきています。
日本流クリスマスが,二人で過ごすクリスマスがしばらくメインでしたが,どうやら,ハロウィンの影響を受けて,グループで楽しむ…,もっと言っちゃうと,恋人と過ごさないでも楽しいクリスマスへと変化を遂げつつあるようです。まぁ,家族単位の少人数の集まりより,グループで楽しむパーティ系の方が,お金は流れますものね。
ハロウィンは,人を選ぶイベントだと思っています。
友人がたくさんいる人,子供がいる人,子供の時にハロウィンを経験した人,海外でハロウィンが楽しかった人,このカテゴリーに入っていない人は,秋に「なんだかオレンジ色が増えてきたなぁ」と思う程度なのに対して,このカテゴリーに属している人は,夏頃から,「ハロウィンの仮装はどうしよう?」とか「デコレーションをもっとおどろおどろしいモノに」とか,ソワソワし始めます。なかなかこの溝は埋まらないように見えますが,子供の頃にハロウィンを体験した人が大人になって,子供向けのイベントを開催したりするサークルがうまく回り始めたのが,最近の日本のハロウィン。なので,もう数年経つと,ハロウィンへの接触度はさらに増えて,経済効果もさらに上昇していくと思われます。
子供と大人が仲良くできるイベントは,以前は日本の地域の「祭り」がその役割を担っていましたが,なかなか少子化の傾向や欧米型の文化の浸透により,子供たちが,プリンセスやヒーローなど,なりたいものになりきれるハロウィンがそのポジションに変わりつつあるようです。なので,ハロウィンって,子供たちには,とっても夢があるイベントで,かつ,大人がそのサポートをすることで,地域のつながりや防犯効果を上げることにもなり,結果的に,お金が動けば,かなり魅力的で,地域活性化の処方箋としてはとても優秀なものだと思っています。
こういった取り組みが,地域,「ローカル」で広がりつつあるなぁと実感したのが,2013年のハロウィン。
ショッピングモールなどで,どこかに子供たちを集めて,トリック・オア・トリートするのもいいのですが,やはり,地元の商店街で,ひとつひとつのお店を回って,お菓子やちょっとしたグッズがもらえるのは,子供と大人のつながりを強化することに繋がります。
「○△文具店」として子供たちが覚えているだけじゃなくて,「くまのプーさんのいたお店」,「美味しいお菓子をもらったお店」としても記憶に強く残ることによって,何かトラブルが起きたときに,子供たちが安心して駆け込める場所にもなるわけですから,まだ,ハロウィンをやっていない商店街があったら,積極的にイベントを始めることをオススメします。
例→「奇彩ハロウィン2013」
→「元町ハロウィン2013」
→「4th ハロウィンワールド in WARABI 2012」
ハロウィンのコスチュームは,頭にちょこっとカボチャの帽子をかぶる,あるいは仮面をかぶるくらいで,それっぽくなりますし,日本には世界に誇るコスプレ文化もあるし,以外と敷居は高くないですよね。個人個人のレベルなら,それほどお金もかからずエコですし。
なので,ハロウィンがまだ日本に定着していないという人は,子供をサポートするイベントとして認識していただいた上で,ローカルなイベントに積極的に関わって頂ければ,ハロウィンの見え方が全く変わってくるはずです。
コスチュームを着てお菓子をたくさんもらった子供たちの満面の笑顔は,何ものにも代え難い貴重なものです。
ハロウィン・ジャパン・インフォでは,Twitterに加えて,Facebookページも,運用を始めました。ぜひ,「いいね!」でフォローしてください。イベントのご紹介,各種ご相談にも対応いたします。
ってわけで,来年も「ハッピー・ハロウィン!!」
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