カメラのイロハを体感できる。プレミアムブラケティング搭載「CASIO EXILIM EX-10」
「CASIO EXILIM EX-10」は,有効画素数1210万画素の1/1.7型高速CMOS(裏面照射型)撮像素子を搭載。レンズは,35mm判換算:約28~112mmで,F値:F1.8(W)~F2.5(T)と光学4倍ズームで,かなり明るいズームレンズとカシオお得意のHSテクノロジーで連写で,30枚/秒を達成したフラッグシップ機です。
まだ,こんなシンプルな型番が残ってたんですね。覚えやすい!
液晶モニターは,チルト機構(上180度、下55度)付きで921,600ドット3.5型TFTカラー液晶。
モニターが,デカい!!
チルトさせると,電源がONになるのも,ちょっと珍しいですね。
スイッチオンで,起動も速く,すぐに撮影に移れます。
起動時間 約1.30秒
AF時間 約0.14秒
レリーズ • タイムラグ 約0.014秒
撮影間隔 約0.27秒
とのこと。
あれ?このレンズカバー,どこかで見たような…(笑)。
で,EX-10の一番のウリの撮影機能は「プレミアムブラケティング」。
一度シャッターボタンを押すと,
「フォーカスを合わせる場所」と「絞りの開き具合」など2種類の撮影設定(パラメータ)を変化させながら9枚を連写するというこの機能です。
絞りを変えて撮影したり,シャッタースピードを変えたり,明るさ,ホワイトバランスなどを変えたり…って,いろいろ悩みながら,撮影していることが多いのですが,この「プレミアムブラケティング」を活用すれば,悩むことなく一度で様々なパラメータを調整した写真が揃ってしまうという,便利なもの。
さっそくちょっとやってみましょう。
被写体も準備していただいていました。
普段は撮らないような写真が思いがけず撮れてしまうという偶然性も楽しめますね。
シャッタースピードを変えて撮った3枚。
シャッタースピードのプレミアムブラケティングは,さすがに同じものを同じ瞬間に撮ることは不可能なので,たぶん,3枚だけなんでしょうね。
ちなみに,普通に止まった状態を,ブラケティングせずに撮ると,
こんな感じ。
デフォルトで,けっこうくっきりした画が撮れる印象です。
さらに,
望遠端でもけっこう明るいレンズなので,ボケも楽しめるのですが,こちらの9枚は,焦点とボケ具合を変えて撮った9枚。
と,2軸の選択もいろいろとできて,1軸をマニュアルで設定することもできるので,ボケと絞りの関係とか,露出補正とか,カメラのイロハで,理解しようとすると,ちょっとつまずいてしまいそうな所を,なんなくフォローしてくれるのが「EX-10」。
カメラに慣れた人でも,あの時,あの設定で撮れば良かったかも…なんてことはよくあるので,いざというときには頼ってしまいそうです。
コンパクト機ですが,意外と無骨なデザインなので,大きく重く感じますが,明るいレンズなので,ある程度仕方ないところなのかもしれません。「プレミアムブラケティング」に,「ベストショット」が組み合わせてくれると,さらに便利になりそうなのですが,選択する楽しみを残しているのかもね。
「設定の取りこぼしがあると許せない」なんてヒトには,オススメのコンデジです。
一台あると,いろいろと試したくなるカシオらしいカメラです。
今回のセミナーで,クラブツーリズムで,写真撮影に特化した旅行や講座を扱っているのがわかったので,ちょっと危ない(笑)
CASIO デジタルカメラ EXILIM EX-10BE プレミアムブラケティング チルト構造付き3.5型液晶 1210万画素 光学4倍 ブルーブラック EX-10BE(amazon)
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