第23回「紙わざ大賞」の入賞作品展に行ってきた。
いや,凄かったよ,お兄さん!
いや,変なお店じゃなくて,第23回紙わざ大賞の受賞作品展です。
中には哲学的で難解な作品もありますが,ほとんど,ストレートにどすんと心に響く作品が多くて,入って良かった。
「紙」のもつ,風合い,手触り,性状,しなやかさ,色,なんだかほっとする温かさみたいなものが,作品になっています。
作る過程も見てみたいなと思う作品がたくさん。
全国から応募があった合計306点の作品から,計85点の入賞作品が展示されています。
「紙」という変幻自在な素材から,自由に想像される夢のような世界が,一堂に公開されています。
「紙」を使って,「想い」を伝える。
すごワザですよ,ホントに。
切り取るワザ,集中するワザ,貼り付けるワザ,みなさん,出展者,入賞者の皆さんは,ただ者ではありません。
「紙わざ大賞」は,接着材や骨組みの他は,全て紙を使用し,素材としての紙を追求し紙の良さを広めることを目的とした,全国公募のペーパーアートのコンペティションです。応募されているのはプロだけではなく,アマチュアの学生さん,主婦など多様な人々なのですが,はっきりいって,どれがプロで,どれがアマチュアだか,わかりません。
応募資格は,16歳以上の日本在住の個人もしくはグループ。
これなんか,紙を縒って作った「畳」ですよ。
ここまで大きなモノを作るのに,どれだけの時間と手間をかけたのでしょう。
シンプルなアートなのに,伝わってくるものが凄かった。
くすっとさせるものも,けっこうありました。
蝉の人生を,シリーズ物の作品で。
写経じゃなくて,こういうのは,なんて言うんでしょうね。
紙を立てて,文字にする。しかもすべて漢字。
ただの文字じゃなくて,立体感があるところで,見え方が違ってきます。
シャドーボックス風の作品もいくつかありました。
枠があることで,その作品に没頭することができます。
紙で,ここまでのことができてしまうんだ?!
と,驚きや感動の連続。
ま,個人的には,今回の大賞作品は「?」な感じで,月というよりはクラゲのイメージ(ごめんなさい!)なのですが,高尚なアート作品の方が,好まれるのかな?とか思ったけど,ここにある作品は,どれも,近くから,遠くから眺めていたくなる作品ばかりです。配られたアンケートには,個人的に大賞だと思うものも選べるようになってました。
もう今回ですでに23回目になるという,この「紙わざ大賞」。
今まで知らなかったのが,悔しいくらいです。
大賞も含めて,結果はこちら(PDFファイル)
審査員は,日比野克彦さん,福田美蘭さん。
アイデアも秀逸だったり,実際に触ったり,遊んだりすることもできて,もちろん,写真も撮れる,こういう素晴らしいイベントとペーパーアートのコンペティション,ぜひ,続けていただきたいと思います。
会場は,
銀座十字屋ホール
主催は,
ファンシーペーパーなどを扱う「特殊東海製紙」
会期は,本日12月15日(日)まで。
銀座で,今日,時間があったら,ぜひ!
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