和食がユネスコ「無形文化遺産」に登録されて,僕らができること。
「和食が無形文化遺産に ユネスコ 「自然尊重の体現」評価」(msn産経ニュース)アゼルバイジャンのバクーで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は4日、日本政府が提案していた「和食 日本人の伝統的な食文化」の無形文化遺産への登録を決定した。
海外に行くと,なぜか和食が食べたくなったり,帰国してすぐお寿司屋さんに駆け込んだりしたくなります。
旅なら,現地では,現地のものを食べればいいと思うのですが,やはり,日本の味が恋しくなるときは,和食のお店に足が向くことも。
そんな時に,入ったお店で,店員さんが誰も日本人じゃなかったり,ご飯が硬かったり,刺身の切り方がぞんざいだったりすると,「あ〜」とちょっと悲しくなったりも。
UNESCOの無形文化遺産は,芸能,社会的慣習,祭礼行事,伝統工芸技術などを保護するもの。
四季の食材で自然を美しく表現し,年中行事とも密接に結びついた「和食」の文化が認められたということのようです。
いい加減な和食を駆逐させることが目的ではなくて,日本文化の魅力を国内外に発信,継承していくことが重要なポイントのようです。
「和食」の定義は,「江戸時代以前)から日本に存在する料理の流れを引くものを日本料理・和食とする」のが,一般的に普及している定義とWikipediaにあります。具体的には,懐石,寿司,天ぷら,うなぎ,焼き鳥,そば,うどん,丼物などがそれにあたるのと同時に,料理や調理法だけでなく「いただきます」や「もったいない」といった食事という空間に付随することがらも含めた「自然の尊重という日本人の精神を体現した食に関する社会的慣習」の文化が「和食」となるようです。
で,自分が撮った料理の写真をつらつらと眺めていて,「これぞ和食!」という写真がほとんど無いのにちょっと慌てました。いつも,何を食べてるんだろ?って。あ,丼ものなら,たくさん出てきます(笑)。
こんなのとか…かな。「ハレ」の場での食をどうしても,意識しちゃいますね。
日本でちゃんとした懐石料理のような「和食」を食べようとすると,ちょっと敷居が高くなっちゃうのはあるかな。
海外の日本食レストランだと,寿司も天ぷらも鉄板焼き(+照り焼き)も全部一緒のお店で,わりと気軽に食べられたりすることもあったり,ちょっと逆転現象が起きているような気もします。
日本の文化が,世界で認められることは,嬉しいことです。和食が無形文化遺産に登録されることで,日本食用の食材輸出が盛んになったり,外国で頑張っている日本食関連の業種に追い風になったり,もちろん,日本国内の大きな観光資源となっていくことが予想できます。
一般人の僕らが「和食」にできることっていったら,和食を意識して食べること,FlickrやInstagramで,和食の写真を紹介していくのも,ちょっとした応援になるかな。
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