X-Photographers × X-Lovers Festivalで,「FUJIFILM X-T1」に触って分かったこと。
六本木の東京ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアで開催された,「FUJIFILM X-T1」の新製品体験イベント「X-Photographers × X-Lovers Festival」に行ってきました。
行ったのは,東京会場2日目の2月2日。
トークショーのフォトグラファーは,ハービー山口さん。
これが,まったりとしていて,楽しかったんですよ。ハービーさん,いい味出してるなぁ。
1日目の様子は,デジカメWatchの武石さんのレポートで,どうぞ。
まずは,X-T1の紹介を,X-T1の商品企画を担当した富士フイルムの光学電子映像事業部の上野さんから紹介。
「FUJIFILM X-T1」の最大の特徴は,世界最大のファインダー倍率0.77倍をうたったEVF。
フルサイズセンサーを搭載した一眼レフのファインダー倍率は,0.7倍。
X-T1は,最大0.77倍(フル)だけれども,メガネをしている人などはアイポイントが遠くなるので,隅々まで見渡すのがちょっと大変なこともあるので,「マルチモード・ビューファインダー」で,ノーマルの0.65倍も備えています。
縦モード(バーティカル)も情報が縦位置に合わせて変わるので,見やすい。
「2画面」は,マニュアルフォーカス専用で0.6倍の画像と,右に距離計代わりの拡大モードも備えて,よりフォーカスと全体を同時に把握できるようになっています。
トークショー会場の外には,「FUJIFILM X-T1」が何台も説明のスタッフの前に置かれていて,画像データは持ち帰ることができないものの,自由に触ることができました。
で,たしかに「リアルタイム・ビューファインダー」をうたうだけあって,EVFの反応はとても速く,これまでの液晶EVFとは次元の違いを感じました。ただ,自分が普段見ている画角より大きい画角のレンズが装着されている場合は,若干のタイムラグがあるためか,画角が広い場合などは,ちょっと酔いそうな感じもあります。でも,僕がEVFがあまり好きではない理由の,残像が残るようなことも,画面のざらつきを感じることもありませんでした。
偉そうですが,まぁ,これなら,使ってもいいかな。というレベルに仕上がっています。
上野さん曰く,光学ファインダーは,もちろん遅れることがないので「真のリアルタイム」ですが,ミラーレスでは、シャッターを切った後の像の消えがない。なので,ミラーレスの方が,シャッターを切った後のシャッターチャンスを逃しにくいとのこと。
なるほどね。モノは言いようですね。
X-T1は、書き込みのバッファも今までの機種の2倍。書き込み待ちのラグも無い。
しかも,動体予測AF&AF追従連写8.0コマ/秒。
起動時間0.5秒,撮影間隔0.5秒。
Xシリーズの写りは,どれも似通っていますが,X-T1にしか撮れない瞬間というのは,ありそうです。
贅沢を言えば,撮影間隔の0.5秒は,0.1秒くらいになると,さらに快適にシャッターを切っていけるんだけどな。
あ,シャッター音は,ハービーさん曰く「吸い込むようなシャッター音」。
確かに,目立たない低く小さい音に,チューニングされています。
ボディは,防塵・防滴・耐低温-10℃のタフネス性能。
でも,「レンズは?」ってみんな思うよね。
どうやら,「WR」のレンズ,3本が,わりと早い時期に出てきそうですよ。
最初は,ボディのみと,従来の「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」のキットで出る予定ですが,「XF 16-55mm F2.8 R LM OIS WR」が出てきた時点で,このレンズのキットも出すことを検討しているとのこと。
ただし,最初は,「XF 16-55mm F2.8 R LM OIS WR」のみで出していくことまでは,決まっているようです。
モックだけど,「XF 18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」,「XF 50-140mm F2.8 R OIS WR」
遅くとも,今年中には…なんて言ってましたよ。
幅は,X-M1よりやや大きめ。
縦位置バッテリーグリップをつけると,こんな感じ。
かなり持ちやすくなります。が,大きくなるのは,仕方ないでしょうかね。
で,オススメのグリップは,まぁ,デフォルトのグリップも手にしっくりくるのですが,やはり,
「F MHG-XT」のハンドルグリップ。
力の入りにくい小指に向かってグリップが大きくなってるので,軽い力で,しっかり握れる間隔。
これ,いいですよ。メタル製なので,X-M1のグリップとは比べものになりません(笑)。
感度,シャッタースピード,露出補正は,すべてトップパネルのダイヤルで設定できます。
で,それだけでなくて,
感度ダイヤルの下にも,連写やブラケットモードの設定などができる「ドライブダイヤル」
シャッタースピードダイヤルの下には,測光ダイヤルが配置されています。
メニューをたどって深い階層で設定するなんてことは,X-T1ではなくなりますね。
さらに,ユーザーモードやファンクションボタンもかなりカスタマイズできるので,自分が使いやすいカメラにしていくことができます。
あ,「SR+」モードは,見ての通り,ありません。ま,そういうカメラじゃないと言われればそうなんですけど,X-M1のSRモードが,超簡単なので…,つい…。
が,顔キレイナビは,付いています。
ハービーさんも,ヒトを撮るときは,顔認識モードオンリーのようです。
さらに,すでに公開されている,T1専用アプリケーション「FUJIFILM Camera Remote」では,Wi-Fiで画像をスマートフォンへ転送できるだけでなく,スマートフォンがT1を完全に乗っ取って,最大10m離れた位置から,シャッターを切ったりすることができます。スマートフォンやタブレットがT1をコントロールしているときはカメラのボタンをいじっても,なにも反応しません。
FUJIFILM Camera Remote - FUJIFILM Corporation
もう一度,言っておきます。
他のXシリーズではなくて,「FUJIFILM X-T1」にしか撮れない写真があります。
ハービー山口さんのトークショーのレポートに続きます。
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