5段分の手ぶれ補正の効きを,隅田川花火大会で試す。FUJINON XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
昨年は,土砂降りの雷雨で撤退を余儀なくされた「隅田川花火大会」。
「FUJIFILM X-T1」 + 「フジノンレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」
今年は,昨年の悲劇を踏まえて,多少濡れても大丈夫なカメラとレンズを持って,ふらっと花火を眺めに,JR錦糸町駅から東京スカイツリーに向かって,ポイントを探しながら歩いてみることにしました。
今年の第37回隅田川花火大会は,約96万5千人の観客が会場を訪れたそうですよ。
こういうのって,誰がどう数えているんでしょうね?
花火大会が始まってから,会場方面に向かうのって,やはり,ゆるすぎでしょうか…。
スカイツリーの近くに,2会場の花火を同時に眺められるポイントがあると聞いて,とりあえず,スカイツリーを目指して徒歩で移動。
このあたりから,電線がすっかりなくなります。
景観って,大事ですよね。
移動途中でも,少し,建物越しに花火が見られるようになってきて,ちょっとワクワクしてきます。
スカイツリーそのものを目指していたわけじゃないのですが,ちょっと高いところもあるので,もしかしたら,良い場所があるかも…と,つい,スカイツリータウンの建物の中に入ってしまいました。これが,今回の敗因。
この写真が唯一,スカイツリーと花火を同時に写し込むことができた写真。1/30秒
事前の予習って重要だなと思いますが,土地勘というのは,やはり身体に覚え込ませなきゃ,ね(←負け惜しみ)。
1/30秒
東京ソラマチの4階デッキ部分から,柵越しに,花火が見られるところがありました。
ま,1/30秒だと,さすがに画面が寂しいので,
ちょっと見られるようになってきました。
三脚を立てるようなスペースはもちろん,ここにはありません。
もちろん,今回は,「FUJIFILM X-T1」 + 「フジノンレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」の組み合わせで,どこまでブレずに,花火を撮れるかというチャレンジなので,まぁ,これからの花火大会シーズンの小手調べ…みたいな感じかな。
ただ,花火撮影のシャッタースピードは,3〜4秒程度が,オススメなので,多少,画面が寂しいのは,今回,仕方ありません。
スターマインのような連続して打ち上げられる花火を撮る時などは,3〜4秒が確かにオススメ。ですが,大輪の花を咲かせる尺玉のような花火の場合は,1秒くらいでも,十分映える場合も。
一度,花火が上がる位置がわかったら,次からはフォーカス合わせもマニュアルで,固定しておくと便利です。花火が上がっていないときや明るすぎる花火だと,X-T1をもってしても,AFがかなり迷います。
花火撮影は,光の軌跡を写すので,感度を上げて短いシャッタースピードにしても意味はありません。なので,感度もそれほど上げる必要はありません。
FUJIFILM X-T1は,コンパクトデジタルカメラのように「花火」のシーンポジションが用意されているようなカメラではないので,基本的には,絞りをF8程度にしておけば,まぁまぁ,細かい光の軌跡が記録されます。
花火のポートレートみたいな感じのが撮れてくれますね。
1/2秒まで使えるということは,1/4,1/8,1/15,1/30,1/60…と,本来であれば,1/30秒で撮らないとブレるところを,1/2秒まで我慢できるということ。便利ですねー。
僕が,1/4でピタッととめられる技術を持っていれば,8秒までいけたかも(←無理ですから)
結論としては,東京スカイツリータウンからは,思ったような花火は撮れません。
上まで登れば別ですけれど。
花火を撮るときのカメラの設定で,記録画素数とJPEG圧縮度は,最高の設定(Fの「ファイン」とか)にしましょう。
多少,花火の写る位置がずれてしまっても,後で,花火の部分をトリミングすることが可能です。
あのアパートの階段にヒトがいるのがわかりますが,あそこくらいからなら,かなり綺麗な花火が,建物に邪魔されずに見られそうですね。
花火も終盤,スカイツリータウン・東京ソラマチからの花火は諦めて,また,路上をうろつこうと思ったところ,スカイツリー駅から,ホーム越しに,いい花火が。1/8秒
都会の花火ですから,ワザと建物と一緒に撮ってしまうのも,アリかなと(開き直り)。
なるほど,たしかに90度顔を曲げれば,同時に両方の会場の花火を見られる場所がありますね。
が,隅田川に近づけば近づくほど,角度は広がっていくので,第1,第2会場からの花火とスカイツリーを同時に入れることができる場所は,会場から,かなり離れた場所であることが,実感できました。
「フジノンレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」の手ぶれ補正機構は,歩行や呼吸により生じる低周波数帯域の動きを感知する性能を向上させ,感知された信号からブレを正確に検出するアルゴリズムでブレをおさえているのだそうです。「呼吸」ですよ,「呼吸」!
手や腕の微妙な動きだけじゃなくて,歩行や胸の鼓動(←書いてません)まで,レンズに知れてしまうなんて!
今回は,ぽつりと雨が降ることもなかったので,「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」の防塵防滴,全天候対応型レンズとしての出番はありませんでしたが,近寄れない花火をぐぐっと切り取れる,7.5倍のズームは,かなりの使い勝手の良さを感じました。
次は,三脚をもって,T1と出かけて見たいと思います。
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というわけで,
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