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KOKUYO・「CamiApp S」の文字認識の仕組みと認識率。「運用編」

KOKUYO CamiApp S seting up 04

コクヨ S&Tのイベントに参加して,その後,参加者に貸与されたデジタルノート「CamiApp S」を,1カ月ほど使っています。

「CamiAPP S」は,専用のノート紙に書いた絵や文章などを,スマートフォンやタブレットにデジタル化して記録するだけでなく,文字を認識して,テキストデータとしても保存しておくことが可能な,新しいデバイスです。

今回は,「運用編」として,文字認識関連のポイントをレポートします。

CamiApp Sの本体に記録されるデータは,専用のボールペンで書いた文字そのものではなくて,「ストロークデータ」(「筆跡」というか,線をどこからどこまで引いたか,いつ描いたかの情報)です。

KOKUYO digital note "CamiApp S" 09
専用のノートの右下にあるチェックボックスにチェックを入れると,そのノートの1枚に描かれた「ストロークデータ」がCamiApp S本体内にセーブされます。

その後,Android,iPhone等,スマートフォンにBluetoothで転送します。

CamiApp
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ

スマートフォンでは,見た目,書いたノートがすべて表示されているように見えますが,実際には,テキストデータが記録されているわけではありません。専用のアプリで,文字データ化することができるのが,CamiApp Sの強み。

このアプリが,文字認識をしてくれるというわけ。CamiApp Sの本体で,文字認識をしているわけではありません。

気をつけなくてはいけないのは,記録されるストロークデータは,時系列で並んでいるということ。
例えば,箇条書きで,3行書いたあとに,それぞれの文章の先頭に1,2,3と書くと,画像的には,
1.○○
2.△△
3.□□
と見えても,

テキストデータになる時には,
○○ △△ □□ 1.2.3.
となります。

また,1枚目のノート紙の右下のチェックボックスにチェックを入れるのを忘れて,2枚目の紙に書き始めると,画像的には,1枚目と2枚目が重なって見える画像ができあがります。
この場合は,データ的には,2枚目に書いた文字のテキストが,1枚目のテキストデータの後に並ぶことになります。

つまり,上に書いた文字でも,後から書き加えたものに関しては,テキストデータは,後に追加されるということです。「書いた位置」ではなくて,「いつ書いたか」で,データ化されることには,ちょっとだけ注意が必要です。

これを逆手にとって(?)数枚のデータを合成することも,アプリ上で可能です。

さて,
CamiApp Sシステムの文字認識率は,現在80%とのことですが,自分でやってみて,どのくらいになるか,試してみました。

writing with CamiApp S
Kindleに表示されたカフカの「変身」を,写経のように書いてみました。

なぜカフカなのかは,まぁ,著作権の期限切れの書籍だからです。念のため。字が汚いのは,放っておいて下さい(笑)。

saving data
適当なボリュームになったところで,書き終わり。

transfer to iPhone

iPhoneに転送します。

実際に,文字認識されたものは,
Img_9995

こんな感じ。

文字認識されて,デジタルのテキストデータに変わってくれるメリットは,そのままこれをクラウド経由で,例えば,メールやEvernoteなどに保存しておけるだけでなく,CamiAppアプリ内でも検索ができます。

画像データとして保存する従来の方法では,ノートの写真画像を見て,ユーザー側が,こんなの書いたよなぁ…と,一枚一枚画像を確認して探していかなくてはいけなかったのが,CamiApp Sのシステムでは,文字で検索できるのが強み。

文字認識は,現在80%程度なのですが,僕の書いた文字は,さらに低くて,字が汚いとこんな時にも萎えますね…。
まぁ,文字認識をしているのがアプリなので,スマートフォンのCPUが強化されて,アプリもアップデートされることで,さらに文字認識率が上がることが,期待されます。また,CamiApp Sの「クセ」がわかると,認識されやすい文字の書き方になっていくことで,認識率は上がります。まぁ,機械に馴らされるわけですが…(笑)。

さらには,使ってみての希望なのですが,可能であれば,僕のように,悪筆な人でも,一定の文章や文字を書くことで,その人の癖を覚えてくれて,認識率があがるような仕組みがあれば,いいなと思いました。ユーザー登録辞書的な感じでしょうか。

で,デジタルガジェットに慣れていないけど,スマートフォンは持っている,使い始めたちょい高齢の方などは,キーボードなどに慣れていないので,「CamiApp S」で,テキストデータ化してくれるのは,けっこう便利かもと,親と話していて思いました。文字を普段から丁寧に書いているヒトには,CamiApp S,良いですよね。

あとは,デジタルデータが万が一無くなったとしても,紙が残る安心感というのも,見逃せないポイント。
僕が,1カ月使っている間,Bluetoothの連携が悪くて,デジタルデータとして保存されないノートがいくつかありました。まぁ,この辺は,アップデートで直っていくことと思います。

CamiAppSは,これからの進化も楽しみな,新しいデジタルガジェットですね。

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