全米オープン2014結果覚え書き
約10年ぶりとなるロジャー・フェデラー,ラファエル・ナダル,ノヴァク・ジョコビッチがいない決勝戦になった,今年の全米オープンテニス。いよいよ世代交代が現実のものになろうかという象徴的な結果になりました。もちろん,この3強を下して,グランドスラムの決勝に進むのは並大抵の技術と精神力が必要なのは,変わりはありません。
全米オープン2014の男子シングルス決勝は,
第10シードの錦織圭は,第14シードのマリン・チリッチ(クロアチア)に3-6,3-6,3-6のストレートで敗れ,残念ながら優勝を逃したものの,日本人としては,初の快挙!グランドスラムの準優勝ですよ。おめでとうございます!準決勝進出までは,日本人として,92年ぶりとか,96年ぶりとかでしたが,準優勝は「初」です。優勝を意識しすぎて眠れなかったとか,身体が硬くなったとか,いやぁ,トッププレーヤーの錦織をしても,そういうことがあるんですね。チリッチは,ちょっとドロー運も良かったこともあったとはいえ,全く,錦織のテニスをさせてもらえませんでしたが,きっと次こそは!と,誰よりも強く思っているはず。
マイケル・チャンコーチの観戦ぶりにも,感激しました。まるで,錦織と一緒にプレーしているかのようなアクティブな動き。彼の思い入れに,ちょっとグッと来ました。
優勝賞金は300万ドル(日本円で約3億1500万円),準優勝は145万ドル(日本円で約1億5225万円)。
この結果で,錦織の世界ランキングは,フランスのツォンガ,イギリスのマレー,ブルガリアのディミトロフらを抜いて,自己最高位の8位になります。
1位は,ジョコビッチ,2位がナダル,3位フェデラー,4位がワウリンカで,5位にフェレール。
さて,興奮冷めやらぬ全米オープンの男子シングルス決勝でしたが,日本人としては,さらに快挙が。
車いすテニスの男子シングルス決勝で,第1シードの国枝慎吾がアルゼンチンのフェルナンデスを,7-6 (7-0),6-4のストレートで下し,3年ぶりの全米オープン優勝を飾っています。しかも,国枝選手はウデと組んだダブルスでも,リード/ シェファーズ組を,6-2,2-6,7-6 (7-4)のフルセットで下し優勝して,単複同時優勝!
さらに,さらに,全豪オープンで優勝,全仏オープンでも,優勝,全英でも優勝(ウィンブルドンはダブルスのみ開催),ってことは,ですよ,今年も「グランドスラム」じゃないですか!!これも素晴らしい!!おめでとうございます!
また,女子でも,全米オープン初出場の上地結衣が,車いすテニス単複優勝を飾っています。全仏オープンに続く優勝です。すごいなぁ!
もっとテレビで車椅子テニスも放送してよ,ほんと,すごいんだから!
これで,日本のテニスも,もっともっと盛り上がって,テニス人口もテニスコートも増えて,さらにテニス界がレベルアップしてくれるといいなと思ってます。
あと,女子シングルス決勝は,第1シードのセリーナ・ウィリアムズが,第10シードのキャロライン・ウォズニアキ(デンマーク)を,6-3, 6-3のストレートで下し,地元大会3連覇とキャリア通算63勝目を決めています。セリーナは,相変わらず圧倒的ですね。彼女を上回るパワーでねじ伏せられる選手は,今後出てくるんでしょうか?
地元といえば,ブライアン兄弟も,男子ダブルスで優勝。
男子シングルス決勝には,フェデラーもナダルもジョコビッチもいなかったけど,十分,アメリカ,盛り上がってるじゃ内ですか。
今年のUSオープン,見応えがありました。もう,なかなか叶わなくなったけど,今年は,ホントに現地で応援したかったなぁ。
いろいろと,今後も楽しみな,全米オープンでしたね。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- フェデラー2連覇!全豪オープン2018(2018.01.30)
- テニスラケットのグリップテープで,大失敗(2017.12.01)
- 振り抜きやすい!「Babolat Pure Aero VS」 インプレ(2017.11.22)
- 香港でサーフィン?!(2017.11.03)
- 東京オリンピック,パラリンピックまで,1000日を切りました。(2017.11.02)
「ニュース」カテゴリの記事
- 【楽天市場】「クレール・オンラインショップ」からの注文内容確認メールにご注意を!(2018.03.22)
- G・U・M PLAYが進化,歯科医院とも連携できるように(2017.12.26)
- 東京オリンピック,パラリンピックまで,1000日を切りました。(2017.11.02)
- 全米オープン2017,始まるよ。(2017.08.28)
- 中高年者では歯周病がアルツハイマー病の悪化因子となる。(2017.08.12)
コメント