健康的な肥満と，癌になる原因と運。

さて，今日は仕事始めというヒトも多いかと思います。
おかげさまで，身の回りの範囲では，何ごともなくお正月を迎えられました。

お正月に，いくつか気になるニュースがあったので，クリップしておきます。

「肥満でも4人に1人は健康、米ファストフード実験で検証」

肥満と診断された20人のうち5人は、ファストフードの食事量を数か月にわたって増やしても、体重が増加しただけで良好な健康状態を維持していた――米国で行われたこのような実験結果が、医学誌「Journal of Clinical Investigation（臨床試験ジャーナル）」1月2日号に発表された。

実験開始時の体重は同じくらいのヒトを集めたんだろうか？とか，体脂肪率が同じくらいのヒトでの結果なのか？まぁ，論文を見れば載っていると思いますが，太っても健康的なヒトはいるととるか，３／４は不健康だととるか，
まぁ，できれば，25％の側に入りたいと思いますよ。

しかしまぁ，太って無いヒトがこの実験に参加したとしたら，食べるの，大変だっただろうなぁと思います。
で，病状が悪化したり，発症しちゃったりしたら，倫理面で，問題あるんじゃないのかなぁ…とか，今後の展開も気にある研究です。

それから，こちら。

「がんの原因、遺伝や環境でなく「不運」が大半 米研究」

がんは、家族歴や環境的要因ではなく、細胞分裂時に起きるランダムな変異の「不運」に見舞われることによって発生する場合が多くを占めるとの研究論文が、2日の米科学誌サイエンス（Science）に発表された。

タイトルだけ見ると，なんだか身も蓋もないような記事ですが，不運にプラスして，喫煙や他の好ましくない生活要因によってがんになるリスクは，存在するというのだから，やはり，癌になりにくくするための条件というのは，存在するようです。

喫煙していたり，たっぷり日焼けをしていても、癌にならずに長生きしている人は「優れた遺伝子」を持っているわけではなく，「その大半は、ただ運が良いだけ」というのも，どう考えたらいいんでしょうね。生活様式や生活習慣を変えても，癌になるときは，なるってこと。運の良いまま，一生を終えたいものです。

癌になっても，「あれがいけなかったか」とか，「あのとき，ああしていれば」とか，くよくよするなよという記事にも読めます。

まぁ，楽しく，前向きに。

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