プレミアムコンパクト「LUMIX DMC-CM1」実写レビュー
日本でも正式に発表された,3月12日発売予定のパナソニックの「LUMIX DMC-CM1」(開発試作機)に触ってきたので,第2弾のファーストインプレッション的実写レポート。
LUMIX DMC-CM1の特長は,
1.世界最薄のスリムボディに,1インチ2,010万画素センサー,LeicaDCレンズ,ビーナスエンジン搭載
2.チャンスを逃さない,4Kプリ連写
3.LTE搭載Android機なので,撮る,SNS共有,見る,レタッチが1台で
単焦点レンズの画角は,35mmフィルムカメラ換算で,28mm。F2.8の明るさのレンズ。
この記事の写真は,すべて「LUMIX DMC-CM1」で撮影した,JPEG撮って出しの画像をFlickrに保存して引っ張ってきています。
コンバージョンレンズが,アタッチメントを介して,取り付けられるようになっています。
レンズの外側は,コントロールリングになっていて,ここで,シャッタースピードや絞り,ISO感度などを設定することができます。
さっそく,街へ出てみましょう。
スリムなのは,デザインとしてクールだと思うのだけれど,持ち方が難しいね。
ローアングルの時とか,モニターがティルトするくらいの厚みがあってもいいんじゃないかと思います。
「スマートフォンではなくて,カメラ」なコンセプトなのだけれど,スマートフォンのデザインになっているような気もします。
撮影モードは,インテリジェントオート / P / A / S / M /…など,ビビッドやスタンダードの色合いを変えたり,ポートレートで肌を綺麗にするようなデジタルフィルターやシーンモードも豊富に揃っていて,使いこなせるようになるのが楽しみなカメラです。
広角28mm。2010万画素なので,最高解像度は,5472 x 3648。
ピクセル等倍で見ると,もうちょっと解像感が欲しい感じはするけれど,FacebookやInstagramに上げるなら,十分なレベルです。
うっかりすると,左手の指が写り込むことも。
あ,LUMIX DMC-CM1の厚みは,約1.5cmなので三脚穴も,もちろんありません。
ストラップホールもないので,デザイン的にちょっと割りきり過ぎちゃった感じは否めません。
コンパクトでスリムなので,ポケットに入れておいて,さっととりだして,さっと撮って,さっとしまえるというのは,いいですね。レンズ前面は,一般的なスマートフォンと同じ程度に,堅固にガードされているので,裸のままでOKとのこと。
こんな感じで,高いところから撮影する時は,ちょっと落としそうで,怖い…。13万円ですよ。
被写体をぐっと浮き出す,背景のボケ具合も,まずまずな仕上がり。
デジタルフィルターで,「ジオラマ」モード。
遊べる機能もいろいろついているのは,コミュニケーションカメラとしては,ありがたい機能ですね。
ちょっと驚いたのは,この写真。
とても精細で,ぐっと引き締まった描写。
4倍程度のデジタルズームも付いています。
超解像モードなら,あまり違和感もなく,クロップできます。
室内だと,このくらい広角で広い範囲を写し込むこともできるし,
ピントの合ったところから,絞りでボケ具合をコントロールできるのも,ちょっと楽しい。
やはり気になるのは,ハンドリング。やはりストラップがつくようなジャケットをつけて,ボディを守りたいですね。とすると,せっかくのスリムボディデザインをスポイルすることにもなりそうなので,ちょっともったいない気も。
で,もうひとつ気になるのは,センサーサイズ。
最近の海外の賞を総なめしているような「LUMIX DMC-CM1」ですが,1インチセンサーは,一般的なスマホのイメージセンサーの9倍ということなのだけれど,パナソニックのデジタル一眼は,フォーサーズのセンサーなので,それから比べれば,やはり画質的には(比較できてません)どうなんだろう?という思いも。面積比では,4/3(フォーサーズ)型は,1インチセンサーの約2倍になります。
レンズの明るさはF2.8で,28mmの画角。
ライバル機があるとすると,そう!RICOH GR。GRも28mmで,F2.8の明るさのレンズのプレミアムコンパクト。こちらは,APS-Cサイズのセンサーが搭載されているので,やはり写りの差は気になるところ。
デジタルカメラとしては,かなり高機能で,高画質。設定を変えて,画質を追い込むこともできるので,ビギナーからハイアマチュアまで,満足のできるカメラだと思います。
さらに,LTEに対応したSIMフリーのスマートフォンでもあるので,撮ってすぐにSNSに投稿できるのは,Wi-Fi搭載でスマートフォンと連携できる最近のカメラとしては,ワンステップ,手間が要らないので,感動している気持ちのまま,写真でコミュニケーションをとることができるメリットは,かなり大きいと思います。もちろん,そのまえにレタッチも「LUMIX DMC-CM1」本体でできるので,じっくり画像を確認してから,インターネット上に投稿することもできます。このあたり,時間がなくて試すことができなかったので,さらにいろいろなシーンで,使ってみたいなと思わせるカメラでした。
これまでのスマートフォンの画質では,満足できないことに気がついてしまったヒトには,「LUMIX DMC-CM1」は,かなりそそられる,応えてくれる一台になるはず。
というわけで,
ぜひ,このレビューを「みんぽす」で評価してください。
(「みんぽす」の使い方)
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