Tooth Fairyが，昨年は，2億5千万ドルも支払っている！

「Tooth Fairy」って，ご存知ですか？
日本語に訳すと，「歯の妖精」となりますが，訳すとちょっと雰囲気が違うような気がするので，「トゥース・フェアリー」としますが，「トゥース」が，どうも，オードリーの春日を彷彿とさせるので，これもまた，変な気がしますが，そうなるとブルートゥースだって，やっぱり，Bluetoothの方が良くなるので，結果として，「Tooth Fairy」のままが良いのかと…。

ま，それはさておき，「Tooth Fairy」は，子供の乳歯が抜けたときに，抜けた歯を枕の下においておくと，不思議なことに，翌朝には，抜けた歯の代わりに，コインが置かれているというアメリカなどの慣習です。で，「Tooth Fairy」が，歯を持っていったかわりに，コインを置いていくというのだそうですが，まぁ，これもサンタクロース的なアレですよね。

日本では，まだ一般的ではありませんが，抜けた歯を入れておく「Tooth Fairy Box」などは，歯医者さんのサービスなどで，普及しつつあるように思います。

で，アメリカでは，この「Tooth Fairy」のプレゼントが，経済の状態の指標になるという調査の結果が報告されています。
→ Tooth Fairy pays record $255 million for lost teeth in 2014

妖精が，現金を扱っているかのような，夢のない話のようにも思えますが，

ちょっと面白い話も。

「Tooth Fairy」は，81％の乳歯が抜けた子供のいる家庭を訪れている。
「Tooth Fairy」は，平均5.74＄相当のプレゼントをしている。これは，2013年との比較で27%増加している。
「Tooth Fairy」のプレゼントには地域差があって，中西部では，１歯あたり2.83$，南部では5.16$，西部と北東部では，4.68$，4.16$となっている。
親の年齢で，「Tooth Fairy」のプレゼントに格差が現れている35歳以下の親の場合，1歯あたり4.50$，35歳から44歳だと1歯あたり4.24$，45歳以上の親では2.45$となっている。
ほとんどの子供たちは，プレゼントに満足しているようだが，17%の子供たちは，もっと「Tooth Fairy」からお金が欲しいと訴え，11%の子供たちは，現金よりプレゼントが欲しいと思っている。

クリスマスと違うのは，サンタクロースではなくて，妖精が子供たちの所に訪れるところ。
乳歯が大人の歯（永久歯）に生え替わる回数だけ，理論的には，プレゼントがもらえるところ。
もともとが，コインなので，現金のプレゼントもそれなりにあること。
でも，オモチャなどのギフトでもOKなのは，子供たちが現実的なのか，それともそういう風潮なのか…。

で，この「Tooth Fairy」で使われているお金…というか，「Tooth Fairy」が支払っているお金は，「スタンダード＆プアーズ（S＆P）」のような代表的な経済状況の指標とリンクしているのだそうです。
なので，S＆Pの指標が高くなると，妖精たちの気前も良くなるという仕組み。
ここ2年は，上昇傾向にあるそうですよ。

日本でも，指標になるくらい，「Tooth Fairy」の習慣が広がるといいなと思いつつも，日本では，下の歯は屋根の上に，上の歯は，軒下に投げるという習慣がすでにあるとはいえ，軒下もなくなり，屋根は遙か上に…という状況なので，「Tooth Fairy」の習慣を，電通あたりがそろそろ宣伝をし始めるのではないかと想像してます。

で，その時のコマーシャルには，ぜひ，オードリーの春日に出演依頼をしてもらって，「トゥース・フェアリー！！」って，やってもらうと良いと思うのですが，いかがでしょう。

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