平成27年 神田祭 神幸祭・附け祭
今回の神田祭は,かつては大手町の将門塚周辺にあった明神さまが,1616年(元和2年)に,江戸幕府の江戸城拡大計画で,表鬼門守護の地となる現在地の外神田に遷座(せんざ)してから400年目の節目にあたる,大きなアニバーサリー的な「ご遷座400年奉祝大祭」の位置づけ。秋葉原や三越前など都心部の通り約30kmを練り歩き,「遷座400年」を祝いました。面白いのは,行列が通ることがおはらいになること。なので,神田祭りを見れば,福がもらえるという,ちょっとしたオトク感も。
今年は,神社の氏子町である秋葉原が舞台となる「ラブライブ!」とのコラボも発表されるなど,秋葉原は,より秋葉原っぽく,たくさんの人で賑わっていました。コラボ商品は,神田明神で販売されているようです。
ま,メインの道をちょっと外れると,それこそいつもの秋葉原ってのも,秋葉原っぽいのですけれどね。
まんまなネーミングですけれど,神田明神遷座400年を祝し作成された公式マスコット「みこしー」君,沿道のお客さんに愛想をふりまいてました。みこしー君のデザインは「ビックリマン2000」でも有名なエサカマサミ氏。
江戸時代に行われた神田祭で,最も人気があった行列は,この附け祭。
恵比寿さんと,大黒天さん。
神田祭りは,早くから,インターネットとの連携をとり,生中継を配信するなど,かなり先進的なお祭りです。
古くからの伝統を守りつつ,新しいものをどんどん取り入れる見通しの良さ,神田明神って,すごいなぁと思います。
「浦島太郎」の曵き物と練物は,143年ぶりに復元。
とはいっても,かなり現代風な浦島太郎ですね。
ひときわにぎやかだったのは,こちらの山車。偶然ですが,「痛車」とのコラボも。
伝統と現代的な流行を巧みに取り入れる神田祭りが,江戸の時代から庶民に親しまれているのが,よくわかります。
そして,こちらは,江戸の街を大地震から守ってくれているはずの「大鯰(なまず)と要石」
東京藝術大学の学生による曵き物とサンバチーム。
「神田祭」は今月15日まで続き,10日は大小およそ200基のおみこしが次々と神田明神に入る「神輿宮入」が行われます。
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