寄れる24-600mm光学25倍ズームレンズ，１型センサー搭載 Canon PowerShot G3 X

今年のCP+で参考出品されていた，レンズ一体型デジタルカメラ「PowerShot G3 X」が正式に発表されました。

PowerShotシリーズの高級モデルGシリーズの最新機種となります。
キヤノンマーケティングジャパンのブロガー向けタッチアンドトライイベントに参加してきました。

実写撮影サンプルも含め，PowerShot G3 Xの概要を，まずはレポートします。

従来のコンパクトデジタルカメラのユーザーの不満は，
「ズーム倍率を優先すると，センサーが小さくなり，画質に不満が出る」，
「画質を優先すると，ズーム倍率が小さくなる」ことでした。

PowerShot G3 Xでは，比較的大きな1型のセンサーを搭載し，さらに24-600mmという広角から超望遠領域までカバーする光学25倍のズームレンズがついていながら，他社の1型センサーを搭載した高倍率ズームコンパクト機に比べて，かなりコンパクトで軽量なボディに仕上げています。

PowerShot G3 Xは，有効2,020万画素の1.0型センサーと35mm判換算で焦点距離24-600mm(F2.8-5.6)の光学25倍（デジタル50倍）ズームレンズを搭載するモデルです。

気になるマクロ機能は，広角端でレンズ先端から5cmまで，望遠端で85cmまで寄れます。

広角端

望遠端

1型のセンサーを搭載することで，一般的なコンパクトデジタルカメラに搭載された小さなセンサーに比べて，受光面積が増えます。

そのため，センサーの大型化は，感度向上，ダイナミックレンジの拡大，ノイズ低減など，高画質の実現に貢献します。

まぁ，コンパクト機とはいえ，高倍率ズームレンズ固定型のデジタルカメラなので，キヤノンのGシリーズで1型センサーを搭載したG7 Xに比べると，だいぶ大きくなります。

キヤノンのコンパクト機では，最高峰の高精細な162万画素チルト式液晶モニターを搭載。

しかも，タッチパネル式。

一眼レフ機のEOSユーザーが，サブ機として持ち出しても違和感なく使えるように，メニューの構成，ユーザーインターフェースは同様のものに。

さらに，EOS 70Dと同等の防塵防滴仕様。気軽に外に持ち出して，さらにレンズ交換の必要もないとなると，PowerShot G3 X は，かなり活躍の場が増えますね。

最長256秒のバルブ撮影にも初対応。これからの季節，花火大会などでも活躍してくれそうです。もちろん，三脚は必須です。できれば，リモートスイッチも。

ただ，PowerShot G3 Xは，スマートフォンのアプリにも対応しているので，スマホをリモートスイッチとして使うこと，画像のスマホへの対応なども手軽にできます。

サイズは，123.3×76.5×105.3mm。
重量は，約690g（本体），約733g（バッテリー，メモリーカード含む）

レンズまわりには，とくにこだわったPowerShot G3 X。

キヤノンの高性能EFレンズで培った経験と開発力で，PowerShot G3 X専用に新しい6群のレンズを搭載。しかも手ぶれ補正は，2群でシフトする光学式。UD，Hi-UDレンズと非球面レンズで，25倍ズーム全域で，収差を良好に補正します。

広角端。キヤノンSタワーの2階にある，望遠レンズ付きのカメラが置いてある場所に，このイベント用に三脚を設置してもらいました。

ここまで，ググッと望遠で，

さらに，近づけます。

最大で，こんな感じ。タッチパネルで，被写体の選択も楽にできます。

このカメラでないと，気がつかないモノ，撮れないもの，たくさんありそうです。

ISO1250で，1/20秒。高感度，手ぶれ補正も頼りがいがありそうです。

キヤノンマーケティングジャパンのモニターキャンペーンで，Canon PowerShot G3 Xをお借りしました。
1ヶ月間，いろいろと試してみます。

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