「おくりたい 未来の自分に きれいな歯」
今年も,歯と口の健康週間(6月4~10日)が,始まります。
平成27年度の標語は,「おくりたい 未来の自分に きれいな歯」
「歯と口の健康週間」は,歯と口の健康に関する正しい知識を伝え,適切な歯科疾患の予防の習慣が定着すること図り,あわせて,口腔内の疾病の早期発見と早期治療を徹底することで,歯の寿命を延ばし,国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。厚生労働省,文部科学省,日本歯科医師会が1958年(昭和33年)から実施している週間です。今年のポスターも,イラストレーターのアランジアロンゾのようですね。
今年の標語は,例年より,より具体的で,一歩踏み込んだ形になっています。
80歳になっても20本の歯を保つ8020運動は,かなり定着してきたようにも思いますが,一生自分の歯で食べることはもちろん,「きれいな歯」でいられるために,今できることを考えて,行動しようという,今年の標語。
「歯のきれいさ」については,もちろん,虫歯がないこと,笑顔をサポートする歯や歯並びのきれいさ,白い歯など,いろいろありますが,これまでの標語で,歯のきれいさについて言及したものは,1999年と2000年にあったぐらいですね。
大人の約9割が歯周病に罹患しているというデータもありますが,口腔ケアを通じて,歯医者さん,歯科衛生士さん,歯科関連のスタッフと一緒に,自分の歯や口の中に興味を持ってもらい,予防や治療だけでなく,社会的に快適に暮らすために,「きれいな歯」を保っていくこと,これからの歯科習慣の目的の一つとして加えたいですね。
そうそう,乳幼児が歯磨き中に歯ブラシで口の中をけがする事故が都内で相次いでいるとのことで,東京消防庁が,注意喚起をしています。平成22年から平成26年までの5年間に,5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、207人が救急搬送されているそうです。
小学校に入学する前まで位は,ぜひ,親子で歯ブラシの習慣づけをしつつ,
歯ブラシを口に入れたまま、歩いたり走ったりさせず、一カ所にとどまって,歯みがきに集中させる,
椅子や踏み台等に乗った状態など,不安定な場所で歯みがきをさせない,
歯みがき中は保護者がそばに付き添って,他の人との接触事故を避けるように,
ぜひ,ご注意を。
年齢的には,1歳~2歳の事故が多いようです。
小さなお子さんをおもちのお父さん,お母さん,ぜひ,ニコニコしながら,お子さんと一緒に歯磨きをしていきましょう。
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