「家の記憶」「越後妻有トリエンナーレ 大地の芸術祭2015」
さて,いよいよ本日までの開催となってしまった「越後妻有 トリエンナーレ大地の芸術祭2015」
YEN TOWN BANDが,12年ぶりのライブを,十日町まつだい「農舞台」で行ったようです。『スワロウテイル』は,もう20年前の映画なんですね。人が集まる仕組みと商業主義とアートと…,いろいろ思うところはあります。
3年後には,ますます多くの人が越後妻有を訪れてくれればいいなと思っています。
作家の塩田千春さんの作品は,2009年以降も,他の場所で見ることができましたが,かなりインパクトのある個性的な作品を精力的に制作されています。
これも誰も住まなくなった古民家を使った越後妻有の典型的な作品の一つですが,かなりインパクトがあるので,常設に近い形になって,今回も展示されています。この糸って,毎回,張り直しているのでしょうか…?
集落の人たちから集めた「いらないけれども捨てられないもの」を黒い糸で編み込み,空家に染みこんだ記憶を表現しているようです。
ここは,「モノクローム」の写真だよね。って思ったけど,一応,カラーの写真も。
人が住まなくなった古民家は傷みが早いので,僕らが見てないところで,メインテナンスされているのではないかと想像しますが,これは,集落の人たちにとっても,かなり大変なんじゃないかなと思います。
痛みが激しくて,作品を展示していたけれど取り壊されてしまった古民家もあるように聞いています。
もちろん,古民家そのものの持ち主さんだっているわけだろうし,権利関係もあったり,3年に一度のフェスティバルを同じように開催するのは,ものすごいことだと思います。
本日で,今回の越後妻有のトリエンナーレは,終了しますが,また3年後,同じ姿で,いろいろな作品を見られることを期待しています。
引き続き,もう少し「越後妻有 トリエンナーレ大地の芸術祭2015」エリアや個別作品ごとに,記事を書いていきます。
INDEX的な記事は,こちら
芸術祭は,9月13日(日)まで。
まだの方は,ぜひ!
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