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伊藤公一写真展「HOPE」の見方,楽しみ方

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 03

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE"

12月21日から始まった伊藤公一さんの写真展「HOPE」に行ってきました。
最寄り駅は,東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅です。

伊藤公一写真展「HOPE」
・会場:Photo Gallery Place M
・住所:東京都新宿区新宿1-2-11近代ビル3F
・会期:2015年12月21日月曜日~2015年12月27日日曜日
・時間:12時~19時
・休館:会期中無休
・入場:無料

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 01
Photo Gallery Place M は,3階にあります。

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 02
部屋のドアを開けると,「左手から観てね」というメッセージボード。

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 06
伊藤さんは,毎日在廊しているので,写真のことでも,プライベートのことでも,カメラのことでも,プリントのことでも,なんでも聞いちゃって下さい。

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 04
この文字も,光の角度で,キラン☆と光るインクが使われています。
いつもよりも,わかりやすい文章です。

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 07
大学の後輩の方が持って来られたたくさんのシュークリーム。
実は,伊藤公一さんの「猫にシュークリームを食べられた」トラウマに始まる壮大なストーリーがあったようです。
ちょうど,おやつ時だったので,写真展に来られたお客さんと伊藤さんを囲んで,ギャラリートーク状態に。

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 05
作品の枚数は,30点。それぞれにタイトルではなくて,ナンバーがふられているのは,ストーリーとして写真を見てほしいからとのこと。でも,ホントはタイトル,あるみたいです。

あ,プリント,とても綺麗です。

何周もしていると,写真が違って見えてきます。
例えば,ここに,人がいて,手で顔を隠している…なんてイメージが,段々浮き上がってくるような不思議な感覚。
静物写真のような「ものを撮りました。」という写真ではなくて,伊藤さんの心の中にあるイメージを,写真で作り上げる感じかな。なので,その写真を撮ったときの彼の「心象」「感覚」が垣間見られるような写真たちです。
隅々まで,じっくり観ると,その度に新しい発見があるかもしれません。

あ,
No.10の"0"が塗りつぶされているのは,なにか意味があるのか,聞くのを忘れました。
誰か聞いておいて下さい。

ちなみに,僕が好きな写真は,No.25です。
被写体は,物悲しいものなのですが,わかりやすくて,美しい。

動物とお話できるのですか?と聞いたら,「できません」という答えでしたが,最終的にはやっぱりお話できてるんじゃないかと思いました。
ただし,ものすごい枚数の写真を撮ってます,動物と対話できた確信が持てるまで。

撮りたい写真のイメージがあって,背景があって,被写体があって…,作り込むようにシャッターを切っている,そんなお話も伺うことができたのは,僕にとっても収穫でした。

伊藤公一 Koichi Ito "HOPE" 08

心や気持ちを,写真にこんなに出しちゃって,大丈夫なのかな?ってくらい,伊藤公一さんの思いや内面が,描き出されている写真です。もちろん,写真をどう解釈するかは,写真がプリントされて展示された時点で,観る人の解釈に任されるところはあるのですが,それをガイドしながら彼の思いにたどり着くような仕掛けも写真にあるようです。

伊藤さんの,美しくて,儚くて,優しい気持ちになれる写真たち,ぜひ,じっくり観て欲しいなと思います。

12月27日(日曜日)まで。

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