「高山昭和館」を，飛騨高山の旅の目的地にしてもいいと思う。

旅館においてあったフリーペーパーの高山ガイドブックで「高山昭和館」の100円引きクーポンがついていたので，あまり期待することもなく，時間つぶしになるかな？と，ちょっと行ってみることに。

そしたら，もう，ここ，スゴすぎる空間でした。

入り口を入ると，「レトロ」というにはちょっとまだ早いようにも思うクルマが。

ダイハツ･ミゼット

マツダ・キャロル

MAZDAのマークですよ。

トヨタ･パブリカ

スバル 360

ね，スバル360なんて，ちょっと前まで走っているのを見かけたような気がするんですけれど，すっかり見なくなりました。高山で見ることになろうとは。

エントランススペースが，このクルマと，駄菓子屋さんになっていて，ここは無料で見ることができます。

入場料を支払って，中に入ると，もう，そこは文字通り「昭和」の路地裏

新横浜にあるラーメン博物館でも，ちょっとレトロな昭和の雰囲気を味わえますが，ここの年期の入り方というか再現へのチカラの入れ方は，「神」レベル。

あ，秘宝館じゃないですけれど，ちょっとしたお遊びも。

「まわりぶろぐ」の読者さんだと，

街の写真屋さん，

カメラ屋さんなんてあたりが，すごく気になるのでは？

まだ使っている人，いますよね。
ほとんどが日本製のカメラでした。

こういうときにフィルター持っていればいいのに，持ってませんでした。

写真館の中の全体像は，こんな感じでした。

これじゃないけど，ボーリング場などで見かけた，お金を入れると1本だけ取り出せるようになる冷蔵庫，ありましたよね。

こんな感じの定食屋さんは，下町のどこかにまだ残っていそうな気がするのは，もう幻想かな。

ポンパくん

ビクターのわんちゃん。瀬戸物でできた小さいの，まだ探せば出てくるかな？

赤ちゃんをあやすネジで巻くこれ，なんて名前なんでしょう？
音まで聞こえてきそうです。

とくに興味深く見られたのは，「街のお医者さん」エリア。
オートバイで往診に行くお医者さん，まだいるかな？

懐かしい滅菌器

なんだか，知ってるものも（笑）。
というか，基本的に変わってないもの，多いですな。

架工歯なんて言葉，まだ使うのかしらん？

オンレイ（アンレー）

ベニア冠ですよ。
金箔充填なんて，やったことありません。見たことはあるけど。槌打圧接！

理髪店，

レコード屋さんでは，

郁恵ちゃんに，

百恵ちゃん

レコードプレーヤーというか「蓄音機」に近いですな，これは。

時計屋さん，

館内に２つほど，ジュークボックスがありましたが，まだお金を入れて動くようです。

教室

机は，こんな風に開くものも，使ってたような気が…

タイプライターと言えば，オリベッティでしたよね。
「レッテラ･ブラック」まだ，家にあるんじゃないかな。

いろり端，

タバコ屋さん

普通の民家とちゃぶ台。

消費が美徳とされた時代のものが，これだけきちんと残されている場所は，もうあまりないのでは？

僕らがいつの間にか失ってしまった「昭和」がここに。

昭和育ちの人なら，確実にハマる場所です。

気がついてみたら，もう昭和が終わってからもうすぐ30年になるんですね。
その前の60年近くが昭和だったわけですが，懐かしく思うわけです。

想像した以上に「昭和」な場所でした。
「高山昭和館」を，飛騨高山の旅の目的地にしてもいいんじゃないかと思いますよ。

飛騨高山観光に超オススメです。

こんなところがあることに気がついて良かった。

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