PENTAX K-S2と18-135mmで,上高地を快適にネイチャートレイル。(バスツアー)
宿泊したのは,白馬八方尾根スキー場まで徒歩5分のところにある白馬八方温泉 アルプス荘。
それでもさすがに夜中の到着だったので,出発は,チェックアウト時間の10時に。
後から思えば,まぁ,もう1時間早くしてくれて,上高地での滞在時間を少しでも長くしてくれれば,もっと良かったのに…と思いつつも,この日も,山の天気を考えると,やや不安定なお天気との予報。
お風呂は,天然掛け流し(循環)で,無色透明の肌に優しいアルカリ性単純温泉。
ちょっとぬるっとしたお湯で,たしかにアルカリ性っぽいですね。一肌むける一歩手前くらいな感じ。
良いお湯でした。
昨日は,わりとタイトなスケジュールだったので,半日ほど,なにも食べてなかったので,朝ご飯,美味しくいただきました。とくに,今日のお昼もいつ食べられるかわからないので,ご飯はお代わりしましたよ。
自家菜園の野菜や地の素材を使った料理が自慢の宿のようです。
いろいろ旧式なところはありますが,寝るだけ+温泉+朝ご飯なら,必要最低限そろった宿泊施設です。
で,バスは,白馬から上高地へと向かいます。約1時間半から2時間ほどの行程で,途中,安曇野のアートヒルズミュージアム(ここ,けっこう良かった!)で休憩を入れながら,1500mの高地へと徐々に上って行きます。
「上高地」って,どこ?なに?ってヒトは,
公式プロモーションビデオを,どうぞ。
で,バスは,うまくできていて,歩きたいヒト,それほど歩きたくないヒト,ほとんど歩きたくないヒト用に,3カ所のポイントで,下ろしてくれるようになってました。ま,事前に添乗員さんからお話を聞いておいて,自分の体調や脚力に合わせて,降車ポイントを決められるのはいいですね。集合場所は,上高地の河童橋からすぐ近いバスターミナルの1カ所。なので,最終的にそこにみな再集合するカタチになります。
僕は,しっかり歩きたかったので,集合場所から一番遠い大正池のポイントで,降りました。
ここ,まず,公衆トイレの前からの眺めが,ちょっと良いので,立ち寄ると良いです。
綺麗な水をたたえた大正池
「魔の池」とも呼ばれる大正池。とても幻想的です。朝,夕の景色も眺めてみたいですね。
向こうに見えるのは,焼岳。この焼岳の噴火でできた当初の湖面積は3.9平方キロメートルもあったらしいのですが,これは現在の2倍以上の大きさなのだそうです。あと数十年すると,土砂の流入のために縮小が続き,この池はなくなってしまうとも言われています。
水面上の立ち枯れの木々は,昭和初期には2千数百本を数えたといいます。
大正池は1915(大正4)年6月6日の午前に突然あらわれた池なのだそうです。
焼岳が大噴火をおこし,その際に噴出した多量の泥流により梓川がせき止められてできました。
上高地のネイチャートレイル(自然研究路)は,万人向け。
お天気が良ければ,高低差も少なく,道幅もあって,良く整備されているので,気軽に楽しめます。
時々立ち止まって,PENTAX K-S2とsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRの防塵防滴な組み合わせで,写真撮影を楽しみながら,ゆったりと歩を進めます。
空気が,風が,光が,すべて気持ち良いです。
ホントに,大正池は,あと数十年(十年という話も)すると,なくなっちゃうのかな。
だいぶ,景観も変わっちゃうだろうな…。
散策している最中も,道をメンテナンスしてくださっている人たちに,何度も出会いました。
こういう不断の地道な活動が,上高地を,良い状態に保ってくれているのですね。ありがたいことです。
上高地は,山地帯(落葉広葉樹林帯)と亜高山帯針葉樹林の境界線付近の高度に位置しているため、ブナ・ミズナラ・シナノキ・ウラジロモミ・シラビソ・トウヒなど,両者の森林の要素が混在しています。
上高地の「上(かみ)」は,もともと「神(かみ)」だったそうです。
ヤナギ類やカラマツを中心とする河川林や湿原が広がり,豊かな植生で知られています。
そうそう,上高地へ向かう長野県道24号上高地公園線は、通年でマイカー規制が行われているため,一般車は通行できません。なので,ここに来るためには,許可されたバスかタクシーで連れて来てもらうしか,手段はないという訳。
少し,右に道を入ると,これまた水の綺麗な田代池が現れました。
原生林の中に,ぽっかりと広がった草原と湿原の浅い池。
まるで,おとぎ話の絵本の世界に,足を踏み入れたかのようです。
ホテルが見えてきました。
この日は,お天気にも恵まれて,梓川の岸で水遊びをするヒトがたくさんいました。
どれも2,500m級の山です。
霞沢岳と六百山を望む梓川のほとりに,英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)があります。
ちょっと寄ってみましょう。
ウォルター・ウェストンは,上高地の魅力を1896(明治29)年,著書『日本アルプスの登山と探検』で,上高地を称賛し,世界に広く知らしめてています。「楽しみとしての登山」を日本に浸透させた功労者です。
ああ,たぶん,この河童橋で,満足しちゃうヒトが多いんですね,きっと。河童橋といえば上高地,上高地といえば河童橋なのだそうです。
でも,川が近いので,怖いことは全くありません。
ここで,やっとエネルギー補給。
でも,3kmくらいかな,歩いたのは。
穂高連峰も,だいぶ近くに,見えてきます。
芥川龍之介の描いた小説『河童』は,この場所がモチーフに。
河童橋は,上高地バスターミナルから徒歩5分の場所にあります。
子供からお年寄りまで,脚力に合わせて,上高地を楽しめるよう,うまくできているなと思いました。
いつかこの上流に広がる,明神池の方にも,足を伸ばしてみたいなと思いました。
というわけで,諏訪湖の花火から,上高地散策という,ちょっと欲張りな旅行も,これでおしまい。
長らく,写真と記事にお付き合いいただき,ありがとうございます。
また,旅に出られるように,体調とスケジュールを整えて,頑張りたいと思います。
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