紙の良さを再認識!ワコムの次世代型デジタル文具 「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」 #makingideas
2016年9月1日に発表された,次世代型デジタル文具「Bamboo® Slate」および「Bamboo ® Folio」のブロガー向け説明会で,発売前に実際に,このガジェットの新しさを体感してきましたので,ショートレビューをお届けします。
株式会社ワコムとiWireで開催されたイベントです。
ノートに手書きしたデータをデジタルインクに変換して保管や共有ができる「スマートパッド」と呼ばれる製品群のいくつかなのですが,このアナログをデジタルにして保存するタイプの「デジタルペン」,「デジタルペーパー」のようなものって,今までも,何度か「まわりぶろぐ」でもレビューしてきましたが,さすが,ワコム,「次世代型」です。
これまでの「デジタルペン」デバイスやアプリの欠点をほぼクリアした製品になっています。
「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」は,ワコムストア(store.wacom.jp)および一部家電量販店や文具店にて2016年10月下旬以降に販売開始予定。
「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」でできること
メモやスケッチを,好みの紙に書き込み,Bamboo Slateでデジタルファイルに変換,iPhoneやiPadなどモバイルデバイスと同期できます。モバイルデバイスがなくても,最大 100 ページ分の内容を,本体に保存できます。
Bluetooth対応の iOS または Androidデバイスで,Wacom Inkspaceアプリ を使えば、メモやスケッチの整理・編集・共有をおこなうことができます。
Wacom Inkspace App
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
Bamboo Slateは用途に合わせて,
A4/レターサイズ,
もしくは A5/ハーフレターサイズの2つのサイズがあります。
Bamboo Folioは,保護および整理用のカバーが付いたダークグレーのフォリオ型。ちょっと大きめで,iPad Proなどの大きめのタブレットを一緒に挟むこともできます。
「Bamboo Slate」で書き込んだ文字を,
テキストデータに変換して,そのまま,drop boxやevernoteへと送ることもできます。
また,これは,アプリの方がメインになりますが,遠隔地(でなくてもいいけれど)のヒトと,各自のタブレットをホワイトボードのようにして,アイデアをやりとりすることができます。
電話で言葉を使ってもどかしさを感じながら説明するより,これがあると,意思の疎通がかなり簡単にできますね。
実際に,「Bamboo Slate」を使って,紙に書き込んだものを転送デジタル化する部分を,僕もやってみました。
メモパッドをスレートと呼ばれる板の上で使います。
メモパッドとペンは,スレートに挟み込むことができます。
スレートの電源をオンにして,専用のボールペンでメモパッドに書いてボタンを押すだけでデータ化されます。
実は,このメモパッド,専用のものでなくてもいいので,
いただいた1枚の資料を,メモパッドの上に置いて,
「Bamboo slate」と書き込んでみました。
これでよければ,
この転送ボタン(電源ON/OFFボタン)で,転送。
iPadに,
転送されました。
おお,これだけでも,便利。
専用の紙を使うタイプだと,どうしても紙をセーブしたくなるのですが,Bamboo Slate/Folioなら,専用の紙ではなくて,そのへんにある紙を,スレートの上に置いて書き込んでもOK。
これは,お手軽!
テキスト化される文字認識も,とくに枠や行に従って書く必要も無く,多少斜めに書き込んでもきちんと認識されます。
この自由度がいいですね。
タップで,拡大表示できます。
実際に,Bamboo Slate/Folioに書いているさまを,タブレットにリアルタイムに表示する「ライブモード」もちょっと楽しくて,実用的です。
基本的には,紙に書いたデータは,本体にいったんセーブされます。モバイルデバイスに転送されると本体内のデータは自動的に削除されますが,モバイルデバイスに転送されると同時にワコムのクラウドサービスにもデータを保存できるようになります。
1枚の紙に書き込んだデータは,それぞれのタイミングでセーブして,別々のデータとして保存されますが,あとで,1つにまとめる(合成)すること,分割することもできます。
このへんも,よく考えられています。
モバイルデバイスで,取り込んだデータに色やマーキングを加えることもできます。
これ,仕事でも使えそう!
僕の場合,患者さんの前で,絵を描いて渡すことがあるのですが,
自分が描いたものは,手元に残したいと思うこともあるので,ちょっとコピーしたくても時間がないときは面倒なので,そのまま紙を患者さんに渡してしまって,あとで,見直したくなってもできない…ということもあるのですが,Bamboo Slateを使えば,絵を描いた紙は患者さんに渡してしまって,デジタルデータは自分の方に残すこともできるのと,それをまた,ちょっとまとめ直したりして,患者さんがまた来院されたときに,「先日の件ですが…」と,再度,お話をつなげることも可能だったり。
特に、歯並びの絵を描くのはちょっと時間がかかるので、あらかじめこれを印刷した紙を用意しておいて、これをBamboo slateの上において、追加で絵を書き込むのとか、かなり便利そうです。
今までのデジタルペンデバイスは,紙とペンが専用品で,そのための縛りが,便利なんだけど,使いづらさにもつながることもありましたが,この「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」は,自由度が高く,紙は専用品でなくてもいいので,(スレートの上の紙の厚みは8mmまでは対応するというお話でした)気軽に書き込むことができるので,紙の良さを活かしてデジタル化することができるのはありがたいですね。
ワコムの,とくに大きさ的には「Bamboo Slate」,発売されたら,また使ってみたいなと思います。
【ワコム】スマートパッド Bamboo Slate small(A5対応)ミディアムグレー ボールペンで好みの紙に書いて、デジタル形式のメモを作成 CDS610S
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