第98回草月いけばな展 「花は、私になる。」
創流90周年記念草月いけばな展「花は、私になる。」が日本橋髙島屋で開催されたので,今年も見てきました(10月31日までで,すでに終了しています)。
いけばなの未来におもいを繋ぐ記念展ということで,いつもよりもさらにダイナミックで心惹かれる作品が多かったように思います。写真は,すべて(都合により)iPhone 6Sで撮影。
上の写真は,90周年記念ということで,初代家元・勅使河原蒼風さんのオブジェ「汽関車」(1階正面ステージ),1階6面のショーウインドーに3代目・宏さんの書と陶作品,そして8階に2代目・霞さんの作品を再現して展示されていました。
二代目・勅使河原霞さんの「歓喜祭」(8階会場/再現:竹中麗湖さん)
植物のある部分を抽出していけたものを,複数組み合わせ,構成したものを,草月では,「ミニアチュール」と呼んでいるそうです。
「ミニアチュール」は,元来,中世ヨーロッパの写本の挿絵や装飾絵のことを意味しましたが,現在では,綿密に描かれた小品画をさすようになっているとのこと。
初代の勅使河原蒼風が,この小さな世界をいけばなに持ち込み,最初に始めた人物。この繊細で美しい世界を広めたのが二代目の勅使河原霞とのこと。
迫力のある割竹に,苔梅,桐,いいぎり,ピラカンサ,あせび,淡いピンクのまゆみ。
四代目家元の茜さんの作品です。
今回,作品とともに,ぐっときたのが,壁に書かれた,歴代家元の「お言葉」
『ただ,目で見るだけでは,駄目なのです。いけばなというのは,心でいけていただかなくてはいけない。』
写真を撮るときもそうだよね。
その他にも,
『いけばなに形をあたえてはいけない,いけばなはその時代時代にその形を新たに持つものである』
『花は美しいけれど,いけばなが美しいとはかぎらない。花は,いけたら,花ではなくなるのだ。いけたら,花は,人になるのだ。』
『なぜもっと楽しまないのか,なぜもっと豊かにあそばないのかと,くり返しくり返し,問い続けていきたい』
で,今回のいけばな展の「花は,私になる。(The Flowers becomes me.)」が,活きてきます。
自分の作品作りの時にも,この言葉たちを思い出していこうと思います。
で,
一つ一つの作品は,今どきのスマホの「縦位置」で撮影するのに便利ですが,作品によっては,かなりダイナミックで大きなモノもあり,作品展は撮影禁止ではないので,けっこう人気のある作品の前では,ヒトが群がっていたりして,でも,その人たちより前にでると画角が収まりきらなかったりと,広角のレンズが欲しくなります。
こんなときに,パチンとスマホにクリップするだけで,広角効果で撮影ができるコンバージョンレンズがあります。
これを使うと,上の写真が,同じ位置から撮っても
こんな風に,1枚の画面に収まるようになります。
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