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小田原にはブレないハロウィンがある!「ハロウィン in 竹の花」インタビュー

Takenohana-Halloween2016

今年で,すでに12回目を迎えた,「おだわらハロウィン in 竹の花」。今年も3,000人以上の参加者が集まったという,商店街のハロウィンとしては老舗の,小田原・竹の花商店会の皆さんに,ハロウィンの取材をこちらからお願いして,快く受けていただきました。

Odawara Takenohana Shopping street

すでに12月でしたので,竹の花の通りにハロウィンの痕跡は,もちろんすでになく,可愛らしいクリスマスのイルミネーションが始まっていました。今年の10月29日(土)にも,この,「竹の花通り」の「パーキング・イシダ」をメイン会場とした「おだわらハロウィンin竹の花」が開催。


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竹の花商店会では,毎年,ハロウィンの他にも,夏祭り,歳末市,クリスマスなど,季節を彩るさまざまなイベントや催しが開かれています。中でもハロウィンにかける思いや賑わいはとても素敵で,一度,ハロウィンのイベントを見学に行ったことがあるのですが,これぞ,「商店街のハロウィン」と感銘を受け,「まわりぶろぐ」や「ハロウィン・ジャパン・インフォ」でも,竹の花のハロウィンを微力ながら告知などで毎年応援させて頂いています。

いつか,きちんとした形で,お話を伺いたいなと思っていたところ,ハロウィンイベントの際のコアメンバーに集まっていただける機会を作って頂きました。

○「最初は,どんな感じで,ハロウィンを始めることになったのでしょうか?」
「このままでは竹の花の商店街は,なくなりますよ」とコンサルタントの先生から脅されたんですよね。で,「ハロウィンを始めてみては?」との提案を受けて,手探りで始めました。その時に,参考にさせてもらったのが,「ハロウィン・ジャパン・インフォ」のサイトです。「歴史のある小田原にハロウィンは似合わないのでは?」と半信半疑で始めたのも,今では懐かしいくらいに参加者が増えて,小田原を代表するイベントになりました。

3年くらいで,なんとか300人くらいの参加者が集まるようになったのですが,そこまでの苦労は大変でした。
小田原の保育園,幼稚園に「ハロウィンin竹の花」のポスターを貼ってもらい告知。それと同時に園児にハロウィンの絵を描いてもらって,それを参加商店の店頭に飾らせてもらったんです。すると,園児と保護者の方が,ハロウィンの前から,その絵を見に来て下さるんですよね,で,ハロウィンイベント当日も,ハロウィンに参加してくださるように。
今も同様で,絵は展示させてもらうだけでなく,きちんと全て台紙に貼って,それぞれの園児にイベント後にお返しするようにしました。これをくり返すことによって,竹の花商店会のハロウィンの信用を培っていきました。お寺さんが運営する幼稚園でも,だんだんと反応が良くなり協力的になり,今では「ハロウィン,楽しみにしてます」と言われるくらいなんですよ。宗教はあまり関係なくハロウィンは楽しんでもらえますね。

Mr. Haga
夢國籍居食屋ヴァンパイアのオーナーシェフで,ハロウィンイベント大会会長の芳賀充さん
これまでのハロウィンの写真や記録を詳細に記録されていて,飲食店を経営される前は大手企業にお勤めで,「数字は得意」とのことで,ハロウィンなどのイベントの実績を積み上げていくために,過去のデータや分析も重要だと言われます。今回の取材も「ヴァンパイア」に皆さん集まっていただきました。


○今年の小田原のハロウィンは,竹の花商店会だけでなく小田原駅前の8商店街が共催。ここまで竹の花商店会のハロウィンが大きくなったのは,なにが決め手になったのでしょうか?

ハロウィンは,観て楽しむものではなくて,参加して楽しむものなんです。来てくださるお客さんだけじゃなくて,主催者側が参加できるのが良かったのではないでしょうか。(冒頭の写真は,竹の花商店会のオフィシャルページにあるハロウィンの写真ですが,仮装だけ見ると,誰が参加者で誰がスタッフだかわかりませんよね)

ハロウィンを12年続けていくことで,「【竹の花】は、いつも何かやってる」という印象を小田原に根付かせることができました。ハロウィンで知名度が上がりましたね。売り上げはあまり変わらないんですけれど(苦笑)。

Mis. Hiyama
WE21ジャパンおだわら代表理事の檜山智子さん。小田原の市民の皆さんからの品物提供(寄付)やボランティアの手で運営されるリサイクルショップを運営されています。収益金は,アジアの女性たちの自立支援活動にあてられているとのこと。

竹の花のハロウィンは,遠くは,埼玉,栃木からも参加者が来るイベントになりました。現在は,30件の商店がハロウィンに参加されるようになりました。参加者のお客さんの仮装のアイデアもバラエティにとむようになり,年々華やかに楽しく,安全にイベントが行われています。

ハロウィンを続けるためには,「ぶれないコンセプトで続けること」とのこと。
儲けるためにハロウィンをやるのではなくて,お客さんに楽しんでもらうことが第一。
リターンは,お金では得られないものが返ってくるのが,長く続けるとわかってきます。

○歴史のある小田原で,ハロウィンを続けることの意義って,なんでしょうか?

東京の地名って,実は,小田原に起源があるものが多いのって,ご存知ですか?
歴史のプライドだけではなくて,ホスピタリティが小田原が誇れるものなのです。
この小田原のハロウィンを支えるスタッフも12年続けていると,子供だったときに参加してくれた人の中から出てきてくれるのを期待しています。

Mr. Mochizuki
パキスタン・ペルシャ・インドの手織りじゅうたんやインテリア用品の「くまきん」の望月昇さん
ハロウィン・ジャパン・インフォとのやりとりも,ずっと望月さんを通じて,ご紹介させていただいています。

小田原のハロウィンが,毎年土曜日に開催されるのは,やはりお客さんが来てくれやすい曜日で,店舗も開いている日を選ぶと,土曜日になるとのこと。できれば,ハロウィンに参加されたファミリーが夜まで楽しめるハロウィンにしていきたいとのことでした。

ハロウィンの日を,一年の感謝の日と位置づけて,商店会の「打ち上げ」的なイベントとしても捉えているとのこと。
いいですね,その心意気。惚れ込みます!

実は,竹の花商店会のハロウィンは,メイン会場となってきたパーキングがなくなり,別の建物が建つ予定で,来年のハロウィンは,これまでと同じ場所で,同じように開催することができないとのこと。
12年続いたハロウィンがなくなってしまうの?と心配したところ,今年も参加した小田原の商店街が「連合」して,ハロウィンを開催する予定があるとのことでした。

もちろん,スタンプラリーなど,竹の花のハロウィンは続いていきますが,小田原のハロウィンは,どうやら,ますます大きくなっていくようですよ。まだ具体的な話はできあがっていないようですが,2017年の小田原のハロウィンは,いまからとても楽しみです。

また,小田原のハロウィンを楽しくにぎやかに存続させるために,竹の花商店会のハロウィンにかつて参加したことがあるような若い人の参加も楽しみに待っているとのこと。

vampire christmas

竹の花商店会のハロウィンイベントメンバーの皆さんには,お忙しいところ,たっぷりと楽しく,わくわくするお話を聞かせて頂き,ありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。小田原のハロウィン,ますます応援していきます!

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