猫とカエルとカラスと妖怪と…「これぞ暁斎!」
絵の才能で,江戸の幕末から明治の混沌とした時代を生き抜いた絵師,河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の展覧会に行ってきました。
ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで,4月16日まで開催中です。
入場料は,大人1400円。
河鍋暁斎を知らないヒトでも,日本建築界の基礎を築いたジョサイア・コンドル(Josiah Conder)が弟子だったと聞くと,ちょっとイメージが湧くかも。ジョサイア・コンドルは,重要文化財のニコライ堂や綱町三井倶楽部,鹿鳴館などを設計した人物で,ジョサイア・コンドルは,暁斎に日本画を習い暁英の号を授けられています。
浮世絵,西洋画,仏画や山水画,戯画や風刺画まであらゆる技法や主題に精通し,これも暁斎?と驚かされるほど多彩な絵が今回の展示会でも見ることができます。
モチーフは,猫,カラス,カエル,妖怪,鬼,鍾馗さま,春画(ここだけコーナーがちょっと隔離されているのが面白かった)…,見飽きることがありません。
暁斎は,筆の早さでも知られていますが,丹念に描かれた絵の精緻さにも心を惹かれました。
日曜日の昼間でも,混雑具合はほどほどで,十分楽しむことができました。
猫とカエルとカラスと妖怪が好きなヒトは,ぜひ。
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