「ご近所のぜいたく空間ー東京の銭湯とペンキ絵ライブ編ー」
「ご近所のぜいたく空間ー東京の銭湯とペンキ絵ライブ編ー」
3月18日(日),東京都文京区根津の藍染大通りで,銭湯絵師の丸山清人さんによるペンキ絵のライブペイントが公開されました。主催は,東京・文京区「月の湯」営業終了時にも見学させてもらった文京建築会ユースの皆さん。
「富士山のペンキ絵ライブペイント」(絵師:丸山清人)
会場:藍染大通り、地域サロン「アイソメ」(文京区根津2-34-23)
講師:丸山清人(ペンキ絵師)、町田忍(庶民文化研究家)
主催:文京建築会ユース
協力:藍染こども広場,アイソメ,多治見モザイクタイルミュージアム
丸山清人さんは,御年82歳。現役の銭湯絵師として約60年間も銭湯で背景画を描いていて,現在でも年間20枚を手がけています。
二時間ほどで,できあがるところまで見学することがで来ました。
いやぁ面白かった。
4色+白のペンキだけで,こんなに色豊かで鮮やかな絵ができあがるのも感激だし,職人の端くれの僕からは,色の塗り方,作り方が,とても興味深く,ああ,同じ考え方でやっているなと思われることも多々あって,美術の勉強って,ちゃんとし直そうかなと思ったくらい。
刷毛の使い方も驚きの連続で,力の入れ方,ペンキの量で,叩くように,払うようにして,松の細かい枝振りを表現していくのも見事でした。
絵なのに,とても立体感,遠近感があって,で,写真をとる人ならわかると思うけど,ちゃんと左から光が入っているのもわかる精緻さ。
さらには,空の青と富士山の青,海の青,全部違うんです。で,青をよりリアルに見せるために濃淡だけでなく「赤」を加えているなんて,ね,カメラ好きなヒトには,たまらないでしょ?
次に銭湯に入った時は,きっと富士山の背景画を見て,ああ,この絵はこうやって描かれているんだなって,思わず長湯してしまいそうです。
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