店名に偽りなし！プライム過ぎるプライムリブ！秋葉原・「PRIME RIB 禅」

秋葉原に美味しいプライムリブを食べさせるお店ができたと聞いて，友人と行ってきました。
「え？秋葉原？」って思いましたが，「プライムリブ」と聞いたら，もうワクワクしちゃって。

プライムリブというのは，簡単に言うと，ローストビーフの高級版。
僕にとっては，ちょっと懐かしい響きもあるキーワードなんですが，その話はまたそのうち。

お店は，秋葉原のメインストリートに面したビルの6階にあります。

エレベーターを降りると，こんな「和」のエントランス。

「禅」の暖簾をくぐって店内へ。
綺麗で落ち着いた雰囲気のお店ですね。

お箸と，

フォークと，切れ味良さそうなナイフがセットされています。

このPRIME RIB 禅では，4種類のクラフトビールが飲めるようになっているので，

Far Yeastブルーイングの「Tokyo White」を。

とても綺麗に注いでくれます。泡も綺麗ですね。
飲み口は，ドライでシャープ，爽やかなホップと柑橘系の香り。

お通しは，

香りのよい，いろいろなお豆の胡麻和え。

と，ちょっと珍しいコーヒーの味付けの，

花豆。甘くてお菓子のようでもあります。

続いて運ばれてきたのは，

メニューでは，「黒トリュフ香る白い卵焼き オランデーズソース」なのですが，
「今日は，黒トリュフが入荷しましたので，」と，「白トリュフ香る白い卵焼き オランデーズソース」に。
いや，白い卵焼きってだけでもびっくりなのに，トリュフですよ。さらに白トリュフは，産出量も流通量が極めて少ないレアな高級食材。

さっそく食べてみます。

うわぁ，香りがすごい！芳醇な香りが口の中に広がります。

で，出汁もきいてて，白い見かけなのに，濃厚というギャップ萌え。

続いては，「有機野菜の冷たいチーズフォンデュ 白みそ仕立て」
え？冷たいフォンデュ？って思いますよね。

フォンデュの具は，安納芋，ベビーコーン，ヨモギの生麩，エビなどなど。
彩りも豊かですね。

で，これらを冷たいチーズの中にディップ

野菜の美味しさがより引き出される仕組みですね。チーズフォンデュが白味噌仕立てなのもミソですね。
冷たいフォンデュなんて初めてですが，これまた，美味しい。
ちょっと楽しくなってきちゃいました。

このPRIME RIB禅は，ジビエの鹿もやっていて，こちらは，「伊賀鹿の塩唐揚げ」。
鹿というと「エゾ鹿」のお肉の方がポピュラーですが，味を食べ比べて，より風味のある「伊賀鹿」を選んでいるとのこと。流通量もエゾ鹿より少ないので，いつも食べられるメニューではないそうです。
お肉がとても柔らかで，またびっくり。鹿の香りとちょうどよい塩梅の塩加減の唐揚げ。臭みは全くありません。

ビールは，「ジャズベリー」に。スプリングバレーブルワリーのフルーツ系。
酸味とフルーティさとほのかな甘みのあるクラフトビールです。

で，冒頭の写真の「和牛ローストビーフ雲丹のせ」です。

これはたまらない組み合わせ！

九州の，少し甘みのある醤油と合わせます。
中に玉ねぎを巻いてあるので，意外とあっさり食べられます。
で，これは，ぜひ，これはワサビをつけて。とてもおススメです。

さて，そろそろお待ちかねのプライムリブが登場！の前に，合わせるワインをきめちゃいましょ。

スペインの赤ワインです。

フルーティでシャープ，旨味たっぷりの赤。

さて，メインのお時間となりました。

プライムリブが，しずしずと運ばれてきました。
うわ，こ，これは，美味そう！

スタッフさんが，目の前で切り分けてくれます。
和牛のウェットエイジングの熟成肉です。

せっかくなので，これは動画も。
ね，柔らかさが伝わってきますよね。

この大きさで，5kgくらい。プライムリブは9キロくらいの塊で焼き上げるそうです。
焼くと行っても，焼きの温度は，90度。お肉の中心は70度を超えないように丁寧に丁寧に手間と時間をたっぷりかけて調理された，まさにプレミアムなプライムリブ。

お皿の温度も70度になっているんですよ。すごいな。

どーん！とプライムリブ。
これは，「レギュラーカット（180g）」。
「レディースカット(100g)」と，「プレミアムカット500g」も選べます。

そのままで食べても，肉ほんらいの味を楽しめますが，

さらに，旨味を引き出す仕掛けが，

にんにく醤油の自家製ソースや，

タマネギをじっくり飴色になるまで煮詰めたもの，

ワサビもあります。

宮古島の雪塩も。たしかに，これ，お肉との相性が良いですね。

さらには，「塩昆布」も。
これ，思いついたのは，すごいですね。
昆布の旨味と肉の旨味，相乗効果で，口の中に味わいが広がります。

で，この雪塩と甘みのあるタマネギを煮詰めたソースの組み合わせは，お店のスタッフさんのオススメ。
簡単に言うと，甘塩っぱい味付けになるのですが，これがまた複雑濃厚な味わい。

とにかく，どれで食べても美味しいのは，お肉本来の旨さがあってこそ。プライム過ぎるプライムリブです。

プライムリブの旨味ととろっととろける食感や，肉汁，香り，最高のお肉を最高のコンディションで食べさせてもらいました。いやぁ，楽しいし，美味しいし，え？ここ，ほんとに，秋葉原ですか？

うう，あと，もう1枚食べたくなったけど，もうお腹いっぱいになりつつあります。

〆でお願いしたのが，「RNG」。
「RNG」とは，「R（卵黄），N（のせ），G（ご飯）」
黄身で，卵かけご飯が成立するとは！
この黄身がまた濃厚！

さらに向こう側に見えるスープは，さきほどの和牛プライムリブでダシをとったスープ。
RNGに，プライムリブに付いてきたニンニク醤油を少しかけても美味しい。
ああ，これは，贅沢。

デザートは，とても綺麗な

「華の朝露」。

ぷるん，つるんとした透明なゼリー状のスイーツです。「水信玄餅」とも呼ばれているそうです。
ソースは，ジャスミンティーのシロップがけ。
華やかな花の香りとあっさりした甘みで，お腹いっぱいになっていたはずなのに，するっと入ってしまいました。

ああ，美味しかった。

秋葉原って，意外と「肉オシ」のお店が多いような気がするのですが，どこも秋葉原的な感じで，この「PRIME RIB 禅」のように，銀座や赤坂あたりにあっても不思議ではない内容とクオリティで，ネオジャパニーズなお店が秋葉原にあるというのは，便利だし，たぶんインバウンドの肉好きなお客さんとかも，これから増えそうな予感。

秋葉原で美味しい料理とお肉が食べたくなったら，「PRIME RIB 禅」をまず思い浮かべるようになりそうです。
また来ますね。

ごちそうさまでした。

PRIME RIB禅

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